オリンピック RIO スプリント競技場の汚染状態 その1

オリンピックのカヌー会場の関連ニュースで大きな話題となっていた汚染問題を何回かに分けて記事にしてみます。


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[overrule]rio news01 - オリンピック RIO スプリント競技場の汚染状態 その1
ちょうど一年ぐらい前(2013年11月)に問題が公けになったカヌースプリントやボート競技の会場の汚染問題。
オリンピック水路に、ゴミや下水がそこに流れ込んでいることで、選手への健康面への影響が大きく出るのではないのか?と言う大問題。
この写真の様にゴミだらけの会場設営地にオリンピック協会はGOサインを出したことは、フェアにオリンピック開催地を選定するのが本当に行われていない問題をも浮き出している。
Guanabara Bayグアナバラ湾の問題は糞尿とゴミから湾へ汚水が流れ込んでいることなのです。
これはアメリカの安全基準の195倍のレベルで、糞尿汚染率は78倍もの度合いなのです。
リオRIOの下水の約70%がスラム街の下水処理施設の未整備の為にそうなってしまっていますが、貧困地区での整備をブラジルが行っていない現状は、RIOでのオリンピックで世界の最高の選手達を迎え入れるホスト国として不適格であることは間違いないでしょう。
ブラジルが国を挙げてこの湾をクリーニングしないことには、どうにもなりません。この湾で取材した方が見たものは、粗大ごみもふくめ 魚の大量の死がいなど、普通の人でも耐えられるものではなかったという事です。
それに対して、RIOのオリンピック委員会は公害問題に対して国が長期怠慢にしていた水路などの整備を行う事を書面で約束しました。
2016RIOオリンピック組織委員会の最高執行責任者COOであるLeonardo Grynerさんはこの水質問題について認めています。
汚染された水はブラジル・リオデジャネイロ・オリンピック公園を取り囲んでいます。多くのスラム街から流れ出る下水の70%近くは未処理のまま湾に流れ込んでいますが、彼が、セーリングやサーフイベントが開催される所での80%を減らすことについて「上手く進んでいる」といっています。
Dr Casey Brownマサチューセッツ大学土木環境工学教授はアマースト校で「未処理な高濃度の尿など病原体は病気を引き起こす生物が水中に潜んでいる」ことを唱えています。
もし私が参加するのであれば最新の状態で行う確認をします。競技会場の問題は多くの問題は深刻であることを示しています。

[/overrule]リオ五輪セーリング会場も近郊の汽水域で行われます。
その2に続く・・・)

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