カヌーカヤックのスラロームレースのワールドカップ第3戦がフランスのポーで2016年6月17日~19日にかけて行われています。
初日の17日は予選が行われました。
日本チームも参戦しています。
ライブ見たのが、遅かったので女子選手だけ書きました。
実況
三島廉選手セカンドラン
3番脱出にバウが持ち上がりながらトラベルゼしBAC(FG)で4番アップに入る。狭いエリアの4番パントしブレイクイン。カレントは速くパドルが入っていないにも拘らずあっという間に5番へ、5番は自動的にブレイクアウトするため、急激に速度が落ちる。またブレイクインしてスタンディングの山3つを超しながら次ぎへ。これもブレイクアウトさせられる。トラベルゼしてアップの8番。パドルが当たったかのように見えたがセーフ。シュートを降りて10番トラベルゼして11番アップへ。14番シュートでスタック気味やや時間を使ってしまう。
連続の大きなシュートを超して16番右ポールにタッチ、17番へのアプローとにやや下がってしまい漕ぎ上るロスオブタイム。カレントに戻り18番はそのまま行けるが、19番はカレントの中央の水面下に岩が隠れていて、縦長のボイル気味でボコッと持ち上げられてコントロールを失う事になるため、このタイミングが遅れるとゲートを通過できない。
三島選手はスピンを入れての通過を試みたがタッチ。19番へは上手くアプローチ。ここで映像終了。
以前よりパドルが舐めていないが、ケーデンスは無い。ここはかなり難しいのでフランスでのトレーニングで時間を使わないとパドルは入らないだろう。しかし、ピンチになると舐めてしまう癖がある。
リザルト
ワールドカップ第3戦の予選が終了しました。
予選通過はカヌー1人乗り男子の羽根田選手のみとなりました。(羽根田選手の準決勝の結果は表に追記します。)
日本選手成績
種目 | 選手名(敬称略) | レース | タイム | ペナルティ | 合計 | 順位 |
K1M | Kazuki YAZAWA 矢澤 一輝 |
予選1 予選2 |
104.85 105.72 |
+4 +2 |
108.85 107.72 |
49位 26位 |
K1M | Taku YOSHIDA 吉田 拓 |
予選1 予選2 |
109.64 108.85 |
+56(7,8,14,17) +2 |
165,64 110.85 |
75位 30位 |
K1M | T. OGURA 小倉 誉史 |
予選1 予選2 |
119.84 112.42 |
+10 +4 |
129.84 116.42 |
64位 37位 |
C1M | T. HANEDA 羽根田 卓也 |
予選1 準決勝 決勝 |
106.25 105.60 102.37 |
+2(U8) +2(D16) 0 |
108.25 107.60 102.37 |
10位 9位 3位 |
C1M | S. SASAKI 佐々木 将汰 |
予選1 予選2 |
144.29 158.59 |
+108 +4 |
249.91 162.59 |
62位 35位 |
K1W | A. YAZAWA 矢澤 亜季 |
予選1 予選2 |
122.76 111.93 |
0 +156 |
122.76 267.93 |
32位 37位 |
K1W | Y. TAKESHITA 竹下 百合子 |
予選1 予選2 |
132.71 126.32 |
+4 +6 |
136.71 132.32 |
41位 21位 |
K1W | R. MISHIMA 三島 廉 |
予選1 予選2 |
136.59 131.43 |
+202 +54 |
338.59 185.43 |
58位 30位 |
Uアップ、Dダウン、Gゲート
予選ゲート22(アップゲート:4,8,11,14,17,20)
合計ポイントとは:ゲート不通過は+50秒相当、ゲートに触れた場合は+2秒相当がタイムに加算されます。
合計ポイントの少ない方が順位が上となります。
ICF2015SLMルール:予選1上位からカットライン迄の選手は予選2へ出場しない。
準決勝進出カットラインWC2(C1M30名,C1W20名,C2M20名,K1M40名,K1W30名)
決勝進出は10名
赤背景名前選手はRIOオリンピック出場予定選手。
竹下選手はブレーキングにスターンラダーを使う。このスターンラダーを使っている時間が長すぎるためにタイムが遅れてしまう原因となっている。
矢澤亜紀選手のセカンドランは、4番まではアグレッシブでよかったし、その後も悪くなかったが、ロスは多かった。
16番からリズムを崩して、17番アップ通過後ストッパーのアウトフローでストッパー側に倒れ速い流れの中バランスを崩して転覆。流れが速いために起き上がったがゲート2つとばしてしまった。この後彼女はアップゲートに入れたが捨てた。
右サイドにフォロールートがあると思われ、ゲートを取り戻しに行く精神力が無いのは以前からの問題。なぜいかせるように指導しないのか?ユーロのトップ選手なら取り戻しに行くだろうが、体力もない前半に出場する選手だけに、無理なのかもしれない。
ポーは難しい。フランスの威信をかけた改修を行っただけに、スタートからものすごいウェーブを出すコースになってしまった。それだけに、ここでの過ごす時間が選手のレベルを大きく差をつけてしまう。
18日は準決勝決勝日となります。