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カヌーのスラロームのコースとは

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いきなり、カヌースラロームの解説をしてもわからない人も多いと思いますので、ベーシックについて。

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カヌーのスラロームのルールの頁に書いてありますが、そのゲートとはどのような場面に設置されたりするのかを説明します。

上流から下流へ流れに乗って進む

上流から流れてくる川の流れには、自然の川には石や岩や浅瀬や堰など色々なハザード(邪魔な奴ら)が存在します。

カヌーはスタート地点から、フィニッシュ地点に向かって進みます。

カヌーはハザードを避けて進んでいくのですが、途中にゲートという棒が2本ある間をスラローム競技は通ります。

ゲートが無い川下りはワイルドウォーターという別な競技になります。

2種類の色分けされたゲート

ゲートは現在は2種類となっています。(昔は色々あった)
緑と白のバーは下りに向かって進むダウンストリームゲートと呼ばれるもの。①

もう一つは、赤と白のシマシマのバーは上流に向かって通過するアップストリームゲートと呼ばれるものです。②

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上図は川を表しています。(図の上が上流⇒下が下流)
川の真ん中あたりの流れの早い部分をカレントと呼び(ストリームとも言うが、EUでも地域によって早い流れでの呼び名と区別している所もある)その流れを利用したゲートが設置されるのです。

ダウンストリームゲート

緑のダウンストリームゲートは、カレントの端がわ~端の間に設置されるのが一般的です。これは川の中心程早く流れますので、その流れをトラベルゼ(横断)していく操作自体を上手くこなせるのか?そのテクニックが求められます。
まれに縦にゲートの向きが設置される場合があります。その場合、エキリーブルに対するテクニックとアプローチ前のクィックのバリエーションの想像力がさらに必要になります。

アップストリームゲート

赤のアップストリームゲートはエディーと呼ばれる渦を巻く、川の流れが遅くなるようなさえぎられた場所や、岩の裏などにある水の淀み(スラックウォーター)に設置されます。もう一つは川幅が広い場合など、カレントから大きく外れた場所では流れが止まるほど遅くなったりしますので、そこに設置されたり、浅瀬で遅くなる場所や、図の下の方の堰が高くなると落ちた水が逆回転する場所ストッパーの後ろなどにも設置されます。

ここは、アプローチのテクニックと、ターンのテクニックとパワーのテクニックの総合力+想像力が求められます。

ちょっとマニアックになると、このC1のアップストリームゲートのエリア自体がC2に比較して違ってしまう事がわかった人は、競技を見ている人とわかります。同じハザードリスクで作らなければならないのですが、難しい問題でもあります。

人工コースと自然コース

現在のスラロームコースは自然コースといっても、河川工事が行われており、コースを河川のモデルを一通り近く網羅できるような設計を追加していますが、全てを網羅しているわけではなく、自然のエリアの特徴を強く生かしてのコース設計が地域の特色を表しており、それが面白いコースとなっています。原則ダムの後方に川の本流の横に運河を作りそれを、競技時などにダムと調整をダム管理者(市長など)を打ち合わせして水門の調整をおこないます。水の確保や水流などの調整を練習期間ある程度確保できるような状態の場所を選んでコース設計が行われています。

また、人工コースでは都市エリアのコースが多く、水の配給の為のポンプを設置し、水流を人工的に作ったり、プールに溜めこんで水門から傾斜を作っての流れを作ったりと、かなり地形の造成とプールやポンプに費用をかけたコースとなっています。
このようなコースは地域にウォータースポーツが定着しているかなりの競技人口がある国だからこそ運営が続くのです。

ここを楽しもう

プレイヤー
ボートと人間の一体感など、流れのバランスを取りながらスピードを出しゲートを攻めるというのが、スラロームの醍醐味と言えるでしょう。
そのため基礎テクニックを丁寧に習得しましょう。
パドリングの基礎ができていないと、バランスを取りながらただ流れに乗ったままゲートを通るだけの事しかできないとタイムはあがりません。
レベルアップには色々必要ですがやってみれば楽しいかもしれません。

ゲートを通るのがめんどくさいという人は、ワイルドウォーターというゲートが無いスプリントという短距離のレースがありますが、現在このスラロームコースをスプリントコースに使っているレースもあります。

メディアも進歩しよう

見る方も流れの特徴(ハンドブックやサポートブックに波などに書いてある)を見ないと、プレイヤーの面白さは伝わらないのですが、日本のTV局は流れについて映しているのを見たことが無い為、まだまだTV自体もこの競技を分かっていない事が現在まで続いているのです。
強化部長の悲しいほどの真髄をつかない解説内容など(以前書いたNHK杯の私の書いている事と部長の書いている内容は上っ面では一見似ていますが、言いたい内容が全く違う)
東京オリンピックのころには、選手が遅れ過ぎている日本の連盟をはるかに凌駕していてほしいですね。

 

 

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