ダウンリバー、白瀬でのアクション、見た目で判断するスキルとリスクの認知

◆ダウンリバー、白瀬でのアクション、見た目で判断するスキルとリスクの認知
・経験者であっても、自己流でやっていると、尾根にのって進んでしまう人を良く見かけます。ダウンリバールートのセーフティーコースとは何なのかを勉強しておきましょう。
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(以前記事に書いた)原因として考えられるのは①パドリング技術の低さでコントロールできない。②ボートが水のエネルギーのまま押されて交差波に向かってしまう。③視点位置が近すぎて、コースを見切分けられない。④そもそもラインがわからず雰囲気で漕いでいるので、グッドもバッドも偶然の出来事などなど…
one 001 - ダウンリバー、白瀬でのアクション、見た目で判断するスキルとリスクの認知
・瀬のバックウォッシュを超えられずに転覆してしまうのは、スピードが足りないから(以前書いた)瀬の手前からスピードを乗せ続けていないと、ボートの推進エネルギーはバックウォッシュのエネルギーに負けて、水流の方向によってまたはバックウォッシュの対面角度によってボートは弱いエネルギーの方向に動く。
勘違いしてしまうのは、ポアオーバーと気が付かずにチャレンジングな場所だと思っていて、上を乗り越えて抜けようとしてしまうことで、瀬の途中にある場合に見極められていない人がそれに乗り転覆する。ポアオーバーの上は抜けられないほどの危険なパワーゾーン。
流れのポンピングの中にあることで、単なる白瀬だと思ってしまっているのかもしれない。
・シュートで、TANGUEへの進入口を見極められずに岩にのってしまう。
これは一つ間違えると大けがどころの騒ぎではなくなってしまいます。
岩に乗った時点で水量に対してスキルが足りていないことを示しています。(水の流れにはヒントがあります)。

◆スカウティングの再確認

スリル!それは見ている人からすると、「冷や冷やする」という表現になります。スカウティングでの、ハンドリングができるレベルチェックは第1要素です。
・スカウティングは流れを見るのではありません。
①ボートが安全に通れるコースがあるのか?
②安全コースへのルートへの侵入は可能か?
③可能なルートに自分のスキルでのハンドリングでコースを進めるのか?
④万が一の場合にどこにエスケープすべきなのか?
※これを勘違いしている人も多く、最終エスケープエリアを指していると思っている人がいる。
・例えば岩に乗ってしまった場合に、まっすぐ落ちた場合に下に岩は無いのか?
・左右どちらに逃げれば、壁面の岩などにぶつかったりしないで済むのか?
・落ちた場合に転覆後ロールできる状態なのか?ロールできない場合にどこまで流されてしまいそうなのか?
・近くにエディがあり、ペアの人がもしもの場合に待機してくれる場所決め。(どんどん下ってからのセーフティーエリアでは、さかのぼってくるのに大変な場合がある。またSOSが聞こえない場合、瀬の音がうるさく、またしぶきなどでシグナルもわからない)など。
などなど、リスクマネジメントを考えられる人なら、瞬時にそれらを判断できるでしょうが、裏づけも無く、雰囲気だけで「こりゃ行けそうだな」とかいう人もいるので注意。(大抵そういう人が乗り上げている)
◆修行と言う名のロシアンルーレット
途中に滝がある場合に、修行とかいって滝の下に入ってしまう人がいますが、大変危険です。
修行の滝は上にアバを付けていて、岩、石、丸太などが落ちてこないようにしてあるのです。それを知らずに自然の滝でそれをやれば大怪我する場合があります。君子危うきに近寄らず。何も頭の上に落ちてこなかったのは、たまたま運が良かっただけです。ご注意ください。
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