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カヌースラローム日本にワールドカップは来るのか?

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東京オリンピックのために増設される予定の葛西のスラローム競技場。その企画書では、大型インターナショナルイベントを誘致などと書いてあったりします。
これが、本当に実現するのかを考えてみましょう。

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このWEBは長期にわたってカヌーカヤック競技を見てきました。
彼らのコンテンツ利用に関して、いろいろ思った疑問点を書いてみたいと思います。

人工コースについての記事はこちら⇒


疑問1
まず、ずばり、ワールドカップは来るのか?

予測:
99%来ない
なぜなら、この後書きますが、ヨーロッパでは収益が取れるイベントで、ライブのTV放送も入ります。
ワールドカップは5戦のため、強力なヨーロッパ諸国がこれを手放すことはありえません。
カヌーカヤックは自転車や自動車レースと同じ、白人系の収益のあるイベントなのです。
オセアニアが強いといっても、それはヨーロッパのライバルとしてのポジションで、最強選手がいるオーストラリアでさえ、ワールドカップが誘致できないのです。
日本が多大の資金を使って誘致に成功したとしても、東京圏のお客が見に来ることは皆無に近いイベント。
そんな、宝を捨てるような真似をヨーロッパ人は絶対にしないのです。
もし行われるとしたら、東京オリンピックのためのプレイベント後の「翌年の1回」(オリンピック前)は行われるかもしれません。それは各国の自国へのメダルが欲しいからでしかなく、顔を立てたというわけでも、ワールドカップに必要だからということでもありません。
ワールドカップ誘致など、100%失敗する計画ということが見えています。

もう一つ来ない絶対的な理由があり、あえて書きませんがその理由がかなりの問題点であるのです。(カヌーカヤック関係者ならすぐにわかるでしょう)


タイトルの答え
水は高いところから低いところへ流れます。
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見た目ではわからない程下がっている様見えますが遠近法でそう見えるだけで、白瀬の高さが変わっていないので平らな所に水が流れている図です。
その上直線コースを書いている所が、研究不足で悲しい。
たぶん、図を作れと言われた人が、海外のコースを見たがゲートの設営など知らずに単にコースの曲がった雰囲気を書いているのでしょう。


疑問
施設利用は費用にふさわしいのか?

予測
採算取れずに、民間では運営できない。


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疑問
大きなイベントが良く来るのか?

予測:
最初だけ3つ。その後は来ない
①東京オリンピック前の2019年プレオリンピックでの大会は行われることは必須なので、インターナショナルなアスリートメンバーが来ることは間違いありません。
そして、本来の目的の翌年の2020年東京オリンピックの開催。
スラローム競技はパラリンピックでは行わない競技のため、この数日間だけの利用となります。
その後は、日本選手権の利用やNHK杯の利用になると思われますが、それでもイベントは2つ。
②インターナショナルではアジアカップが行われる年1度だけ(他国が誘致したらその年はありません)
③世界選手権もいつの日か一度は行われるでしょうが、その次は十数年後となる可能性は大きい。
あるのは、日本選手権とNHK杯とアジア選手権の3つは毎年行われるかもしれません。
(富山県の井田川からNHK杯がなくなることになると思われます。)
お金を取れるコンテンツではない今のカヌースラロームの現状。
本来の目的である、このイベントに利用されなくなると、TVなどのバラエティに利用され、危険思想のない彼らにおかしな使い方をされ、スラロームなどカヌーへのマナー意識が消えて、このコンテンツ自体が殺されてしまうことにつながる懸念があります。


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疑問
施設は継続できるのでしょうか?

予測:
運営開始10年後見直し、施設処分検討から後日処分決定となる可能性大
70億円の施設に加えて、施設管理作業員や観客の誘導員などの経費が加えられることになります。
そして、ポンプの稼働費用は年間数億円。プラス水道料など高熱費等。+照明費用(会場、駐車場など)
競技に使う施設なので、練習のための選手利用を考えると、年間運営が必須となります。
アトラクションとしての、お客の利用に関しては4月から9月程度までとなると思われます。

アトラクションのラフト利用者が、どれだけいるのでしょう?
最初は物珍しさに訪れますが、そのアトラクション利用料金次第ではすぐに閑古鳥が鳴くことに。野鳥保護団体が訴えていた自然保護の野鳥が閑古鳥に変わったところでうれしがる人はいないでしょう。
また、選手の利用が半日3000円や一日6000円など決まったら、だれもそこを使う団体は現れない。大学も寮などを新たに作る採算性も意味もない。行政都合の決め事で一般は進んではいかないもの。
それがわからないから、多くの行政が巨大な施設を作り不良債権化し簿価1万円で処分を繰り返している。つまり税金を捨てているのです。
国の補助から、江戸川区管理だけに移り、多大な経費を毎年つぎ込んで競技選手数名利用のために、日本カヌー連盟の補助金以上の経費が掛かるこの施設運営を維持できるのでしょうか?
江戸川区は知事を含め、無責任なことをいうだけで、民間管理者を募集し、責任のなすりつけ。
行政の利用見積もりは、たいてい作るためのまやかしでしかないことは十分民間にはばれているのですが・・・。

管理委託して、利益上乗せられると、年間数億の税金が投入されることになりますが、収益はそれに対してかなり低い為、公共性をどこまで区民が受け入れるのかが焦点となるでしょう。

野鳥の森削減してカヌースラローム競技場を作っても、森と競技場が共存できない理由はこちら⇒


疑問
世界のスラロームコースは山岳地域の川沿いに作っているのに・・・

予測
海水を利用したまたは汽水域の水は、塩分があり、ボートの浮力の影響だけでなく、施設の維持にかなりのメンテナンスが必要となり、また塩害により、施設の崩壊時期も早まることになるでしょう。
運営費+メンテナンス費+改修が必要となった場合の経費などが必要となります。
東京都は淡水を使うといっていますが、この巨大なコースを毎秒5~15立方メートル(大会最大値予測(傾斜等不明のため流水量で調節))か循環させることをしつづけられるのか?
昔あった爆はん水の大問題。傷へのウィルス感染により死亡事故多発問題もあり、同じ水を循環させ続ける危険さはどうなるのでしょうか。

海外のコースでは、河川沿いの運河形式を、ほとんどの国が採用していることは、ダムをせき止め、簡易な河川工事によって川に併設されること、増水によって、コースは川に沈んでしまってもよい設計になっており、水が引けばまた元のコースが現れ、簡易修復で戻るのです。
ダムの放水量の調節によって、流水をコントロールでき、ポンプの稼働がないために、不必要な電力発電装置やポンプ装置、ポンプ稼働騒音などがおきません。自然の水の流れの音だけとなるのです。
葛西の近隣には大きな高速道路などがあり、施設とやや離れていますが、早朝や、夕暮れ時のぽ運稼働時間が生活帯の時間差し掛かると聞こえる可能性は否定できないでしょう。

ダムの水を使うコースでは、自然の水を使っているので、経費がほぼ掛かりません。ダム管理は行政がダム管理者に連絡をして放水調節をすることになります。
仮説のスタンドを取り払えばウォーターパークとして広く使いやすくなるのです。


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疑問:ロンドンのスラローム競技場はどうなのだ?

現実と予測
ロンドンなどのヨーロッパ諸国では、カヌー競技は日本の野球と同じような集客が行えるイベントなのです。
日本でイベントを行っても、チケットは99%売れ残るでしょう。
関係者だけに売りさばいてなんとかしようと毎年繰り返されることになる。
もともとの社会環境が違い、民衆が望んでいたものを作るのと、行政の都合で作るものの違い。


行政が正直にやれば、世間は理解してくれるかもしれないのに・・・

東京にカヌー競技場建設と競技誘致は、世界のカヌーカヤック競技者の現状を全く知らない者達のたわごと。
企画を考えて競技場設立を希望したい人たちは、利権にあやかりたいだけでつじつま合わせのあやふやな理由をつけている。それがカヌーを知らない東京の99%以上の人たちなら、そういうものなのかと思わせてしまうような内容になっているのです。
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まとめ
スラローム競技場をつくるなら、ダムや大きな堰近辺につくるべき


東京でなければだめらなら奥多摩方面に河川改良工事を行う。
海外のオリンピックの様に主要都市近郊なら、近隣県に譲る。
日本カヌー連盟はコースさえできればうれしいという立場から踏み込めず、JOCなどの職員にモノが言えない。
しかし、本当のカヌーを愛していて、カヌーのために尽力を尽くしたいと思うならば、絶対に江戸川区に作ってはならないと主張を続けるべきで、連盟としてそのコースは絶対に利用しないし連盟員はしないというぐらいの立場をとりたいところですが、実際に計画は止まらず、建設され、都合よく上海オリンピックのコースの様に殺されてしまう。
つまり、中国のような運営を東京も行おうとしている。
コースを殺されたくなければ、移転させ、低経費での運営と無料利用でカヌー選手を増やしていかなければ未来がない。

もう一つの案はエネルギーを捨てている場所の近くで

かなり大きなエネルギーを生んでいる場所があるにもかかわらず、あえてそこを利用しないのは本当に無駄。

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