トライアスロンに有効というキャッチフレーズでポラライズドトレーニングと称するエアロビック系のトレーニングの話を耳にしました。それを色々なスポーツで行えるのでは?と考える人が増えてきました。
ポラライズとは偏光、つまり、強度仕分けするのです。このモデルは設定された閾値(しきいち)、区分け基準をもとに低、中、高と3つに分けています。
最初に言っておくのは、強度トレーニングに関しては「ジャパン史上最強エーネストブック」に書いてあります。そして重要なスポーツ障害に関することはインプローブブックに載せました。
このスポーツ障害はトレーニング年齢に関係し、コーチやトレーナーがこの知識を理解していない場合ととても危険な事故に繋がります。
ジュニアなどはポラライズ・トレーニングを行うべきでは無いとだけ言っておきます。
一応説明するポラライズドトレーニング
polarized training
閾値
強度区分け | 基準としているもの(下記それぞれで判断可能) | ||
心拍数モニター最大心拍数 | 乳酸閾値心拍数LTHR | RPE(感覚的なもの) | |
低強度 | 80%以下 | 95%以下 | 5以下 |
中程度 | 80%から88% | 95%から102% | 6-7 |
高強度 | 88%以上 | 102%以上 | 8以上 |
この区分けされた強度の割合の設定を作り、その基準でトレーニングしていく
9週間行われた各サンプルにより実験は、ある程度以上のトレーニング経験のある者達によってのデータであって、実際にはそれぞれの年齢男女体格トレーニング経歴(初心者を含む)によって、この排出されたデータと同じ結果が出るわけでは無いこと。
つまり、それぞれ実段階によっての軽いサンプル実験を行ってデータを作ってからでないと、このポラライズトレーニングの強度の決定はできないと言うことが結論となっている。
つまり、ポラライズドトレーニングは魔法のトレーニングでは無く、トレーニングによる強度の割合設定には意味合いがあることを見いだした研究であるのが、現段階であります。
実際に実践として使えるトレーニングになるには莫大な量の実験結果が今後必要になります。
まとめ
実際には割合変更をしてもミトコンドリアは増えていないという検証結果が出ている。
この研究を生かすには、エーネストブックに書いたエアロビックな水上トレーニング+補完トレーニングのサイクルの時間によって削減した個人設定において、低強度をふやしても体のパワーはほとんど上がらないから、設定方法を工夫しようということかな。
週間と期間の強度値の数値はエーネストブックのそれぞれの期間に書いてあるからそれを基にした構成にしましょう。
資料:スコットランドのスターリング大学の研究、Journal of Applied Physiologyに掲載
など