2024年4月日18日(木)から4月21日(日)東京の海の森水上競技場でパリオリンピックのカヌースプリントアジア大陸予選を兼ねて2024ACCアジアカヌースプリント&パラカヌー選手権大会が行われています。
ここは、東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場駅」から15分もかかる僻地ですが、無料のシャトルバスと観戦も施設入場も無料となっています。
スケジュールは土曜の午前中までは200~500mのレースとなっており、土曜の午後から日曜日は1000mのレースが振り分けられています。土日はパラカヌーのレースも含まれています。
カヌー競技はカヌーとカヤックの両方の総称です。オリンピックのレース種目は限定種目で、カヌーとカヤックの距離の違うレース。直線漕艇の早さを競います。
アジア大会
今回のアジア大会はオリンピック予選のために海外の選手が多く、インド人は10名+3名の選手を送り込んでいます。また、ベトナムなど今までと違い水上競技に力を入れ始めており、今回は大きな結果を残したいと意気込んでいます。日本カヌーはガラパゴス状態のまま、外国勢に追いつき追い越される結果とならないようにしなくてはならないのですが、今回五輪のイスを獲得できるのでしょうか。
オリンピック種目
男子
Kayak Single (K1) 1000m Kayak Double (K2) 500m Kayak Four (K4) 500m Canoe Single (C1) 1000m Canoe Double (C2) 500m
女子
Kayak Single (K1) 500m Kayak Double (K2) 500m Kayak Four (K4) 500m Canoe Single (C1) 200m Canoe Double (C2) 500m
アジア予選のパリ五輪割り当てシート表
下記 黄色の背景にしています。
日本選手結果4月17日18日19日
種目 距離 | 結果 | 選手名 (敬称略) |
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カヤック男子 1人乗り K1M 1000m | 決勝5位 3:52.531 1位ウズベキスタン、2位カザフスタン、3位イラン |
青木 瑞樹 | |
カヤック男子 2人乗り K2M 500m | 予選1組④レーン/⑥艇 1位通過
決勝4位。 |
棚田 大志
水本 圭治 |
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カヌー男子 1人乗り C1M 1000m | 予選1 2位4:2.495
決勝8位
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當銘 孝仁 | |
カヌー男子 2人乗り C2M 500m | 予選2組⑤センターレーン/5組 出だし早めのストローク、119ST/1”49’617予選1位通過。
決勝2位。1位:カザフスタン、3:ウズベキスタン |
永沼 崚、 橋本 将都 |
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カヤック女子 1人乗り K1W 500m | 予選1組⑥レーン2位2:4.970 +3.255
決勝 6位 2:12:089(+9.761) |
細見 茉弥 | |
カヤック女子 2人乗り K2W 500m | 決勝④レーン 4位 1:58.182(+8.152秒差) 1:中国、2;ウズベキスタン、3:カザフスタン アジアの3強から大きく引き離されていた。 |
細見 茉弥、 浦田 樹里 |
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カヌー女子 1人乗り C1W 200m | 決勝 7位 1位ウズベキスタン、2位ベトナム、3位カザフスタン |
小林 実央 | |
カヌー女子 2人乗り C2W 500m | 決勝4位。9秒遅れ。1位カザフスタン、2:ベトナム、3:インドネシア | 久保田 愛夏、 桐明 輝子 |
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男子カヤック K1M 200m | 予選2組⑦コース/5組 DNF 決勝1位コリア、2位ウズベキスタン、3位イラン |
小松 正治 | |
男子カヌー C1M 200m | 予選2組⑦レーン/5組-2位
決勝4位。 |
八角 周平 | |
女子カヤック K1W 200m | 決勝4位。 1位カザフスタン、2:ウズベキスタン、3:コリア |
浦田 樹里 | |
女子カヌー C1W 500m | 決勝4位2:29.421 1:ベトナム、2:カザフスタン、3:インド。 ベトナム1強のレース。11秒以上遅れていた。 |
小林 実央 | |
男女混合カヤック K2MIX 500m | 決勝4位 1:50.771 | 遠田 穂奈美、 深田 康平 |
特筆すべき成績は見られなかった。アジアのカヌー途上国ばかりで中東系と中国以外にも、かなり成績を上げている。日本選手が気の毒でならない。カヌーをでたらめに扱っている日本カヌー連盟が数十年間なにも発展していないために、選手達は一生懸命頑張っても世界から取り残されてしまった事実を突きつけられたショックは大きいだろう。オリンピックの出場をかける以前に、アジアの壁も更に高くなり、カヌーをやらなかった国が追い越していく。その理由は、私はこのサイトを立ち上げた時点から言っている「でたらめな@@流的な考え方をやめるべき」。海外のコーチを呼んでも基礎が無い状態で何を指導しろというのかを基礎は出来ているという日本カヌー連盟のでたらめが、コーチを出来ない状態にしている。文部科学省の規定を作ることが連盟の仕事では無い。大会の事実を突きつけられた状態で、海外が発展している事実を語る委員などは辞めてしまえば少しは連盟も良くなるだろう。政治的な理由でカヌー連盟を利用し続けている政党があるが、カヌーは一切知らぬ議員が会長となる時点で海外の競技力向上を追いかけている各国の連盟とはちがった特殊な構造ができあがっている。今後未来永劫発展することはないだろう。社会を知らないスポーツ選手が理事となっても丸め込まれて改革など出来ないまま終わる。
話を戻すと、アジアの新興は私の調査では10年前に海外調査に乗り出していたし、連絡もあった。東京オリンピックのコロナの時にいかに次の戦略を練っていなければならなかったのかを今頃関係者達は後悔しているのだ。
種目 距離 選手名(敬称略) | 結果 選手名 | PARACANOE | |
KL3 Women 200m 決勝 | 1位 加治良美 58.587 | PARACANOE | |
VL3 M en 200m 決勝 | 2位 今井航一
3位 辰己博実 |
PARACANOE | |
VL2 Men 200m 決勝 | 3位 加藤隆典 4位 高木裕太 |
PARACANOE | |
VL1 Men 200m 決勝 | 3位 関根 徹哉 | PARACANOE | |
KL-1 Men 200m 決勝 | 2位 高木裕太 | PARACANOE | |
KL-2 Men 200m 決勝 | 2位 辰己博実 | PARACANOE | |
KL-3 Men 200m 決勝 | 4位 今井航一 | PARACANOE | |
VL-2 WOMEN 200m決勝 | 2位 小松沙季 | PARACANOE |
資料
https://www.japan-paracha.org/ パラカヌー
https://sites.google.com/canoedog.com/asiacanoe24/live-results?authuser=0 アジア大会HP
スコア
https://drive.google.com/file/d/1gQffy-YOA_H8mS0lDEdd-PVfNZVC8mcD/view