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スポーツ強国化 金メダルまで

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ドイツで史上最高の成績を残し、多くのメダルを獲得したスプリントカヤック選手がいます。
しかし、金メダルを獲得した選手の生活について・・・。

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世界でスポーツ選手として生計が立てられるものといえば、アメリカなら多くのプロスポーツが存在し、ショーとして多くの観客が得られます。しかしヨーロッパを中心に、ほとんどはサッカーがすべてのスポーツエンターテイメントの頂点となっており、スーパープレイヤーなら、選手としてあり得ないほどの金額を得ることができます。

ドイツでウォータースポーツは盛んであっても、実際には生計こそ成り立たないことが問題として取りざたされます。

Max Rendschmidt選手

マックスレンドシュミット選手はRIOで2つの金メダルを獲得した選手なのです。
K2M-1000mとK4M-1000mのクルーでありました。

金メダルだけも圧巻

世界選手権2013年Duisuburg独デュイスブルグでK2Mで金メダルを獲得し、2015年MoscouロシアのモスクワでもK2Mで金メダルを獲得。ヨーロッパ選手権では5つの金メダル。

彼は国際試合の大レースの金メダルだけでもたくさん獲得することができ、生涯獲得金メダルが42個という独のスポーツ選手として大成功を納めることができました。

モチベーション

1993年12月12日生まれの23歳。186cm90kg。
冬の気温0度でも水上練習を希望し、ライン川でトレーニングを積んでいましたが、この環境では1時間もすると、体中に突き刺さる寒さ、下がる体温など、そして強風などがあり、本当に拷問でしかないと彼自身も言っているほどの状態です。
それでも、代表選手、そして、メダリストへの目標のためにやり続けました。
地元ホームグラウンドであり、その環境を知っていたとしても相当なつらさだったといっています。
彼を支えていたものは、「友人たちと一緒に水上に出ることが楽しかったこと」が一番大きかったそうです。
寒い冬などパドリングしたくない日もあるそうですが、何年もその冬のトレーニングをやり通したことで彼は成功したのだろう考えています。

カヤックじゃ飯食えないよ・・・

彼はドイツでカヤックスポーツ選手として全く生計がたっていないのです。
世界的な状況もあろうと思われますが、彼を支援しているスポンサーは8社あります。
しかし、RIOが終わった今、新たにスポンサーなどを開拓する必要があるのですが、それは容易なことではないといいます。独のカヌー連盟の監督もカヌー競技自体が、大きな施設などを獲得することも難しく、またサッカーへ多くのスポンサーが流れてしまうことも連盟の政策ミスだとしかいえないといっています。

そのようなわけで、スポンサー支援では生活することは全く不可能な状況でしかありません。
オリンピックの金メダル獲得に報奨金が出ましたが、それは、税金がかかり一時所得扱いとなり、それほどでもない報奨金も目減りさせられました。結局生活のために別な職業をしているのです。
その職業とは、警察官。ボンで就業していましたが、このたび、警察所長の試験を受けたそうです。

彼の部屋の壁には多くのメダルや賞状などが飾られているそうですが、それらは生活の足しになることはありません。
結局彼のモチベーションは、スポーツを楽しみとして考え、夏も冬もトレーニングを続けていくことにしているということです。

この動画ドイツ本当に早い。ほかのチームもですけど・・・。
100mあたりでドイツが抜け出しそのままペース維持。フランスはスタートで息切れ。最後250mは今更作戦変えても勝てない距離をつくりドイツは圧勝。対抗馬だったスロバキアはドイツに思ったよりも前に出られてなすすべなし。
スタート位置は横風結構あるように見えますね。

競技人口の増加には夢が必要 コラム

マックフホフ選手やセバスチャンブレンデル選手など、多くの世界的な有名選手を輩出するドイツでさえ、カヤック競技のエンターテイメント性の問題にぶつかっています。
日本のスポーツ庁も競技力向上政策を発表していますが、その先にあるものを提示していません。

東京オリンピックの移転問題でわかるとおり官僚側は自分に都合のよいことしかいわないのですから。

スポーツもそうですが、維持と発展にはサイクルが必要であり、そのシステム構築と、それらに加味するエンターテイメント性や広告性の強化を考えなければいけない問題です。
国からの補助金や、会員費などを目当てにしても存続などありえません。

ドイツの連盟でさえ、先見が弱かったことが現在まで響いています。
これがアメリカの強いところで、それをお金に変える方法を考えた人がいるということが早かったこと。1世紀以上前に文明が近代化に変わる前に気がついていたことがすごいところです。
いつまでも、日本も指をくわえて見ているようでは、本当にオリンピック競技から外れたときにカヌー競技は間違いなく死んでしまうでしょう。わかっていると思わせてほしいですね。

選手を卒業した後の未来が見えていなければ、全力でオリンピックへ向かう気持ちさえ、これでいいのかとよぎってしまっては、選手強化が100%とはいえないと感じます。

だからこそ、学校クラブ制度をやめて、民間クラブ中心のスポーツ運営に切り替え、そこに学校スポーツ以上の補助金を充てる政策が必要だと思っています。
本気でやりたい人と、遊びでやりたい人がいり混ざった学校クラブなど意味がないし、アマチュアの指導者が指導しても限界がある。そして教員への負担が過重すぎてしまうなど、保健スポーツでは乗り越えられない時代になってしまっているからこそ、システムを大きく変換すべき時だと思います。

http://www.maxrendschmidt.de/

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