自転車雑誌 色々あるけど

本屋で、いま 自転車ブームなのか、ロードに限らず多くの自転車の乗り方など色々な本が出ていたので、ちょっと覗いてみた。

大き目の本や装丁のきれいな本が目立つ。
漕ぎ方で約3000円前後の価格これに消費税が付く。

内容は、スッカスカ
おしゃれに、説明しているが、詰め込んだら30ページもないような内容。

ひどい本では、見逃さなかったが、写真など、すごいように見せるために不正な載せ方をしていたりする。
簡単なものだと、上り坂を、急こう配に見せている。しかし、よーく周りの環境を見ると写真素材の回転角度を上げて坂に見せているだけ。
これで、坂道の漕ぎ方などと解説している。
回転させた漕ぎ方は、正常な漕ぎ方とは違う姿勢になっていることは間違いない。
読者が見て、こういう姿勢で漕ぐのかと、実践しても全く漕げるようになるわけがない。

こういう書籍が、本屋には溢れかえっている。
売りたいがために、演出と言う名のでたらめを、テクニック紹介でしてしまう。
ド最悪といえるでしょう。

情報とはなんなのでしょう。

大手出版社が有名人の名前を使った著書で、誰が書いたとかどんな人が書いたとかはわかりますが、内容がうすーいか、知ったかぶりで、著者もお金が入れば、編集者の言う事をきくだけでOKな人が名前を使わせる。

・高い本の価格は紙代と装丁とライターに払われている

・内容はほぼない。ページの1/4あればいい方

・自転車とコラムを書いた本人が乗っているメーカーをさりげなくアピールしているだけの成金趣味。

・広告収益のための出版本で、広告料金の為だけの発行部数はあっても、返品率が異常に高い。それだけ返品されても収益を出せるのは、中身がないものだから。

こういう本を平気で出すから、本が売れなくなる。

ゴミのような書籍が多いと、本の専門家がもごもご言うことも間違いないが、
もはや、上辺だけしか調べて書かないライターの存在は、インターネットでマニアが沢山おり、つつかれて化けの皮がはがれるだけの不要な存在。
出版社は、東京でぐるぐる回っているだけのライター事務所の人などを使っている時代じゃない事に気がついて、書ける人を発掘すべきで、校正は編集者が直せばいいだけのこと。

自転車の本に限らず、多くの書籍はこのやり方から抜け出せない。

ライターで記事を埋めようとする悪習慣

音楽の雑誌もひどい。ライターの素人が音楽やっている様な目線で書いている記事など、やっている人が見ればすぐに「鼻で笑う存在にもならない」と本を閉じてしまう。そんなライターに数万円払っていることさえある。

ライターの相場が下がっているとはいえ強い事務所にはしょぼい記事でも高い値段を出すという、うまい事頁を埋めてくれるだろうと採用するなど、楽をしすぎているのではないのか?と思える、本の会議。

もう、偽物が通じる時代じゃないのは、お金を払う側もちゃんとした物を精査しなくては買わないデフレの時代。だから精査されてしまう。
編集長がバブルの生き残り方式などもはや通用しないとわかっていないから、すぐに廃刊になる。

本の時代、本当に終わるかの境目ですね。