自作パソコンの作り方 箱 ケースを選ぶ

パソコンを組み立てるときにケースは必要か?と聞かれれば、あったほうが全然良いと答えるでしょう。

その理由は、ケースには色々ついているからです。
タワー型と呼ばれる箱にパソコンのパーツをセットします。

超初心者向けになるべくわかりやすく、簡単に理解できるかは不明ですが書いてみました。
ケースはただの箱ではありません。効率よくパーツを配備することができるだけでなく、入出力の増設もできるようなパーツがついています。

ケースは便利

 

マザーボードにUSBやマイク、ヘッドフォン端子用のジャックがついていると思いますが、後ろ側から設置するようになっています。
ケースを使えば、前側にも設置できるようになっているモデルがほとんどです。高いマザーボードを買わなくても、USB3.0~3.2のジャックは増設できるのです。
高いマザーはSSD M.2の設置数や16xボードの追加、ビデオカードの追加数が多いなどがありますが、実際それに対応できるバイオスやOSの限界があり、例えばビデオカードをたくさんつけたからと言って処理があり得ないほどの効果を発揮することはほぼありません。たいてい2つ程度が限界ですが、それを並列で処理分散するイメージと考える感じと思ってください。

電源スイッチもついています。
マザーによっては触れないものもありますので、こういった機能は絶対的に便利なものです。

ケースにはファン(小さな扇風機)がついていますので、マザーボードとコードを接続することで、内部の処理に応じてファンが回ります。
これは、例えばバイオスのファンコントロールの機能を変更することでファンの起動状態を変えることもできます。

マザーボードを設置するのに+ドライバーがあればOKですが、まれにマザーボードの穴の位置が合わないなどの場合は下駄用のドライバー(パソコンショップに売ってる 安いものでもOK なぜなら、ほぼ使うことはないから)で下駄を取り外したり、取り付けたりすることができ、調整できるのです。
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大きいものか小さいもの どちらのケースを選んだらよい?
まず、ボードのサイズに適合したものを選びましょう。
ATXという規格サイズをチェックします。
わからなければ、マザーボードのWEBページで公式サイズをチェックしておくのは必須です。

普通は ATX > microATX > Mini-ITX のどれかです。(左側のが大きい >)

置き場所によりますが、大きいほうが、色々都合がよいとおもいます。
ビデオカードの増設で、サイズはいろいろありますので、大きいファンが3連のものなどははみ出る可能性も無きにしも非ず。また、CPUの性能が高性能で発熱がすごいといわれているものには、強力なCPUファンを別に購入し取り付けたりすると、その冷却用に作られた部分が大きく、これまた入りきらないこともあるのです。

空調の流れもよいですし、コードの処理なども大きいほうがやりやすい。

ケースの価格はピンキリですが、Led電飾付きのパーツで見せたい人や、全くいらない人(本体のLED見ることないし、チカチカとうっとおしいと思う人)は透明な側面を使ったり使わなかったりします。最近は透明のアクリルパネル型が多い。

HDDやSSDのラックなど、ねじ止めしないでセットできるものが最近はある、抜き差しも簡単。

コード類もついている場合も!

SATAケーブルなどがついていたりするとHDDなどの接続に別に買わなくてもいい。性能がいいパーツを使うなら、それに対応したケーブルを別に買ったほうがいい。たいていはケース付属のケーブルで何とかなる。

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◆注意点
4000円ぐらいでもいいものはあるし、高額だからというものでもない。
ただし、注意するのは中華(本土)系のやつはやめたほうがいい。

現物見たほうがいいけど、見なくても評価でなんとかなるかもね。
重さも4kgの小型から10kgのものもあるので、歩いて持って帰るにはつらい。

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