オリンピック施設の建築の依頼を受けていたエムテック社。葛西カヌースラローム場の管理棟の建設受注を受けていたが、倒産した。
10月3日に民事再生申請していたが、10月22日に再生手続き廃止決定が東京地方裁判所により出され、ついに倒産してしまった。
エム・テック社 M-Tecのオリンピック施設受注工事は、
カヌー・スラローム会場の管理棟建設
有明テニスの森公園の屋外テニスコート改修工事
「民事再生手続き申立て後も工事を続ける意向を示していた。
今後は別の業者への発注を含めて、対応を検討している」
(東京都オリンピック・パラリンピック施設整備課)。
WEB頁や、工事予定表は破産した22日以後更新されていない。
スイミングスクールなども運営していたが、急成長企業の急激なダウンは、大抵予測される。
今年の3月に、中潮橋撤去工事現場における港則法違反被疑事案に関し起訴されていました。
関連企業の利益循環などもあり、どこも貸し付けしてくれなくなり、２５０億円以上の負債の、期日返済分が、不渡りし、倒産となった。
スラロームのコースは、別業者。
それにしても、まだ、建設業界は手形なんてやってるんだね。
連鎖防止に下請債権保全支援事業はあるけど・・・。
今後はどうなるか
どっかの業者を探して再発注するだけ。
間に合うのか？
スラローム場としての活用が、オリンピック期間だけのような資料があるため、臨時増設物で十分対応可能。
ここは、競技施設としてでなく，都民が利益を得られる為の施設だから６０億円以上の税金が投入されている。
実績の無い日本のスラロームスポーツのために50億円は使われない。日本カヌー連盟への補助金が毎年いくら出ていたかを知っていれば、すぐにわかるだろう。
箱物に市民参加はあったのか
裁判所が無理って言ってるところを見ると、資産も活動も今後利益予測が立たないのだろう。
入札時にわからないことだけに、1年ぐらい、時間があったことがまだ救い。
、オリンピックスポンサーのような大企業が、受注しない。スポンサー企業が受けたら、それこそ循環だけに、税金を使う＋企業スポンサー制度は、かなりの透明度がないと納得してもらえなくなる。
オリンピックの主導が東京都なら、東京都議の公共施設関連癒着問題に繋がっていたことを、思い出す。
小池百合子都知事が最初にやろうとしたが、議会の反撃で、大変なことになった。
フェアな入札制度とは、利権と繋がった者の排除からだが、現実は難しいのだろう。その歪みがでた。
http://www.mtec-con.co.jp/?p=1529
＝＝＝追記2019-1/18＝＝＝＝
１月１８日エムテック社に変わるに新たな業者が決定。
＝＝＝追記＝＝＝2019-1/31
管理棟の建設完成時期が7ヶ月ほど遅れる模様
２０１９年１月３１日東京都発表内容。
２０２０年東京オリンピックのカヌースラローム競技会場となる江戸川区のカヌー・スラロームセンターが、当初の予定の２０１９年５月から約７カ月遅れる１２月ごろの完成になると発表しました。
建設を請け負っていたエム・テック社が経営破綻。２０１９年１０月にはオリンピックのテストイベントが控えていますが、東京都の担当者はコース部分は予定通り完成するので、問題はないと説明しました。
テストイベントは仮設のトイレなどで対応すると言うことです。
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