ストラトキャスター レストア中 その3

ウレタンを使おうと思っているのであんまり気温が下がり過ぎるとできなくなってしまうので、今日の内にやってしまおうと、部屋の角に塗装コーナーを作って、ギターをぶら下げて塗ることにした。

塗装の続き

塗装の準備ができ、マスキングも済んだ。
工具箱には、400~800番までやすりもあったので、対応可能。
どのぐらい重ねられるか試したことのない塗料だが、最低でも2回は塗りたいので、恐る恐るやってみた。
塗装の缶にかいてあるのは、20,30分で上塗り可能

60分初期硬化
78時間硬化とある。

一回目の塗装から約2時間経過し様子を見ると、結構乾いているので、軽く水やすりで調整してみようとかけてみた。
800番の水やすりは吸い付くようにギターのボディを擦る。
ほんのわずかに、手にざらついた感触が伝わってくる。
これが消えないときれいな塗装にならないと、よぎった。

しかしもう遅い。
シーリングの時点でこれに気が付いていなければならなかった。
自分の性格がでてしまった。
800番のやすりをかけ続ける。
やすりがけは、本当に精神を無にしてくれる、素晴らしい作業で、なにも頭によぎらない。
不思議ね。

たしかに初期硬化だけあって、水やすりで削りやすいし、漏れたところにも水やすりで落ちた濡れた粉が乗っかって埋めてくれた。
完全硬化前にいろいろやると、塗装が剥げてしまうので、無理をしないようにね。

Dou demo ii Hanashi

ジミー ヘンドリックスがいいとか言ってる奴。
パープルヘイズのレコードを買って、友達にあげたが・・・返された。
今一、ジミヘンの人気が無い。
私も、レコードを聴いただけで良さが全く分からなかったが、2曲だけいいと思っていた。
雑誌などでジミヘンはいいなどと言っているのが、何なのだろうと・・・。
単なる好みの問題なのか?

当時、映像は入ってこない。
夕方のギンザNOWに3分程度の洋楽コーナーがあって、そこでチープトリックなどを知った。
ジミヘンの面白さは、大人になって、ライブの映像を見た時に分かった。
彼らは、決め事の演奏よりも、ライブの雰囲気で演奏を伸ばしたり変えたりしていた。
つまり、彼らのライブを見たことが無いのに、ジミヘン最高と言ってた人は、うそぶいていただけだったと思っている。
3人のバンドなのに、演奏が止まらず、また一人二人抜けていても繋がっているのをみて、驚いた。

確かにお客も楽しんでいる。
これがROCKなのか、と白人の為の音楽をやっと背景から見えてきた瞬間でもあった。
そこがつながったおかげで、リッチーブラックモアがジミヘンのパフォーマンスに影響を受けたと言っており、それがライブの演奏のスタイルに繋がっている事をしった。

このスタイルを知っていると、一部のヘビメタの同じ演奏しかしない外タレが出てきてしまった衝撃はのみこめなかった。当時演奏しないで音源だけかけていたのではと疑われる外国人が,ラッシュの様に日本に押し寄せてきたのだった。
(つづく)