紅茶よりもコーヒーの方が好みだったので、30杯分(60g)とかかれたインスタントコーヒーをほぼ毎週か2週間に一度買っていた。
一日1L近く飲んでいたのは、白湯は沢山飲むと水あたりというか、水がまずくなってくる。味が少しでもついていると結構飲めるので、口寂しいときはよく飲んでいたし、寒いときも体の芯から暖まるので暖かいものを飲むのが好きだった。アイスコーヒーはそれほどでもない。年令が上がってきたら、冷たい飲み物は体が冷えて活動力が弱まる感じを受けていたので、朝など特に温かい飲み物で体を起こしていた。
そんなある日2024年の先頃、コーヒーに限らず食品全体の値上げの傾向が顕著にお店などで見かけられた。もちろんコーヒーもそれに含まれていた。
30杯で400円ちょいぐらいのインスタントの袋だったものが、店頭から消え、57杯分600円に変わっていた。そしてお得などと書かれていた。
客だましも知らない人なら受け入れても、常連の私には即座にわかった。
日本人なら、理由を説明して、納得できればその会社を見捨てたりはしないが、嘘を平気でついて強制的に現状変更するような奴とはだれがつきあうのだろうか、当然人が離れていくであろう。
それが、直接つながりのない商品を通した人と人の関わり合いであっても同じ事。
他の会社は値上げだけでおかしなPOP戦略をとっていない。
マーケティングを勉強してきた私にとってこのようなやり方は気に入らない。
企業が大きくなれば、会社の利益が優先され客を置いていく。それをマクドナルドやセブンイレブンなどは広告ラッシュとスティルスでつなげてきた。この様な会社を私は見切っていく。
だから、買うのをやめた。
他に飲み物はいくらでもあるし、他のメーカーのインスタントであってもこだわりはない。
現代2000年頃の社会の「売れれば正義」はもうすでにオワコン化して、元の日本に戻りつつある事を感じてマーケティングを行わなければいけないが、それは企業の会議のプレゼンでは有効にならない。そして、企業は落ちぶれていくのだ。