ブラジルRIOの水上レースコース、カヌースプリントや漕艇ローイングコースの公害汚染で水質のひどさの問題について、その2
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ちょうどコパカバーナビーチ沖で、糞便大腸菌群の測定を行いました。ここ3週間の間に16回。その測定結果はマラソンランナー・スイマー・トライアスロンをやる方には残念な結果が出ることは明らかでした。
ローイングボートやカヌーのイベントが塩湖で行われるように設定されていますが、そこにはトン単位での魚の死がいの中で競技することになります。
この汚染された唯一の大西洋への狭い開口部でしかない出口の問題は、南米最大の埋め立て地だったグアナバラ湾。1970年ごろ盛んだった漁業やヤシの木が並ぶビーチだったのですが、造船所や商業港の廃棄物や浸出水、不敗ゴミの山からの毒性の副産物の為に昨年(2012)閉鎖されました。
家庭ごみや粗大ごみがこの湾をぐるぐる回っていることは、衝突の危険性までも持っているのです。
この湾内でちいさな傷口を作ることは、汚染水から感染し大変なことになってしまう危険があることです。
■オリンピックを開催する事で浮き彫りになる環境問題
このような環境問題はRIOが初めてではありません。
2008年中国の上海で行われたオリンピックは相当ひどいもので、スモッグのひどさは国際オリンピック委員会で多くの非難が行われていたのです。(現在でも中国のPM2.5などの光化学スモッグは解決しないほど国として低俗さは続いている)
ロシアのソチでは、保護された森林や他の敏感なゾーンへの河川のコンクリート建設廃棄物やその他のゴミを投棄、などの懸念が提起されている。
なぜ、東京オリンピックが選ばれたのかは、この公害問題のほとんどないと思われる事が理由なのかもしれません。
日本政府は1992年リオのグアナバラ湾のクリーンの為のファンドで7億ドルの援助を行いましたが、それに見合った効果を出せていません。
この資金で少なくとも5つの下水処理場が建設されたましが、それらが完全に収集パイプにリンクされていないのです。
一つのプラントは、リオから湾Sao Goncaloサンゴンサロの郊外で、下水処理能力の低さを改善しているとまでは言えない状態です。
この資金を上手く活用できなかったのは、汚職によるものだと一部の評論家は言っています。しかし根本的な原因は計画の欠如であるとGerson Servaクリーンアップのプログラムのコーディネーターは言います。
「ともかく半分程度が行われていたことは不幸中の幸い」
「RIO自体が、衛生的に積極的な文化があったとは言えないことも一つ」
INEA環境局は13のベイサイドビーチに対して糞便細菌のレベルの高さについて分類しました。
その細菌には、痙攣、下痢、赤痢やコレラなどの胃腸の病気を引き起こす可能性があります。
INEAが提供したデータには2000年以降の汚染データはGuanabara グアナバラとthe waters of Barraバーラの水質に関して一貫して高い数値を記しています。
RTU(river treatment units)の設置、汚染水が湾に注ぐ前の河川等にフィルターを設置する。シャトルされたトラックの連隊の廃棄物での埋め立てで積み重ねられるだけの環境保護の失敗への暫定措置として行われているようです。
RIO当局はまずはじめに湾の粗大ごみを片すために専用の船を出し始めました。
ゴミとの隔離壁やプラスチックブイの設営で河川との遮断などの浄化策。
表面的に浄化されても、そこでプレイしたことにより、帰国したあとに症状が出る可能性を選手は懸念しているとMario Moscatelliさんは言います。
オリンピックが迫りくるからとグアナバラ湾を当局がクリーンアップをするには相当ハード。もう一度期限が過ぎたその時どうなるのか想像し直してほしい。
選手が一生懸命練習して勝ち抜いた先が大腸菌で汚染されたコースでレースをするなんて、だれも望んでいないでしょう。
偽の汚染改善データが公表されて開催にこぎつけるようなことはやめるべきです。真摯に水質改善が進むことが大切ですが、エリアが大きく根が深いだけに短期間で改善できないことも問題です。
では、今年の水質改善状況はどうなのでしょう?
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次回レポートを翻訳するかしないかは、未定
(その3 へ ・・・つづくか未定~)