２０００年のシドニーオリンピックでカヌースラロームの会場となっていたペンリス ホワイトウォーター スタジアムに、２０２５年のカヌースラローム世界選手権の開催の為に、ニューサウスウェールズ州政府から３１０万ドルの補助金を受けました。
３１０万オーストラリアドルは、日本円に今のレートで換算すると２億８５００万円ぐらい。
２月２１日火曜日にシドニー会場で発表された事項は、シドニー大会のカヌースプリントの会場であるシドニー国際レガッタセンターの競技タイミングシステムを改善するためにすでに割り当てられている３６０万ドルに追加される予算として使われることとなります。
発表に出席したＩＣＦのトーマス・コニエツコ会長、「２０２５年の世界タイトルに先立って、追加の資金がオリンピックのスラローム会場を活性化します。
地元コミュニティだけでなく、ＮＳＷ州政府の寛大なコミットメントからのこのような強力な支援を受けることができました。
この改善事業と２０２５年のＩＣＦ世界選手権の開催により、ＮＳＷとオーストラリアはパドルスポーツの世界的リーダーとしての地位を固めることができそうです。
ペンリススタジアムは、適切に計画され、管理されたオリンピック会場の伝統的な価値を示す優れたものです。」
資金の提供は、ニューサウスウェールズ州のスポーツ大臣であるアリスター・ヘンスケンズによって発表されました。
「私たちはペンリスのスポーツ施設を誇りに思っており、地元のコミュニティやオーストラリアだけでなく、世界中のパドリングファミリーをホストすることを楽しんでいます。
地元メンバーのスチュアート・エアーズ氏は、ホワイトウォーター・スタジアムは２０年以上にわたって地域社会の重要な部分であり、追加の資金はその役割を確実に維持するのに役立つものです。」
ペンリスはパドルスポーツの本拠地であり、世界選手権を開催する予定です。
「これらの資金は素晴らしいイベントを保証するだけでなく、重要なオリンピック会場に新たな息吹を吹き込みます。
ジェシカ・フォックスというオリンピックの金メダリストを１人輩出しましたが、２０３２年の次のオーストラリア オリンピックに向けてさらに多くの金メダリストを輩出してほしいと願っています。
ペンリスホワイトウォータースタジアムへの３１０万ドルの改善事業は、施設が２０２５年にカヌー スラローム世界選手権を開催する準備ができていることを保証するだけでなく、これまでで最高の世界選手権であることを保証します。」
ペンリスはオーストラリアの急流プログラムの本拠地であるだけでなく、毎年夏には世界中のアスリートが新しいシーズンに向けてトレーニングするために集まります。 この工事では、新しいコースゲートと障害物、新しいタイミングシステム、照明とスタジアムパスウェイの改善、カヌーコンベアシステムの改善など、ホワイトウォーターコースとスタジアム インフラストラクチャの改善事業が行われます。
ニューサウスウェールズ州スポーツ局は、２０２３年７月１日にペンリスホワイトウォータースタジアムの管理を引き継ぎます。
Ｐａｄｄｌｅ Ａｕｓｔｒａｌｉａ の ＣＥＯ、Ｐｈｉｌ Ｊｏｎｅｓ フィルジョーンズ氏は、ＮＳＷ州政府のインフラ強化を歓迎しました。
フィルジョーンズ氏「この改善事業により、２０２５年ＩＣＦカヌースラローム世界選手権をペンリスで開催するための国際仕様を満たすことができ、２０００年シドニーオリンピックの遺産を私たちのスポーツと地域社会に引き継ぐことができます。
この重要な作業は、２０２４年パリ大会に向けたオリンピックとパラリンピックのアスリートの準備を後押しすると同時に、会場をレクリエーション ラフティング、カヤック、迅速な水難救助トレーニングなどの他の用途により適応できるものにするのです。」
資料
ICFNEWS
