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東京オリンピックスラロームコースはどうなのか

スラローム
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東京都江戸川区の葛西にカヌースラローム競技場が完成して、ICF系の最初のイベントとして行われたでもイベントですが、このレースを見てこのスタジアムのコースはどうなのかを考えてみたいと思います。

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2019年10月に行われたこのイベント、実際選手のランはどうだったのかを見てみました。
ゲート設定を見て驚きました。コース自体は高速コースの水流が可能なワケなのですが、コース全長を200mと縮めたためにゲート設置の渋滞状態。横方向のトラベルゼでスピード感がまるで感じられなく、たぶんこの設定では一般観客達が見ていて単純に盛り上がれるようなものと違う印象を受けました。
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観客を引きつけなかったデモレース

いままで一桁の番号から最終ゲートの番号まで見えるコースを見たことが無い。それだけに単純な直線コースであるのに、あみだくじのように右へ左へ。このイベントはどうみてもコースのゲートバリエーションを見せただけで、レースコースのゲート設定として観客を巻き込むようなデザインがされていないという見ている人には「つまらない」コースとなってしまっていた。
横から見てもそうなのだが、ライブ配信されたこの映像のひどさと言ったら無い。
せめて、オープンデモであれば、選手を追いかけるカメラのテストも行ってしかるべきであろう。このストリーム配信されたデモを見てカヌーを知らない人が見に行きたいと感じるだろうか?
羽根田卓也選手目当てなら、羽根田選手が出たー。羽根田選手が漕いでる~ なんだかわからないけど フィニッシューした。順位はー?
この部分以外一般客は楽しめないのである。
つまり、出てくる前は雑談時間。出終わって成績次第では帰るお客もでるだろう。
コース設計自体に、すでに私はRIOのモデルを継承してしまったこと自体が不満でカーブ型コースを作らなければ日本のスラロームが強くなることも無いし、面白さも無いと公言していましたが、現にコースを詰めてしまい、高低差を下げてしまったことで60億円を使って「つまらなさ」を加速させてしまった。

日本選手のメダルはほぼ不可能

対策としてどうしたらよいのかを考えたとき、コース設定距離を伸ばすしか手が無い。水流を強くしてコースのレングスを伸ばさなければ、羽根田選手はメダルを獲ることはできない。
コース設計自体で、日本が勝てない弱い部分を強調してしまう作りになっていたことさえ日本のスポーツ界はわかっていないだろう。
対策のアイデアも浮かばないJCFなら私が手助けしても良いが、そんなことは無いので、このままカヌースラロームのオリンピックが終われば、都民の為に遊べるイベント広場となるわけですが、維持費など江戸川区がどれだけ税金の使用を区民が認めてくれるのか、そして続けてくれるのか次第で解体となる可能性はある。既に、アジアの開催国のスラローム競技場はオリンピックが終わった後使用されることは無く、インターネット上では廃墟化したといじられてしまう始末。未来を見ずに現在だけを凌ごうとするJCFではもはや手に負えない物なのだろう。

なぜ 一般人に受けないとわかるのか

このイベントは多くのスポーツ紙などでも取り上げられたが、カヌーカヤックのスラロームのレースに関して熱い記事があっただろうか?皆無である。知ったような情報をちりばめた、まさに参照書籍の少ない論文のように スカスカな記事でしかなかった。例え、そのスポーツを知らなくても、見て感動すれば、その気持ちが媒体で記事になる。スポーツクライミングを見たことがありますか? 早いスピードで登る競技では、ニンジャがマンガか変な生き物としか思えないほどの早さで登っていく。誰もが、見ておーっ すげー! はえー! などとエモーションの嵐が吹き荒れるわけだが、それを日記やブログに書こうとしたらそれなりの感動の言葉が書かれている。
スポーツ紙ではまさにスポーツ記者といえどもカヌーカヤックのことを知っているマスコミ関係者などいない。つまり一般人目線なのです。
彼らは何も書けなかった。書いてスペースを埋めなければならない歴史のポイントだった。記者には、何も響かなかった為にしょぼい情報を載せるしかなく、それでも掲載したが、あれを普段の記事として出したら100000%(10万回出しても全てボツ)ボツになるだろう。
だから、エモーションを引き起こさない競技として見られていたという証明であろう。

2019 ICF Canoe Slalom Tokyo 2020 Olympic Test Event Japan heat予選

2019 ICF Canoe Slalom Tokyo 2020 Olympic Test Event Japan / Semis & Finals – C1w, K1m EVEN


スポーツ紙で依頼があれば記事を書きますが、日本で競技カヌーの記事を書けるライターはそうそういないでしょうから。

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