todakouen 2017 - 11月の戸田公園漕艇場ルポと指導についての勘違い

11月の戸田公園漕艇場ルポと指導についての勘違い

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11月最初の週末、漕艇はイベントと自由練習が行われていましたが、その中で数艇ほどカヌーカヤックスプリントボートが漕がれていました。

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戸田公園駅には夏休みにも9時前には数名のパドルを持った学生もおりていましたが、今回の連休で水上練習にきたと思われます。
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(写真は戸田公園での漕艇でカヤックとは関係ありません)

コーチがいない練習は身にならない。

独学では相当な知識を入れなければ、なかなかレベルの高いところまで行くのは大変です。
特にカヌーカヤック競技については探り探り行っている人がほとんどでしょう。

今週末に見た練習していた学生?達。残念なことに、漕いでいた彼らはPC1のレベルに達していない選手でした。
フォーム自体ができあがっておらす、また体の連動もわかっていない動作というのが、パドリングを見てわかります。

この学生のレベルの時点では、パドリング運動の基礎的なことを知識と知ってもらうことと、連動動作をオンランドである程度できるようになってから、水上へ移行した方が、何のための練習をしているのかがはっきりします。
この動作の確認をしていれば、たとえ遅いスピードであろうが、何を求めているのかがわかるものなのです。

しかし、ボートに乗って浮いて、それっぽいパドリングやストロークを繰り返しているだけでは、上達への道は全くふさがったままスキルアップしないのです。

遊びなら、もう少し楽しそうに漕ぐだろうし、単に授業単位をとるために出席したような運動にしか見えなかったことが残念です。

やはりコーチや指導者が同伴して、河岸からフォームについて指摘修正を繰り返さなければ何が良くて悪いのかさえわからないまま時間だけが過ぎていってしまうのです。

戸田は福島などの漕艇コースと違って帆走ボートが出せない為に個人練習では事前演習をこなしていないと難しいのかなと感じました。

漕艇の場合は、初心者だけのクアトロボートのコックスにインストラクターが同乗してランをする体験会があるために、ある程度の基礎をボート場でも理解してもらいやすいのです。
おなじ水上競技でも教育の運営方法を変えざるを得ないために、どうしたらもっと学生がスキルアップを楽しめるのだろうと湖面を見ながら考えていました。
最強シリーズの本を読めばわかるのでしょうけど、それ以外、何を頼りに練習しているのか不思議に思いました。

ハイレベル選手だから上手な指導員とは限らない
指導の混在とそれ以前の知識不足

昨今流行の競技のロードバイクですが、今やヨーロッパのプロチームにも所属した人なども生まれ、競輪以外にも自転車競技のレベルが上がっています。
その中の一つの基本テクニックとしての立ちこぎ(ダンシング)を例にとってみます。
プロAのインストラクションする姿勢とプロBの姿勢が違いました。
両方の講習を受けた人は、どちらが正しいのか余計わからなくなってしまいました。

基礎を自分流にしたものを基礎として教える間違い

これは、当然として起きる問題なのです。
選手は自分の理想の姿勢を求めてスタイルを作っているため、体感でフォームを作れてしまうのです。問題は、プロが基礎部分を飛ばして自分の基礎スタイル理論を説明してしまうことなのです。
自転車は回るペダルの部分の回転はプロも素人も機械が固定しているために同じ。違いはエネルギーの伝え方。ここがパドリングと一番の違い。自転車は独学でもかなりのレベルにいけますが、パドリングは核の部分も自分で作るために、スキルアップがかなり難しいのです。
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自転車にもどりますと、実際私が分析してみると、姿勢自体は違っていても、ある一点は同じ位置で、またソコが基点となっていることは見つけました。
すなわち、基点とペダルの位置は決まっているので、その間の背骨の長さや足の長さなどにより、姿勢の角度は自ずと違ってくるのです。これが当たり前という意味です。
競輪学校へ行けば基礎フォームなどを教えてくれるでしょうし、現在競輪関係の事業から一般へのイベント講習なども沢山行われている事で、競技以前の乗り方から、順に教えてくれることになるでしょう。

これに、気がつきましたでしょうか?

順に教えてくれるでしょう・・・

ここがポイントなのです。
エデュケーションに関してこのスタイルは必要なのです。

しかしながら、カヌーカヤック関係では、カナダ人の講習会を開いたり、北欧の人の講習を開いたり、統一が全くありません。
先に書いたプロAの話が順序立つのはプロAが組み立てたシステムだから有効であるのであって、プロAとプロBの意見を混在すれば訳がわからなくなり、前記のくだりと同じミスを犯しているのです。
(最強インプローブブックにも書きました。EU系とカナダ系の違い)

あやふやな知識を混在させて選手に伝えて、世界で通用するのでしょうか?
個人がふるい落としてきた自分に取り入れないアドバイスが早期に判別でき、理想を追求した者だけが希に飛び抜けた成績を上げている。
これは教育ではありません。
日本カヌー連盟は根本的なことがわかっていないのです。

誰もが基礎から、プログレできる知識を持っていることが競技人口全体のレベルアップに繋がり、それが切磋琢磨することで世界との切磋琢磨の道も追って開けていく事になるのです。

ゴルフ雑誌なんかにも、色々なプロが毎号全然違った表現で教えていますが、それで上達した人はいないでしょう(笑)つまみ食いしてもだめって事ですね。

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