２０２３年３月になり、気候もほどよく温かくなり始めました。
次回のオリンピックはフランスのパリで開催されますが、東京オリンピックが１年開催が遅れたために、パリへの準備期間が３年と短くなっています。
あれから、もう２年が経過しようとしています。次のオリンピック代表選手の国内選抜戦の準備が行われる時期となりました。代表者が決定後に、オリンピック出場枠を各国が争うこととなります。
南半球は季節が逆ですので、既に代表者選抜の予選会は行われており、オーストラリアやニュージーランドは順調に代表者が決まりつつあり、近く代表チームが決定することでしょう。
ヨーロッパの中で一番早い進行を見せているのがスペインです。約一月の４週間のレースとポイント制で争うプロセスがあり、行われています。４月からはフランスやドイツ、英国などやチェコ、スロベニア、スロバキア、デンマークなどもセレクションレースが行われていく予定です。
強豪国のチームメンバーになるためには、かなりの壮絶な戦いがあり、たとえ前回のチャンピオンだったとしても、レースで負けて代表となれないことも多々耳にします。
カヌー教育の正しいステップが行われていることで、多くの選手達が強く成長を見せ、次の代表者への道が開かれたイベントに参加しても引けを取らずに戦いを挑むことが出来ます。また、それが切磋琢磨として全選手のレベルを上げていくというスパイラルとなっています。
急成長も見られ、ことしはどんな選手が抜きに出てくるのかをレースでチェックするのも楽しみですね。
１０代で世界チャンピオンになる選手も出てくるだけに、見逃せません。
スラローム、スプリントがオリンピック競技ではありますが、カヌーの競技はそれだけではありません。パラカヌーもあり、また、ポロやワイルドウォーター、マラソンなど、世界大会への代表となるための選考レースや試合が行われています。コロナ過を過ぎたと感じさせる熱い戦いが新たに繰り広げられることで、自粛していた国も積極的に国際レースに参加してくることでしょう。
日本もこれからのシーズンを楽しみましょう。
