パリ五輪に出場するためには、世界的な予選会を勝ち抜けなければなりません。
２０２３年の世界選手権は翌年２０２４年に行われるパリ五輪の予選会も兼ねています。
カヌースプリント世界選手権ドイツ
この大会で決勝へ進出し、上位入賞すると、国への出場権が獲得できるのです。
一人の強い選手がいれば、沢山獲得できそうですが、一人の選手の重複した出場は２レースまでのエントリーとなっており、一人の選手が獲得できるのは１つの出場権だけで、そうは問屋が卸さないようになっています。
注目の強豪選手は、何連勝もしている強者から、今年２０歳になったばかりの者まで、この戦いで切符を手にするために３年間（東京が１年ずれ込んだため）を費やしてきたのです。
オリンピックの競技種目
まず出場出来る種目はこちらの１０種目となっています。
男子
カヤック１人乗り１０００ｍ Ｋ１Ｍ－１０００
カヤック２人乗り５００ｍ Ｋ２Ｍ－５００
カヤック４人乗り５００ｍ Ｋ４Ｍ－５００
カヌー１人乗り１０００ｍ Ｃ１Ｍ－１０００
カヌー２人乗り５００ｍ Ｃ２Ｍ－５００
女子
カヤック１人乗り５００ｍ Ｋ１Ｗ－５００
カヤック２人乗り５００ｍ Ｋ２Ｗ－５００
カヤック４人乗り５００ｍ Ｋ４Ｗ－５００
カヌー１人乗り２００ｍ Ｃ１Ｗ－２００
カヌー２人乗り５００ｍ Ｃ２Ｗ－５００
となっています。
世界選手権でパリへの道がほぼ確定！？入賞国
| 種目 | 世界選手権 順位 |
| Ｋ１Ｍ－１０００ カヤック１人乗り１０００ｍ |
金 ポルトガル、銀 ハンガリー、銅 ドイツ、４位 オーストラリア ５位チェコ、６位ベルギー ＋ 開催国枠 フランス |
| Ｋ２Ｍ－５００ カヤック２人乗り５００ｍ |
金 ポルトガル、 銀 ハンガリー、銅 スペイン 、４位オーストラリア、５位 チェコ ６位 ドイツ |
| Ｋ４Ｍ－５００ カヤック４人乗り５００ｍ※Ｋ４は１０艇だが、４大陸が全て出場国になっていなければならないので、大陸予選などからも調整されることになっている。 |
金 ドイツ 銀ハンガリー、 銅 ウクライナ、４位オーストラリア ５位デンマーク ６位リトアニア（ＬＴＵ）７位スペイン ８位 セルビア ９位 ポーランド 10位カナダ 11位ラトビア 12位スロバキア 13位ニュージーランド 14位中国 15位韓国 16位フランス 17位 イタリア 18位チェコ |
| Ｃ１Ｍ－１０００ カヌー１人乗り１０００ｍ |
金 チェコ 銀 ルーマニア 銅ドイツ ４位ポーランド ５位ハンガリー ＋ 開催国枠フランス |
| Ｃ２Ｍ－５００ カヌー２人乗り５００ｍ |
金ドイツ 銀 中国 銅 スペイン ４位 フランス ５位 ハンガリー ６位 ルーマニア ７位 イタリア ８位 チェコ |
| Ｋ１Ｗ－５００ カヤック１人乗り５００ｍ |
金 ニュージーランド 銀 デンマーク 銅 ハンガリー ４位 セルビア ５位 オーストラリア ６位 カナダ ＋ 開催国枠フランス |
| Ｋ２Ｗ－５００ カヤック２人乗り５００ｍ |
金 デンマーク 銀 ポーランド 銅 ドイツ ４位 ベルギー ５位 フランス ６位 スゥエーデン |
| Ｋ４Ｗ－５００ カヤック４人乗り５００ｍ |
金 ニュージーランド 銀 ポーランド 銅 スペイン ４位 中国 ５位 オーストラリア ６位 セルビア ７位ハンガリー ８位ドイツ ９位ノルゥエー １０位 カナダ １１位 イギリス １２位メキシコ １３位 ウクライナ |
| Ｃ１Ｗ－２００ カヌー１人乗り２００ｍ |
金 カナダ 銀 スペイン 銅 チリ ４位 カザフスタン ５位 ハンガリー ＋ 開催国枠フランス |
| Ｃ２Ｗ－５００ カヌー２人乗り５００ｍ |
金 中国 銀 スペイン 銅 カナダ ４位 ドイツ ５位 ハンガリー ６位 キューバ ７位 モルドバ共和国MDA ８位ウクライナ ※モルドバ共和国はウクライナとルーマニアに挟まれた国 |
| 赤＝女子：青＝男子 | 正式な決定は、大会終了後、委員会の決定により獲得国に通達される。 |
大陸予選で出場へすすめるのはアジアは２つづつ
| 男子 | 女子 | 男女各 | 出場枠 | |
| カヤック １人乗り |
１０００ｍ | ５００ｍ | 8艇 | [アジア2、ヨーロッパ2、アメリカ2、アフリカ1、オセアニア1] |
| カヤック ２人乗り |
５００ｍ | ５００ｍ | 5艇 | [アジア2、ヨーロッパ2、アメリカ2、アフリカ2、オセアニア2] |
| カヌー １人乗り |
１０００ｍ | ２００ｍ | 8艇 | [アジア2、ヨーロッパ2、アメリカ2、アフリカ1、オセアニア1] |
| カヌー ２人乗り |
５００ｍ | ５００ｍ | 5艇 | [アジア2、ヨーロッパ2、アメリカ2、アフリカ2、オセアニア2] |
カヌー種目について日本ではなぜか世界でどこの国も使わないカナディアンと言う呼称をつけています。
