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カヌースラローム世界選手権 パリ五輪予選が明日から始まる

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2023年9月19日よりイギリスのリーバレーホワイトウォーターセンターでカヌースラロームの世界選手権が始まります。
この大会は2024年7月26日から8月12日まで開催される予定のパリオリンピックの出場権を賭けた予選会も兼ねているので、選手も国の戦略を出した出場権の獲得戦となり、かなり熱い戦いが繰り広げられることになります。
2023 ICF CANOE SLALOM WORLD CHAMPIONSHIPS 12 – 18 September 2023

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世界のカヌースラローム強豪国は、出場権の獲得はほぼ確定しているほどの強豪選手が集まっています。1国に3人表彰台を独占できるほどのメンバーが揃う場合もありますが、それでも、シートは1つしか獲得できないために、その出場権を獲得してからの国内予選があり得ないほど熾烈な戦いが行われることになり、ワールドカップよりもおそろしい連続週間でのポイント獲得戦がおこなわれ、その獲得ポイントの優勝者が出場することになる、たった1名の選抜をするために、ワールドカップならば表彰台や決勝に残るメンバー達で戦うと言う残酷なレースです。だからこそ、オリンピックに出場した選手は死ぬ気でレースに挑んでおり、予選だからなど手を抜いて調整することなんてしません。まして決勝ではその戦った国内選手に恥じないポジション取りのレースでは無く、絶対に表彰台に上がる、そして金を獲る事以外ありえないと考え戦っているのです。
以前の日本の柔道のようなものですね。

その、オリンピックのシートをまず獲得するために、国の強豪選手が集まってくるのが、このイギリスのロンドンオリンピックが行われたときのコースでもあるリーバレーの最高のコースでれーすをみせてくれます。

リーバレーは、緩急そして水流、複合的な水流まで再現できるコースで、日本の五輪開催時のコースにコレを取り入れるべきだと私は思っていましたが、素人集団の日本五輪協会やJCFカヌー連盟などではこの理解が出来ずに、前回ブラジル五輪の設計者を使い、世界大会に使えないような残念なコースに仕上げてしまったのですが、それを考慮すると、日本のコースの55000倍のイマジネーションを求められるようなコースだと私は思っていますし、世界の新しい設計コースもこのスタイルを取り入れていることでもわかります。

そのようなコースを作れなかった日本に五輪出場の機会を捕まえることを目的としたトレーニングが行えたとは考えづらく、もとから世界で修行してきた選手が、そのイメージをつないでレースに挑むために、かなり厳しい展開が予想されます。
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パリオリンピックの枠はどんなの

現在ボートは1人乗りだけの競技となり、男女とも全て1人1ボートとなります。つまり、1名=1国のシート
カヤック 男子21名、 女子21名 
グローバル予選で 男女各15名が決定。+大陸予選で各地区1名(5名) +ホスト国(フランス 各1名 合計2名)
カヌー  男子17名  女子17名
グローバル予選で 男女各12名 +大陸予選で各1名(5名) +ホスト国割り当ては無し

エクストリームカヤックは国のオリンピックスラロームの出場者上限が3名までとなっているためカヌーやカヤックで出場者がいる場合にはその3名の中に含まれることになります。国の割り当ては最大2名までが出場可能。
カヤッククロス  大陸予選ホスト国割り当て共に無し。ICF国際カヌー連盟が2024年に予選大会を行う予定。

1国あたりのパリオリンピック最大出場者数
カヤック+カヌー+クロスの国割り当て人数最大は 男子3名まで 女子3名まで

世界選手権2023 日本出場予定選手と 注目ポイントメモ

カヤック男子の選手が順決勝へ進出することができるのかを注目しましょう。リーバレーの予選コースもかなりの難易度が予想されます。カレントへのパワー負けしなければ期待が持てますが、カヤックのヨーロッパ勢の壁は厚すぎる。
イギリスのクラーク選手の復活やドイツのアイグナー、スロバキアのカウザー、イタリアのジョバンニもまだまだ健在。その上にチェコ勢のプランディスやプレスカベックに加えて今年はオーストリアのフェリックスもベストな年令になって急激に表彰台を獲得しています。
 同じ強豪国同士の選手の決勝進出はここでは重複はシート獲得でも1にしかならないために置いておいて、いかに上位に「誰かが食い込む」のかが勝負。田中選手もタッセンの結果では世界選手権の準決勝に残れる可能性をもっているし、もちろん武藤選手にも、足立選手にも可能性が大きいといえる。1名だけ突出している国の無名選手よりも上にいることが絶対的に必要な目標であることは間違いない。
今回は舞台が英国のために、英国チームはものすごく力を入れてきている。全ての表彰台を獲得し金メダルを奪いまくる。この盛り上がるステージでいかに自分を出せるのかは強豪選手の目標であるが、弱小新参国であるチームもかなり増えてきており、大舞台での経験が次ぎの次のオリンピックにつながっていくだけに、見知らぬ顔はできない。そして日本は彼ら弱小新参国に追い抜かれ始めている、おしりに火がついていることを認識したレースで次のステップへの道を作らなければ、今までのように何も変わらない。日本選手はプレッシャーを楽しむほどの立場にない。彼らは目の前に銃を突きつけられているのを理解したパドリングを見せなければならない。出来なければパリの道はほぼおわる。なぜなら、アジアは中国だけではない、実際強いのがカザフスタン、ウズベキスタンなどの中東系は日本よりもはるかに強い為に、大陸予選の1席を期待するのは想像を絶する。

 背番号 選手名(敬称略) ()内はレース出場者数
Men’s Kayak
(101名)
52 Tanaka Yuuki田中雄己
50 Muto Yusuke武藤裕亮
29 Adachi Kazuya足立和也

Men’s Canoe
(74名)
56 SAITO Shota齋藤彰太
49 Sasaki shota佐々木将汰
32 Haneda takuya羽根田卓也

Women’s Kayak
(75名)
71 Fujii Naho藤井 南帆
52 Ito Kurumi伊藤くるみ
34 Yazawa Aki矢澤 亜季

Women’s Canoe Heats
(53名)
45 OKAZAKI  Haruka岡崎 遥海
43 MISHIMA Ren三島 廉


資料
https://stillmed.olympics.com/media/Documents/Olympic-Games/Paris-2024/Paris2024-QS-Canoe-Slalom.pdf
パリ五輪予選方法の質問FAQ
https://www.canoeicf.com/sites/default/files/paris2024_csl_qualification_qa_0.pdf

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