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川の堰の事故にならないために

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川の堰と安全を考えてみます。事故を減らすためにはどのようにしたら良いのでしょうか?

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堰とは?

川には堰という流れの様相を変えて河川の段を急勾配にすること無く洪水対策や河岸保護、河川蛇行維持(三日月湖にさせない)、河川の小型魚小動物の保護などのために流水を弱めたり変えたりする物が建造されています。
また大きな物では、農業用水・工業用水・水道用水などの水を川から取るために、河川を横断して水位を制御する施設があります。頭首工(とうしゅこう)や取水堰(しゅすいぜき)とも呼ばれます。
堰を水門と混同される場合がありますが、ゲートを閉めたときに堰は堤防の役割を果たしません。
今回はこの大きな物は除いて、川幅の狭い浅めな場所に作られている堰についてです。

日本も海外も堰は存在します。

世界中でカヌーカヤックなどのプレイヤーの事故が起きている場所であるために注意が必要です。
日本の大抵の河川の場合は段差の後に消波用のブロックが設置されているケース(※下図①)が多く、ここを下ろうと思う人はいないでしょう。
しかし水位が上がると、このようなブロックも見えなくなってしまいます。
日本以外ではアジア系はとても危険、EUでも堰の改革が行われていない国もあるので、簡単に海外でカヌーカヤックのレベルが高めのアドベンチャー系(死んでも自己責任)は注意が必要です。

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海外の構造と日本の堰は微妙に違いますが、今の堰はある程度の安全性を研究してありますが、カヌーカヤックが立ち入ることは想定されておらず事前に排除すべき構造につくられています。それ以外は立ち入り注意などの標識や立ち入り禁止などが行われている(わかりやすくない)。
危険な堰は、日本の昔作られた山奥などでは未だに残っています。

スカウティングで横からもチェック

日本の河川だと、ある程度から急激に狭くなったり、水が少なくなったりする川が多く、堰が作られていてもそこでカヌーカヤックをしようとは思わないところに堰があったりもします。
しかし、流れが速く、やや深めで人があまり入ってこない場所では人工堰以外にも自然の堰が存在することがあるのです。

図③の縁が前に出て水が落ちる堰は大きな物になると人命救助できない場合が多く大変危険です。
堰の流れが落ちたところには反転流が起きます。
そこに注目してください。
⑤は人工堰で滝の落ちた後に石などがあれば堆積物が集まってしまいますし、自然では滝に川底が掘られて深くなりその後ろに堆積物がたまっている場合があります。

この堆積物の状態により反転流が回り続ける、アウトフローが表面だけの場合、この場所で転覆してはまると抜け出せなくなる可能性が非常に高くなります。

ボートは堰を降りるとき絶対に横向きにしないこと。

安全対策

もちろん事前チェック
川下り中に発見したら、おりて様子を見る。
下る場合は、セキュリティできる人2名が降りて堰の向こう側でロープなどをもって待機する。
スローロープはできるだけ2人で(1本)行った方が良い。
スローロープは堰では見えづらいために浮かんでいる人の頭上を通して投げる。ロープが白瀬ではとても見えにくく掴みづらくなる。
堰でのスローロープは泡の上を牽引するラインに絶対にしない。下流側へ逃がす。
堰をパスすることは、ビビリではなく、安全意識が高い人。攻略度100%の裏づけが無いのに行く人は痛い人。

河川通行の考え方の差 日本とEU系カヌー普及国

ヨーロッパのカヌーカヤックが普及している国では、すでに堰のマップが存在し危険な堰などを案内し注意喚起を国がしています。
日本はカヌーカヤック人口が少なすぎるだけに、このようなマップを作る事は無い状況はかなり長い間続くでしょうね。

春先など雪解け水で河川が増水しますので再確認しましょう。
安全第一
カヌーカヤックライフ

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