オリンピック競技力向上タスクフォース会議

2020年東京五輪・パラリンピックに向けた選手強化戦略を立てる文部科学省の「競技力向上タスクフォース」の会議が先月今月と行われました。その内容要約。


第1回会合内容発表
文部科学省は2020年東京五輪・パラリンピックに向けて選手強化の戦略を立てる「競技力向上タスクフォース」を2015年2月27日に初会合を開きました。
2015年度以降の強化費は傘下の独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)が一元化して管理することを決めた。  
カヌー連盟を含むテコンドー協会など、競技団体で不正受給などが相次いだため、日本オリンピック委員会(JOC)を通して配分する強化費も、全てJSCを通し、責任を持って再発防止を図る。
五輪の選手強化では合宿や海外遠征、専任コーチの設置などを「基盤的強化」とし、これらの費用はJOCを経由して競技団体に配分する。
以前の記事:会計監査院の各スポーツ協会の不明な領収書があふれている件


第2回会合内容
2015年3月20日の第2回会合は、「重点競技種目」としてメダルが有望な夏季21競技と冬季4競技の種別・種目を指定して、2015年度の五輪関連強化費63億円のうち約12億円を重点配分することを決定した。
水泳、体操、レスリングなど。  
重点競技種目は若手有望選手の数、競技力、直近の五輪2大会の成績を分析して選定し、年度ごとに見直す。  
同五輪に向けて国からの強化関連予算の増額が見込まれ、文科省は各競技団体の強化計画と実際の成果の検証を厳格に行い、強化費の配分に反映させていく方針。


以前の競技力向上タスクフォース資料
平成16年(アトランタ、シドニーアテネオリンピックをこれに加えて加味する)

オリンピック実績ポイント   金メダルequal - オリンピック競技力向上タスクフォース会議10点
銀メダルequal - オリンピック競技力向上タスクフォース会議7点
銅メダルequal - オリンピック競技力向上タスクフォース会議5点
4〜5位equal - オリンピック競技力向上タスクフォース会議3点
6〜8位equal - オリンピック競技力向上タスクフォース会議1点
オリンピック競技種目であれば、5点を追加する。
チームゲームは個人競技種目の10倍の得点とする

h16 jyuutenkyougi - オリンピック競技力向上タスクフォース会議
文部科学省スポーツWEB:2015年3/22現在資料UPされていない。
==追記==
重点競技とは書かずにマルチサポート事業として書いているずるさ。国関係なら言葉の統一は最低限なのに。こんな状態では、たぶん、このオリンピック組織は、東京問題で大きな事件を起こすだろう。
2015/4/17UP資料
jyuutenkyougi - オリンピック競技力向上タスクフォース会議
オリンピックターゲット選定基準要綱をみたが、とてもひどいもので、スポーツを全く分かっていない、経理的、経営的な発想でしかなかった。
そもそもスポーツは安定した支援で、一気に前触れなく伸びる場合があり、それは、イノベーションを掴んだ時なのだ。日本の科学的なスポーツ解析をしたとしてもそれを選手がやったから勝てると言う物なら、もっとスポーツ研究をしている国はずば抜けてしまい他の国が太刀打ちできないはずだが、100m走など超人が現れる事がそれだけではない事も実証している。まずは安定支援で。メダル欲しさだけで重点項目を作ることがおかしいと感じないメンバーで構成されていることでスタートから間違った発想しか出てこない。
===ここまで===
http://www.mext.go.jp/a_menu/a004.htm
理念は東京オリンピックで金メダルの為!金メダルを獲れない競技はそれなりに頑張ってよ・・・計画
以前は金メダル取れない競技なんてと捨てられていたが、東京で開催の為に、弱い競技でも検討してくれないと困るという事になった。
これでスポーツ大国を目指すというものに強引にこじつけられた政策。東京オリンピックが終わったら手のひらを返されるだけの扱いだが、お金の出所が省庁にあるために誰も文句が言えない。
自業自得と言えばしょうがない気になるが、実際それぞれの協会の役員たちのせいで、選手や競技の未来をつぶしてしまった責任をとってもらわなければ・・・スポーツの確立がされない限り、それでも許されないだろう・・・・・日本のスポーツを本当に政治に食い込める分野になる指標はスポーツ省ができることだが、この文化意識の違いは、スポーツは遊びの延長と考えている人が多いだけでなく、民族間対立が無い日本に求めるのは無理なのかもしれない・・・


文部科学省平成27年度スポーツ・青少年局の予算概算要求PDF 
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2014/08/28/1351654_1.pdf 
=ログイン (一部掲載期間終了)=
[overrule]
なぜ、ラグビーが学校教育に含まれるのか?それは森喜朗の意向であることは間違いなく、時代錯誤のイギリスラグビーは紳士の登竜門的な日本が海外情報のない時代の想像上の憧れを意識していることは間違いない。こんな人間が日本のオリンピックの先端にいては絶対にスポーツ大国なんてならない。上辺の見栄ハッタリでしかない古い国会議員の腐ったものに税金は付き合わされている。
[/overrule]


=別物=
第1回ジャパン2024タスクフォース議事録
http://www.japan2024.jp/pdf/taskforce_20150128.pdf
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/1356716.htm

error: Content is protected !!