2016年 リオ オリンピック スラローム会場はどうなる?

2016年ブラジルのリオで行われる予定のオリンピックですが、なんとスラローム会場を移転するかどうかの問題が浮上しています。
今回はこの問題がどうなっているのかを追っかけてみました。
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ブラジルのリオでのオリンピックのカヌーカヤックのスラローム競技場の移転候補地として、現時点ではthe Deodoro zone(リオの西部)ですが、それをリオデジャネイロにあるイグアスの滝の近くにあるIguazu Fallsに移転する可能性を示唆しました。
オリンピックの莫大になりすぎたコストを削減するのは、世界的な傾向ですが、このブラジルでも相当な経費の削減をしないとならない状態になってきています。
2007年に世界選手権を行ったイグアスのコースでなら、世界的観光地の為に風光明媚な景色も提供してくれる場所でもあります。
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the Deodoro zoneデオドロゾーンは2016年の為に命名されたカヌースラロームコースで、IOCのメディア会議でIOC会長のJacques Roggeが白羽の矢を立てた場所です。
そんなわけで、移転の話はICFを怒らせてしまった。
2013年9月16日のIOCでの議論を行った時に、ヨーロッパ委員会はICFとして総合的なコスト調査のための専門家の派遣と設計の解析を行うことにした。
イグアスでは3000万ドル~7000万ドルという幅の広い建設費の(削減?)見積もりがされたが、中身に関してはより少ないコストでオリンピック品質の会場を提供できると主張しました。
José Perurena López国際カヌー連盟会長をがっかりさせたというニュースが飛び交う事がブラジルのカヌースラロームの将来をなめて、おどしているのではないのかと主張したのです。
ICFは現在最初の提案競技場のデオドロゾーンで行うよう提案しています。
イグアスコースに変更した場合の詳細なレポートと合わせての結果をIOC,ICFは今年の末までに会場の決定を要求しています。
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今回10月9日の会議では、今だ進展がみられませんでした。
IOCは世の中にいくらでもお金があると思っている組織で、オリンピックは高貴な大会であって、世界のスポーツのリーダーであるというよりも、もはや独裁的な王様に中身の体質はなっているために、RIOがインフラと観光も含めた経費削減と開催による利益を含むメリットを加味しても(そもそもカヌーは田舎のスポーツで都会で見る事自体プラハ以外に考えられない。)、RIOの予算が思った以上に厳しいことで、イグアスと言うビッグな観光地と共同開催(表面的にはリオだが、IOCはイグアスとの共同開催の権利を持つという会議での裁定を行っている。)を示して、予算を負担希望して、開催にこぎつけようと努力しているのではないのでしょうか。
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海外から見れば東京のように恐ろしい額の借金はできない国があたりまえだが、南米初開催は欧米の金持ち感覚だけ先行してしまったIOCのヨーロッパ独特の自分たちのルールを押し付ける体質は、国際的に平等をうたっているものが表面的でしかないことを、浮かび上がらせてしまっている。
本来なら、開催国がそこで行わないとできないと言えばそれまでですが、招致決定後、IOCはそれは許さないという、追い詰めるやり方はいかがなものでしょう。
RIOでのカヌースラロームは開催されるのかも暗礁に乗り上げそうな問題です。
左はIOCが求めるオリンピックはこういうコースでなければだめなのだというコース例。
東京でも、一部で葛西臨海公園の自然保護施設についてカヌースラローム競技場建設が自然破壊していると、ラジオなどで取り上げられていますが、東京はコメントしません。
もともと人口造成地に自然を主張することが良いのか悪いのかはわかりませんが、個人的には自然保護とは別に、内地にスラローム競技場を作るべきだと思います。成田と東京の間とか、千葉でもTOKYOとかついてるし土地も広いし、埼玉でも神奈川でも近隣の開催で施設維持したほうが、開催後の未来のオリンピック選手の育成に役立つ気がします。
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