２０２１年4月3日ドイツチームのラウヘ選手、ヤーン選手、ヘリング・プラドラー選手が第1回ランキング・レガッタで2冠達成
デュイスブルクで開催された第1回ドイツ国内予選では、2021年の東京オリンピックに向けて、実績のある選手たちに疑問符を付けました。
先日書いたドイツの東京オリンピック対策の続きです。スプリントレースの現状とレース結果などです。選抜選手のみの強化レースと選考までの過程の状況です。
デュイスブルクのレガッタコースで、一般選手を除いた最初の国内予選レースが行われました。2021年2月4日.から3月4日.まで、穏やかな風から軽い向かい風の中、約110名の選手がカヤックとカヌーのシングルで競い合い、2021年に開催される東京オリンピックに向けて日本代表に推薦されました。
ナショナルコーチのアーント・ハニッシュは、ナショナルチームの予選でもある約2年ぶりの本格的な大会に出場することは、選手にとって難しい状況であると推測しています。
DKVドイツカヌー協会長トーマス・コニェツコは、「非常にポジティブな印象を受けることができました。今の時点で期待以上のものを見せてくれた選手もいた」。
レース結果
ロナルド・ラウヘ選手（KCポツダム所属）、サブリナ・ヘリング・プラドラー選手（ハノーバーシャーKC所属）、リサ・ヤーン選手（ケペニカーSC所属）の3人は、2レースでそれぞれ2勝を挙げ、ランキングの上位に入りました。ロナルド・ラウヘ選手にとって「とても難しい」と感じた250m決勝の後も、彼にはプレッシャーが消えません。
200mは2つのレースのうち、より重要なレースであり、このコースでの優勝者は日本代表への直接の資格を得ることができます。
さらに、スプリントコースでのホームランナーとしての地位を失わないためにも、代表チームの最後の姿を優勝で残したい」と、自分にプレッシャーをかけていました。
ラウヘに続き、マックス・レムケ選手（KCポツダム）とコスティア・ストロインスキー選手（RKVベルリン）が250mで2位と3位に入賞しました。
カヤック女子
250mでも500mでも、女子カヤックの1位から3位までの選手のゴールは同じように見えました。Sabrina Hering-Pradlerの後、Jule Hake選手（Kanu und Ski-Club Lünen）とTina Dietze選手（SG Leipziger Verkehrsbetriebe e.V.）が2位と3位でフィニッシュしました。
決勝レースの後Hering-Pradler選手と、Sabrina選手「シーズン最初のレースはいつもとてもハードで緊張するものなので結果には安心しましたが、とにかく再びレースができて良かったです。このように続けていくことができるのですから」
女子カヌーでは、250mと500mで、リサ・ヤーン選手に続いて、アニカ・ロスケ選手（KCポツダム）、ソフィー・コッホ選手（ラインブルーダー・カールスルーエ）が登場しました。
カヌー男子
男子のカヌー500mレースで、コンラッド・シャイブナー選手（SCベルリン・グリューナウ）がセバスチャン・ブレンデル選手（KCポツダム）を僅差で抑えて優勝した後、ポツダム出身の彼が0.2秒のリードで先に1000mレースのフィニッシュラインを通過しました。
コンラッド選手は500mの勝利の後、「後ろはかなり接近していて、特に向かい風のせいでレースが少し長くなってしまった。フィニッシュまでリードを保ち、とりあえず自分のパフォーマンスを示すことができたのは良かったです。」
セバスチャン・ブレンデル選手も両コースでの成績に満足「監督がアンドレアス・ディトマーに変わってからも、この数ヶ月間にトレーニングしたことがすべて機能していると確信できます。 また、コンラッド選手との壮絶なレースも非常に身になったと思っています。そこから、一緒に練習したり、合宿で競ったりできるのは、お互いにとってメリットのある状況です。 シーズン中にお互いのパフォーマンスを高めることができ、それは絶対に必要なことです。」
500m C1レースではモーリッツ・アダム選手（SCベルリン・グリューナウ）が3位となりました。
1000mではペーター・クレッチマー選手（SC DHFKライプツィヒ）が3位に入賞しました。
カヤック男子１０００ｍ
ドイツ国内1次予選の最後の決勝では、ヤコブ・ショプフ選手（KCポツダム）が1000mのカヤックレースで再び力を発揮し優勝。
クラブメイトのマルティン・ヒラー選手、トビアス-パスカル・シュルツ選手（KGエッセン）が続きました。
トム・リープシャー選手（KCドレスデン）は、背中の怪我のため、クリスマス後にシーズンの準備を始めたばかりでしたが、8位に入賞することができました「A-finalに進出できたことにとても満足しています。これで私の心の大きなつかえが取れました。」
彼の試合でのタフネスさが足りないことを自覚しているようで、あと2週間のハードなトレーニングでそれを取り戻したいと考えてるそうです。
DKVのコニェツコ代表は、「参加者全員が安全に配慮した上でのことです。 私は選手達をチェックしていました。必要であれば諭そうとしていましたがルールを守っていない人はみあたらなかったです。基本的にマスクの着用が義務づけられていない屋外でも、みんな医療用マスクで身を守り、距離を置いていました。」
東京オリンピックは世界ではまだまだおわっていないのです。先日の記事と合わせてドイツのレース状況をお伝えしました。
反日マスコミによる東京オリンピック封じの報道も真に受けてはいけないと言うことです。世界では常に目標に向かってベストをし続けているのですから。
