スーパースプリンターを決める5000mのレースはたった今終わりました。ものすごく白熱したレース展開に会場も盛り上がりました。
レーススタートし各艇が一斉に第1コーナーへ向かいます。この先頭集団で目立ったのはピメンタ選手。なぜかというと、先頭集団を走りながらも何度も自走走行ルートを上手く使うことが出来ず接触ばかり、順位を落とすも起死回生と先頭集団に戻る加速をおこないます。
そして追いついた途端に、またも走行ルートでの接触により、大幅に順位を落としてしまいます。流石に心折れたようにそこから、先頭集団への食い込みは急激に弱まります。しかしながら、第2集団として続いています。
先頭は若手のB.NOE選手
このNOE選手が侮れない。前半のレースを引っ張る存在になるとは思いもよりませんでした。
先頭を走り、2,3番手争いにピメンタ選手がつけています。
この時点で団子状態の選手の顔ぶれを見ただけで、これは面白いレースになると確信しました。みなさんも、すげーぞ、この先頭集団への食い込みと思ったのでは無いでしょうか?
カヌースプリントの帝王MAX HOFF選手もぐいぐいと先頭に迫ってきました。
チャンピオンはハンギングの先頭で3艇を引っ張り続けています。
この状態のまま周回は続きます。この状態のレースの力強さは、見ている方も力が入ったのでは無いでしょうか?見所です。
そしてホフ選手は戦略なのか、一旦2位へ退き半艇身ほど離された距離のままついています。
最終周回の鐘が鳴ってからホフ選手は仕掛けるタイミングを見計らっているようです。
最終コーナーにホフ選手はイン側へ入ってしまいました。
しかし、ベテランの走力は違います。そのまま内へ押し入れられることも無く、最終コーナーを抜けることができたのです。
そこで、事件が、先頭を走っていたベラルーシのAleh Yurenia選手が斜行し岸側へ大きく数メートル移動したのです。
これは、周回遅れになりそうな選手がフィニッシュ前に立ちふさがる形になったために、それを避けようとコース変更をおこなったようにみえますが、このランはホフ選手とのランの交錯にもみえます。
そのままフィニッシュラインへ向かいますが、ホフの前の周回遅れ直前の選手がブロックした状態のまま前に出れず、レースの最後のハードなこぎをすること無く、2位確定でフィニッシュ。
しかし、ホフ選手は、フィニッシュ後に先頭の斜行をしたAleh選手に詰め寄りおかしな走行に直接抗議。口論していました。
はたして、最終結果は?判定はペナルティが着く?順位変動?
女子の5000m表彰式が終わってもなかなかアナウンスが流れません。
長い待ち時間
最終結果は、そのままの順位で確定しました。
3位はピメンタ選手。第2集団から抜け出し、途中先頭集団を脱落した選手を抜いて3位とメダル獲得することができました。
これもレース。
ライブ動画は一回消えてしまいましたので現在は見れませんが、多分編集されて再アップされると思われますので、ぜひ見て熱くなってください。
資料
https://results.szeged2019.com/competition/1/races