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カヤッククロス レースルールを知って身内で楽しんでみよう

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エクストリームスラロームのカヤッククロス(正式名称Kayak Cross)の装備の話は前回いたしましたので、今回はレースのルールです。
簡単に説明します。
日本でやるとすれば、国際ルールまではプレイヤーの下地が無いために、そこまで厳密にやる必要は無いと感じます。
まずは普及して、みんながレクレーションとして楽しめるポジションになることを前提に書いています。
正式のルールブックは、リンクアドレスを記事最後に載せていますので、気になる方は確認してください。

参考動画 World Cup La Seu d’Urgell Spain ワールドカップ2022 スペインのカヤッククロスの決勝の模様
進行の参考に見てください。

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カヤック クロス概要

4人同時にスタートして順位を付けていくレースで、勝ち抜き戦のトーナメント方式で行われます。レースはスラロームのコースを使いますが、ゲートはありません。その代わりにぶら下がっている空気で膨らました大きなポールがあり、それをチェックポイントとして通過していきます。

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レースは、4人1組のグループ予選として進んでいきますので、基本的に4の倍数の人数が必要となります。
(草レースだったら、3人とか2人かの参加人数で分けても良いかもしれません。個人的に思うには・・・。)
タイムトライアルの個人予選が行われ、タイム順にトーナメントの枠に振り分けられます。そしてレースの着順でトーナメントを勝ち上がります。
予選で勝ち抜けられなかったとしても、敗者復活戦が設定されている場合があります。参加人数によってトーナメントの調整方法があります。

省略記号は,男子は MX1(man cross one person),女子はWX1となります。

ゲート要件

ポールは、1本または、2本で構成される。
緑色:ダウンゲートと同じ上流から下流へ進む。ポールへの接触は、左右どちら側からでも通過しても良い
赤色:アップゲートと同じ、下流側から上流へ進んで通過する。ゲート設定は最大で10までとされている。
これ以外に、ロールゾーンという、指定エリア内でエスキモーロールをしなければなりません。
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コース

設定は45秒~80秒で想定される様にデザインする。(コース長さに決まりは無いが、ICF主催の場合はICFと合意が必要)
デモなしでも承認されるが、デモはして欲しいという感じでルールには書いてある。
安全用のバリアーの設置も必要とされる。

レース進行

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レースは、4人一組で同時スタート。初期はタイムトライアル順の上位順から好きなスタート場所を選べる。4人並んで一斉にスタートする。上位2名勝ち抜けとなり、順位によって次のトーナメントが割り振られる。

コース途中にあるポールには、きっちりと接触しなければならない(ネゴシエートといいます)、体の一部がポールに当たる必要があります。パドルでタッチするのはだめですが、パドルから手を離している場合に手でのタッチは認められる。
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ロールバリアでは360度の回転(転覆して起き上がるのが1周するということ、転覆させた側から起き上がるのはだめ)
ロールゾーンも同上。

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バリアはバーが浮かんでいる下をロールで通過、ゾーンは指定場所内でのロールを行う。
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他の艇や体の接触はOKですが、相手を掴んだり、ボートなどを引っ張ったり、故意的な接触はだめ。

もしパドルが折れた場合は、危険なため、パドルを放棄しなければならない。手こぎでの完走は認められる。

ペナルティー

■フォルト行為
・フライング(スタートのレディready合図以前に動き出した)は、DNS扱い。
ICFレースだとGOゴーで自動でスタート位置のストッパーが解除される。
・ロールゾーンで認められない場合は、やり直さないとフォルト扱い。
・ロールバリアの場合はその場所で水中に上半身が無かった場合、やり直さないとフォルト扱い。

■ DNF(完走ならずの扱い)
・転覆したままフィニッシュラインを通過した。
・スタートのレディ前に道具や物が落下した。DNS(スタートせず)扱い。

イベント運営まで

大体こんな感じです。ローカルで行うなら、プログラムの進行は色々設定変更してプレイしやすく、楽しめるようにして良いと思います。
スラローム競技はゲート設定数が多いので、それなりに人手が必要となってしまいますが、レース参加レベルによって、安全配慮誘導のポール指示ぐらいの設営でも十分でしょう。
日本では、まず競技の理解から始めるレベルですので。緑2の赤1のロール1の設営で距離も30秒設定にしてもたぶん1分かかるケースも多々見られると思われます。
主催者のかたは、デモランをして想定コースを会議で相談してポールの設置位置の決定をおこない、イベントが行われたデータによって、改善へつなげれば良いと思います。


参照
https://www.canoeicf.com/sites/default/files/2023_canoe_slalom_competition_rules.pdf

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