２０１５年９月１６日～２０日まで行われた世界選手権ロンドン リーバレーホワイトウォーターセンターでのレースも決勝だけとなりました。
CSL=CanoeSLalom
決勝結果
天気は快晴
カヌー１人乗り男子
ライアンウェストリー選手がファイナル決勝最初のランナー。想定タイムよりよさげな感じのポイントをだしてきた。
チームGBグレートブリテンの選手だけに会場は最初から熱くなってきた。
地元のデビットフローレンスがファイナル優勝を期待できる選手なので、観客席は大盛り上がり。
マルティカン大失敗！
真っ赤なボートに白いパドル、ヘルメットも白地に赤の３本ラインと装備を新しくシェイクダウンしてきた、目立っているぜ。
左オンサイドのスロベニアのミハールマルティカンは、出だし３番でタッチ、１６番タッチ、２０番アップゲートはアプローチが手前に入り過ぎ、無理やりターンしたが、頭がゲートラインを超していなかった為不通過。
タイムレースの場合に、このようなゲート手前で止まってしまうと、どうしてもサイドウェイズを選手はしなくなってしまう。わずかなロスオブタイムは、ランしている最中の選手にとっていくつかの動作を行うよりも、短いリスクの大きいものを選んでしまうのが、このマルティカンでさえやってしまうということに注目したい。結果不通過だが、タイム的にも半分より後ろだっただけに自分の想定タイムとの瀬戸際だったことを感じていたのかもしれません。ラストまでハードなランをしていました。
決勝結果 順位表
銀メダルを獲得したスロベニアのBenjamin Savsek選手
「また２位になれたことは、信じられないぐらい素晴らしいよ」
「ちょっとしたミスはあったけど結果銀メダルを獲得したんだから、いいランだったって思う」
「スタート前にちょっとプレッシャーはあったよ、だって、ラストランナーだったからパドリングもランもフォーカスして、スムースに乗りこなせたことが、すごく本当にハッピーなこと」
「中盤と後半でミスしちゃったけど、よくやったと思ってる、勝てないかもしれないけどメダルは取れるって感じてた」
「みんなのおかげで良いパドリングができたよ。もし、君が失敗したとしても、僕と同じようにコースを下っていく時、みんながエネルギーをくれるはずさ」
質問省略：翻訳fochmag.tokyo
カヌー１人乗り女子 C1W
決勝
ジェシカフォックス選手、昨日の４位でがっかりしていたが、明日は勝つと言っていただけに、それが実現した。高順位なのだが、しばらく、彼女にとっては今ひとつな成績だっただけに、世界選手権の優勝は、カヌーにジェシーが戻ってきた感じを受けます。
チェコKaterina Hoskova選手 銀メダル
「今日は完璧なランができました、２位になった事はすごくハッピー」
「ファイナルに進出することが目標だったし、行けたらこの雰囲気を楽しもうと思っていたんだけど、いくつかのミスはしたけどいいランだった。最後のアップストリームゲートと最後のコンビネーションゲートで直接行くって決めた時に、みんなの声援が聞こえて、最高の気持ちで行くことができて、結果フィニッシュラインまで上手くいったわ」
「これは、私にとって２つ目のメダルです。最初の時は４年前、私が今２位で、またメダルを持っているのは、４年前の最高のシーズンだったころと同じだって言いたい」
「私たちはオリンピックプログラムではないので、私はオリンピックのRIOの選抜でのドラマを見ることになると思います、わたしはその偉大なファンでいたい」
「私は２０２０年の選抜では、ちょっと年齢が行きすぎちゃうので、たぶん、ここだけが勝負の分かれ目になりそう、遠目に見ることにするわ」
銅メダル獲得のスペインのNuria Vilarrubla選手
「ファイナルのランは、いまひとつでしたが、うれしかったしあきらめないで戦い抜いたわ」
「計画じゃ、高速のトラジェでは守りに行くつもりだった。オープンなトラジェからそれ以上にって、計画は良かったんだけど、いくつかの場所で上手くいかなかった、でもハッピーよ」
「私のキャリアでは、最初のシニアのカテゴリーの世界選手権で取った一番のメダル、すごくうれしい」
「今シーズン、私たちは４月に始まってからめちゃめちゃハードにやってきて、すごく長く感じたけど、シーズンを良い感じにしてくれたわ」
質問省略：翻訳fochmag.tokyo
カヤック１人乗り男子 K1M
何度もこのサイトで押している男JIRI選手が、ついに来た！
彼の早さのすごさを数年前からおっかけて来たが、やはり素晴らしい世界選手権でついに優勝した。銀メダル、銅メダルとまだ２２歳ながら、そのほかのワールドカップなどで金を取っていたが、ここから彼のレジェンドは加速するかもしれない。
コラム・・・年間のランキング
個人的には世界ランク何位などと言う物は空虚なものだと思っている。その理由は例えばイギリスの３０位の選手にワールドカップなどに出てきているEU以外の選手が勝てるかどうかという問題。実質国代表での戦いが世界選手権で、国の戦いがオリンピック。やっている目的が全く違うので、ワールドカップや国際レースなどで、そのランクについて何かを決めようとするシステムを行うなら、リーグブロックをAからGぐらいまでの各４０名の２ブロックごとの戦いにすべきだと思っています。例えば年間６戦の前半３戦入れ替え後半３戦入れ替え、成績で上のブロックの下位１０名と下のブロックの上位１０名の入れ替え。Jリーグみたいな個人戦ってことですね。
次のスラロームはポーランドのKRAKOWですね。
