ストラトキャスター レストア中 その1

ギターのストラトキャスターがあったのですが、もう何十年も前に買ったやつ。
当時、ギター改造がはやっていたので、自分もルカサーモデルにしようとしたのです。

押し入れのギターが気になった

真っ赤なギターに塗装し直して、ゴールドのピックカバーをつけて、ボリュームのノブなども買えて、トレモロユニットの仕掛けやマイクなど色々いじってしまった。
思い出してギターケースを開けると、それは、ちょっと悲しい感じになっていたので、レストアし直そうと、考えたのです。
akagita - ストラトキャスター レストア中 その1


塗装やり直してみようと決意

まずは、パーツをはずす。
ネジの頭も錆びかけて、回りずらくなっている。
ネジも買い直そう。
まずは、全部はずして、磨き直すことにしました。
モデルはトーカイなのですが、当時でも結構いい値段していたのですが、塗装を削ってみると、完全一枚板で、木目のきれいないい材質。

インテリア関係の仕事もしていたので、木材講習なども勉強していたので、相当な材料を見てきたが、かなりいい。
全般的に良い材料であることが判明した。さすが日本製。誠意がある。当時の製造は職人仕事の意識があったせいで物がいい。
パーツ自体もほとんど壊れない。イイネ
今はフェンダーなど高額なモデルでも中国製、塗装をはげば、3枚ひどければ5枚単材の組木に突板を貼っている。下手をすればフィンガージョイントのゴミ剤を2,30万円で買わされている。
多分、ほとんどの人は知らないだろう。

ブランドで買ってしまう人は、商品の本質を見て買う目利きができない人が多いと思っていた時代の人間からすれば、中国製やどこの製品かもわからないギターをありがたがっている人の意味が分からない。お店にとっては素人でも販売できる商品。
メイドインは最終加工地なので、変な場所で作って、最後アメリカの太平洋の州などでパーツをつけてもアメリカ製になる。中国製って書いてあるだけでもまだ正直。

多分この材質でフェンダーが今作ったら、70万~90万の値段になるだろう。
世界の貴重な木材の大きな面が取れるものは激減しているのですから…
インテリアなんてもっとひどい材質になっているけどね。

中国や知らないアジアで作られてイタリアへコンテナ出して、そしてメイドインイタリーで日本に来てるものも、現地で買っても中国製、日本で買っても中国製の家具で、虫がでたり、割れがでたりボロボロ。おのぼりさんや成金が買う定番商品。ちなみに国際展示会で韓国人が買う家具と、日本人成金が買う家具は似ている、ヨーロッパ風のアンティーク調に憧れちゃっているらしい・・・。
(つづく)