平成29年9月27日(水)~10月1日(日)フランス ポーで2017年度の世界選手権カヌースラローム競技が行われます。
世界選手権はフランスのポーのコース
フランスのポーのコースは現代スラロームコースとして世界最高水準と私は思っています。
この設計の素晴らしさは、単なるダウンリバーコースで無く、リカバリー可能なフェアさと、ランの創造性のバリエーションの多さは「すてきね」と思わせてくれることです。
そして、コース途中の島岩の配置が危険とアグレッシブの境界をうまくついている場所に設置されています。
スタートからのトップゾーンは、ボートをウォールがブロックするカレントになっており、カレントトラベルゼを行うには、スピードと勇気が試され、また斜め前方から来る波状のウエーブが操船者にパンチを食らわせてきます。
攻めれば攻めるほど状況はハードに変わり、攻められなければタイムはでない。水量が増えればスタンディングの高さに驚かされます。
油断は転覆への道。息をつく暇が無いほどのトラップを見抜ければ、タイムは選手にほほえみかける。
そんなコースでの世界最高峰のレースが今週末見れるのです。
ヨーロッパ選手も本気を出してくるだけに、ハードな予選となることは必至。
今年は誰が表彰谷乗るのでしょうか。
ワイヤー見えるかな。
スケジュール
Tuesday 19th to Monday 25th September
07.00 – 20.00 Official trainings – Canoe Slalom & Wildwater Canoeing
Saturday 23rd September
20.30 – 21.30 Opening ceremony
Monday 25th September
18.30 – 19.00 Canoe Slalom – Course demonstration
Tuesday 26th September
09.00 – 09.05 Wildwater Canoeing – Forerunners
09.15 – 11.10 Wildwater Canoeing – Team events
11.20 – 12.10 Wildwater Canoeing – Team awards
13.20 – 13.25 Canoe Slalom – Forerunners
13.30 – 16.30 Canoe Slalom – Team events
16.20 – 17.10 Canoe Slalom – Team awards
18.00 – 18.30.00 Canoe Slalom – Course demonstration
Wednesday 27th September
09.00 – 09.05 Canoe Slalom – Forerunners
09.15 – 12.25 Canoe Slalom – Heats group 1 Run 1 (C2M, C1W, K1M)
13.00 – 15.05 Canoe Slalom – Heats group 1 Run 2
16.25 – 17.55 Wildwater Canoeing – Heats group 1 Run 1 (K1W, K1M, C1M, C1W)
18.10 – 19.30 Wildwater Canoeing – Heats group 1 Run 2
Thursday 28th September
09.00 – 09.05 Canoe Slalom – Forerunners
09.15 – 12.15 Canoe Slalom – Heats group 2 Run 1 (C2Mx, K1W, C1M)
12.45 – 14.45 Canoe Slalom – Heats group 2 Run 2
15.50 – 16.15 Wildwater Canoeing – Heats group 2 Run 1 (C2M, C2W)
16.45 – 17.00 Wildwater Canoeing – Heats group 2 Run 2
Friday 29th September
09.00 – 09.35 Canoe Slalom – Final course demonstration
11.35 – 11.45 Canoe Slalom – Forerunners
12.05 – 15.15 Canoe Slalom – Semi-finals group 1 (C2M, C1W, K1M)
17.00 – 19.00 Canoe Slalom – Finals group 1
19.00 – 19.30 Canoe Slalom – Group 1 awards
Saturday 30th September
10.00 – 10.15 Canoe Slalom – Forerunners
10.30 – 13.30 Canoe Slalom – Semi-finals group 2 (C2Mx, K1W, C1M)
15.15 – 17.05 Canoe Slalom – Finals group 2
17.05 – 17.30 Canoe Slalom – Group 2 awards
17.50 – 19.45 Wildwater Canoeing – Finals K1W, K1M, C1M, C1W, C2M, C2W
19.55 – 20.45 Wildwater Canoeing – Awards
Sunday 1st October
10.30 – 11.55 Extreme Slalom – Heats
12.15 – 13.15 Extreme Slalom – 1/8 finals
14.00 – 14.45 Canoe Freestyle – Demonstration
15.15 – 17.05 Extreme Slalom – 1/4, Semi and finals
17.05 – 17.20 Extreme Slalom – Awards
17.20 – 17.30 Closing ceremony
出場予定日本選手
男子カヤック | 矢澤 一輝 | 西目屋村教育委員会 | 青森県 |
足立 和也 | (公財)山口県体育協会 | 山口県 | |
吉田 拓 | (株)協栄 | 京都府 | |
男子カナディアン シングル |
羽根田 卓也 | ミキハウス | 愛知県 |
佐々木 将汰 | 万六建設(株) | 秋田県 | |
女子カヤック | 矢澤 亜季 | 昭和飛行機工業(株) | 長野県 |
竹下 百合子 | キッコーマン(株) | 東京都 | |
伊藤 由佳 | (公財)福井県体育協会 | 福井県 | |
女子カナディアン | 矢澤 亜季 | 昭和飛行機工業(株) | 長野県 |
八木 愛莉 | (株)ANA Cargo | 神奈川県 | |
佐藤 彩乃 | 秋田病理組織細胞診研究センター | 秋田県 |
葛西スラロームコース
日本の新設コースは以前エーネストブックにRIOが始まる2年以上前の水流実験段階の情報からコース完成予想図を書き、実際にハザードまで100%合っていたのです。
そのコース設計情報をWEBに載せたせいなのか、あり得ないほど設計会社のWEB訪問がありました。あほな日本の設計会社は、同じ設計者に頼んでしまいました。そしてRIOよりもまた50cm低い段差のさえないコース設計ができあがってきたのです。
なぜ日本の後発のコースがこのコースを見習わないのか?と残念に思っています。
こういうコースで練習できないと世界の壁は破れません。(理由は色々)
そして、見ている観客もすごさがわからないし、エンターテイメント性に惹かれないののです。
目の肥えたフランス人だけでなくヨーロッパ各国の人が訪れるのもよくわかります。
そして、スラロームだけで無く、ワイルドウォーターのスプリントコースとして有能なのが、日本に新設オリンピック期間のみレース運営されるコース(大会後都民レクレーション施設利用となるためワイルドウォーターなどの利用は必要ない)との大きな違いなのです。
ワイルドウォーターのエキサイティングな楽しさを身近で見て楽しめるし、選手ならこのコースを何度も繰り返し下りたいと思わせてくれるのです。