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スラロームカヤックから始めるべきか その1

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ヨーロッパカヌーカヤックスラローム競技の先進国での討論。子供の頃からプレイするボートはカヤックからが一般的ですが、カヌーから始めるべきとの意見もあり、それぞれの意見について、簡単にまとめてみました。

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1970年代の考え方は、「カヌーから始めると児童の発育に問題が出る。」という考え方がほとんどを占めていました。それは、カヌーの漕ぎ方が片側で行われる為に背骨など曲がってしまうと言うものでした。

現代では、カヌーやカヤックの指導プログラムに沿って行われているケースが多いのですが、そのスタート時点で研究者達の考え方が変わってきていることも事実です。
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時代とともにスポーツ医学的な研究が高成長してきました

カヌーエデュケーションの発展によって統一された教育から各地のクラブスクールなどからの意見によって考えていくものとして、
1.規則とガイドラインに従ってカヌーを始める機会
2. C1カヌー一人乗りの、より洗練されたテクニックを学ぶ子供の能力
3.子供のためのカヌーの健康リスク

研究者A氏

1について、

子供はレースに参加しなくてもいいのでは?と考えていたA研究者ですが、結果、多くの子供にとってのモチベーションやイベントへの秩序への考え方など、自分達の社会を広げていく意味では参加しなくても良いという考え方はナンセンスであると自分で認めざるを得なかった。

2について、

子供の対応性の能力を引き出せることは、楽しんでいる事が重要です。そのカヌーに関する難しい技術の取得は、こどもがなかなかうまくいかないジレンマとの戦いとなり、やめる可能性もある。
これをどのように維持させるかがテーマで、簡単と思われるカヤックからカヌーへの転向は難しくなる。

3について、

カヤックの健康的な問題として股間接の靱帯を短くしてしまうリスクが高いとされています。しかし子供にそれを補うために靱帯を伸ばすようなトレーニングは望ましくない。
そのための練習方法として、手や足がナックル内で動きを極端な位置で行うのでは無く、自然な位置で代償練習を行うべき。股関節に極端な負担をかけすぎないことを注意していかなければなりません。
カヌーはひざまずいて漕ぐことで、それらについては優位性を持っている。
肩の怪我についてはカヌーカヤックともどちらかえの優位性は見られなかった。
アシンメトリーな漕法であるカヌーの背骨の曲がる問題については、負担になるのは、背骨ではなく、筋肉である。
肩への影響はなきにしもあらずだが、カヤックの腰椎疾患よりは解決しやすい。
昔と違って、膝の固定フォーム自体も進化しており、冬場の寒い状況でも断熱せいを持っている物もあり、ラミネートカヤックシートのカヤックよりも有利である。

A研究者のまとめ

・カヌーの技術習得をする能力があるのであれば、カヤック練習を平行して行う必要は無い。
・的確な練習のメニューやルールの設定を厳格に行う必要が大きい。
・カヌーのスキルアップはとても難しいが、スキルアップできたときにカヤックへの転向は行いやすい。
・カヌーはカヤックよりも身体への制限負担が大きい。
・カヌーを行っても、カヤックも追加して行うほうがお勧めである。

この意見について、カヌー選手を増やしたい都合で促進する物では無い。
正しいスタートがカヤックであるという以前からの考えに対して、この考え方が正しいとは言わない。
研究の分析と経験により最高のスポーツを子供に事故の無い発展に繋がるために様々な人に意見を聞き、練習を行う試行錯誤としてきたのです。
研究者A


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※A研究者はエスタンジェさんではありません。


CKNMコメント
あと、数名のそれぞれの意見がありますので、次回に載せたいと思っています。
日本よりも強い国は、それぞれが研究していることで相乗的に発展をしています。

日本のコーチの方も研究時間を作ってより高いレベルに発展していく必要性を感じて頂けたらと思い記事にしています。

カヌーカヤック先進国の現在の世界のスタイルは、監督も一つの別な競技であるという考え方で、経験者が監督になる時代はとっくに終わっております。経験者はインストラクターの道へ。
日本になじみやすい例とすると、大リーグなどでも数十年前から、監督業はプレイヤーと別な、監督として勉強してきた者が行うスタイルで、日本は有名プレイヤーが監督になり、そのファンを動員しようと球団側が行っているスタイルです。
サッカーも同じようですが、Jリーグ発足から25年。サッカーは監督になるためのシステムを日本も作って徐々に世界戦での効果が出るような監督排出に近い状態に来ているのでは無いでしょうか?チーム競技以外でも勝つスポーツの監督業は別業としているのです。

そうです、国全体のレベルを上げるには、それだけの時間がかかるのです。
目の前の行けそうな選手をピックアップするのは教育ではなく、またメダルも世界からまぐれ扱いされてしまい海外のリップサービスを真に受けてしまう。
発展の底上げに繋がっていない為に、予選さえ通過できないが近いタイムが出てしまう場合があり、それに望みを託してしまいます。
===ここからブツブツ===
あとちょっとでとれるゲームセンターのUFOキャッチャーのようにとれそうですが、実はキャッチ部分の基礎的なものが無い為、何回やってもとれないのと同じなのです。
そうやってはまりこんで、お金だけつぎ込んでしまうのと、全く一緒なのがJCF日本カヌー連盟はまるでわかっていないようです。

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