2018年8月31日から9月2日までスロベニアのタッセンでカヌースラロームワールドカップ第4戦が行われています。
ワールドカップ第4戦
今回はアジア大会の直後の国際大会です。インドネシア大会からスロベニア大会。日本大会からスロベニア大会と選手たちは水上に居続けているので、コンディションがさがりません。
羽田卓也選手は、アジア大会金メダル。
足立和也選手は銀メダル。
矢沢亜紀選手は金メダル。
金銀のメダリストがワールドカップに参加するので、第4戦の予選は余裕で通過し、決勝レースでもメダルを争ってほしいですね。
それでは、初日のレースの結果です。
プログレはICF2015ルール。（勝ち抜け、泣き１）
午前
C1-Men Heats 1st Run
予選1の日本選手の結果（20名通過）
27位 36 谷口和也選手 104.09 2ぺな 106.09 +16.51
30位 26 佐々木翔太選手 108.72 2ぺな 110.72 +21.14
33位 13 羽田卓也選手 96.76 50ぺな 146.76 +57.18
谷口選手は＃５でタッチ、佐々木選手も＃５でタッチ、羽田選手は＃１８で不通過。
3選手とも予選2で準決勝進出に向けて再チャレンジです。
カットラインのポイントは９８．５３。トップはスロバキアのアレキサンダースラフコフスキー選手の８９．５８。地元スロベニアの4選手が2位から5位まで独占した。
C1-Men Heats 2nd Run
予選2の結果（10名通過）
10位 20 LOKKEN Zachary USA 100.81 0 100.81 +9.45予選通過
＝＝＝＝＝＝＝以下予選不通過＝＝＝＝＝＝＝＝
11位 26 佐々木翔太選手 97.98 4ぺな 101.98 +10.62
13位 13 羽田卓也選手 99.77 4ぺな 103.77 +12.41
15位 36 谷口和也選手 122.22 4ぺな 126.22 +34.86
＃１８の通過の連続画像で解説します。
ゲート18番不通過の瞬間。完全に不通過をとられる姿勢だった。
なぜ、羽根田選手が予選落ちをしたのかを解説
羽根田選手セッティング大失敗！
アジアカップの様な流れの弱いカレントのコースはスタンディングもウェーブもなかった。そのようなコース向けのピヴォットターン用のセッティングがされていることは遠目でもわかった。
今回タッセンはそんな甘いコースではない。
自然の川を生かしたコース設計で波のうねりが全ての水流で発生している。
これは、極端な後方に重点を置いたセッティングのボートではノッチングしっぱなしの状態となる。
カレントの中で常に前後にバランスを取りながらのランにスピードはない。
そしてシュート手前のうねりの高いところで起きた不通過。
前後のノッチングがひどすぎて、完全にバランスを崩した。そのまま18番にこけずに入れたのはすごいが、それはアンダーザケートライン(*1)に頭が通過していないものだった。(*1:カルタベイトブック,インプローブブックを見てください）
羽根田選手を殺している。
K1-Women Heats 1st Run
予選1の結果（20名通過）
15位 21 矢沢亜紀選手 104.08 0p 104.08 +12.35 予選通過
23位 24 竹下百合子選手 108.27 2p 110.27 +18.54
38位 33 三島廉選手 119.91 54p 172.91 +81.18
予選2の結果（10名通過）
10位 24 竹下百合子選手 10p 114.49 +16.75 予選通過
18位 33 三島廉選手 52p 166.92 +69.18
初日午前の予選は以上です。
＝追記＝
午後
C1-Women Heats 1st Run
予選1の結果30名（20名通過）
23位 24 三島廉選手147.21 4 151.21 +47.98
24位 22 OGILVIE Sophie GBR110.6652162.66 +59.43
25位 3 WERATSCHNIG Nadine AUT 106.87 58 164.87 +61.64
26位 2 FISEROVA Tereza CZE 113.02 54 167.02 +63.79
27位 10 DONNELLY Sage USA 123.39 56 179.39 +76.16
28位 28 CHUNG Yu-Han TPE 177.82 10 187.82 +84.59
29位 20 さとうあやの選手 164.79 62 226.79 +123.56
30位 27 MARX Alena SUI 159.27 154 313.27 +210.04
※30選手が準決勝進出できますので、第２ランしなくても全員通過となっています。
予選2の結果（10名通過）
7位 22 OGILVIE Sophie GBR 134.07 52 186.07 +80.47
8位 30 MICOZZI Elena ITA 139.66 58 197.66 +92.06
9位 24 三島廉選手 JPN 180.09 52 232.09 +126.49
10位 20 さとうあやの選手 JPN 154.0710 62 60.07 +154.47
全員通過
K1-Men Heats 1st Run
予選1の結果（30名通過）
27位 29 矢澤一輝選手 88.01 0 88.01 +5.68 予選通過
29位 12 足立和也選手 88.46 0 88.46 +6.13 予選通過
39位 3 吉田たく選手 90.02 2 92.02 +9.69
予選2の結果（10名通過）
4位 36 吉田たく選手 2p 87.80 +1.83 予選通過
男子kayakは日本3選手予選通過となりました。
setting miss
羽根田選手にマルティカン並の操船技術はない。セッティングが似ていてもそれをこなせないのだ。
