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予選速報ジュニアアンダー23スラローム世界選手権2017

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ジュニアU23CKスラローム世界選手権予選結果速報

2017年7月18日から始まった18歳以下のジュニアと23歳以下のUnder23のカヌーカヤックスラロームワールドチャンピオンシップ。日本選手の予選の結果を速報ニュースとして紹介します。
スロバキアのブラチスラバ
ライブストリームもありますので、予選のゲートの簡単な見所も紹介します。

予選のゲートは23,(アップストリームゲーツ#5,6,11,14,17,21)
予選方式はICF2015プログレルール(予選1で上位勝ち抜け、予選2で残りのメンバーの上位勝ち抜け)※国際的なルール名を使用しています。
午前のセッションでの結果まで。
DAY2:7月19日までの結果。

DAY3:7月20日迄の結果。

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日本選手団のメンバーはこちら

クラス 性別 カテ
ゴリー
選手名(敬称略) レース 順位/出場数 結果
ジュニア
18歳以下
男子 K1 瀧口 将矢 予選1 67/80  × 予選2へ
予選2  22/50  ×
武藤 裕亮 予選1 39/80  × 予選2へ
予選2  5/50  準決勝へ
齋藤 康祐 予選1 38/80  × 予選2へ
予選2  24/50  ×
女子 K1 福馬 つばさ 予選1  45/58 × 予選2へ
予選2 33/38 ×
八木 優芽 予選1  37/58 × 予選2へ
予選2 23/33 ×
U23
23歳以下
男子 K1 佐伯 雄太郎
浅見 明太 予選1 57/79 × 予選2へ
予選2 31/49-1 ×
山本 嶺
 女子 K1  三島 廉 予選1 24/50 × 予選2へ
予選2 19/29 ×
 岡崎 遥海 予選1 36/50 × 予選2へ
予選2 11/29 ×
 都田  輝夏 予選1 34/50 × 予選2へ
予選2 18/29 ×
 C1  八木 愛莉  予選1 21/39 × 予選2へ
予選2 3/19 準決勝へ
 佐藤 彩乃  予選1 28/39 × 予選2へ
 予選2 17/19 ×

誰でもわかる予選の見所ポイントのゲート

#14,#15アップとパラレル
シュートを降りて左のアップゲートはカレントが強く流されやすいが、罠はもう一つあり、パワーの無いやつは#15をクリアにくぐれない仕掛けになっている。
ハイクロスをかけたときにさらにカレントクロスの突き抜けられるパドルが入れられないプレイヤーはペナルティをほぼ受けてしまいます。アプローチをカレント任せにするなんてコーチングは許されないのです。
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#17,18,19のスタガーはスタンディングゾーンにないスタガーですが、ゲート間のボイルの抜け方でタイムが全く変わってしまう。予選落ちするプレイヤーは100%ここが弱い。なを#20はイニシャライズ用でスタガーに見せているだけ。
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#21のアップゲートは高さのあるシュートから降りてすぐ左側にゲートがある。カレントが強いためにシュートから降りるタイミングで方向転換すれば遅れて流されゲートから離れる、または転覆し不通過になる可能性を秘めている。しかしちゃんとリカバリールートは設定されている。
カルタベイトブックにプランの比較を書いてあるので、参考にどうぞ。

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八木愛莉選手(写)予選1のランはちょっとボートが動いてなさ過ぎだが、彼女の弱気なレーススタイルがそうさせている。ともかく、流されながらも#21をしのげた事でレベルの低いカヌースラローム新興国よりも順位が上になることができた。

つまり#21は国際レベルに達しているかの垣根であるともいえます。
三分の二は通過し準決勝に進めるのが、現在の女子カヌー。

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予選1の瀧口選手(写上)#20を過ぎてから流されるも戻ってゲートを通過した。
ジュニアの場合選手によってはカレントでU23以上のスピードが出せるラインがあるのですが、コーチがわかっていないようでライン以前のランを感じさせてしまいました。
まだ予選2に間に合うのでアドバイスした方が良い結果に繋がるまたは、次戦の人工コースの戦略基礎を学ぶことになるだけにやっておいた方が得策です。
同じランをさせてしまったら、原始人の監督もコーチもいらないですねw。

 

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予選2の武藤選手(写上)ジュニアカヤックシングル男子で準決勝へ進出。

K1M予選2でとても面白いモノを見てしまいました。
ニュージーランドのCALLUM選手#21から#22へ「ナイフ」使っていた。
見ながらエーッと驚いた。レースでまず使わないテクニックだからで、早さよりもボートをパドルとの水の力で浮力を生み出し安定させる技です。そして、タイミングばっちりでスタイリッシュにゲート通過。すごい想像力のあるラン。

レースタイムから見るトップとの差

Tsはトップセクション(1位との差。+は遅れている)、Msはミドルセクション(1位との差)、Bsはボトムセクション(フィニッシュタイム)、Pペナルティ(ゲート番号(ペナルティ点)。
総合点は低い方が順位が上。90点台~が一般的ですが、驚異のランで80点台~となることもあります。
タイム1秒1点、ゲートタッチ+2点、ゲート不通過+50点。

選手(敬称略) レース Ts Ms Bs P 総合点 トップとの差
浅見 明太 予選1 +7.33 +26.32 114.88 #21(2) 116.88 +32.82
予選2 +4.47 +13.90 113.09 0 113.09 +26.34
 八木 愛莉 予選1  +9.53 +14.26 134.36 #6(2)#23(2)  138.36  +26.47
予選2 +2.89 +8.40 122.65 0 122.65 +12.84
 佐藤 彩乃 予選1  +14.51 +33.94 149.15 #21(2)#22(2) 153.15 +41.26
予選2  +6.44 +13.16 126.46 #15#23(4)#21#22(100) 230.46  +120.65
瀧口 将矢 予選1 +10.62 +16.67 121.16 #11#20#22(6)#9(50) 177.16 +89.12
予選2 +8.28 +15.87 110.85 #15(2) 112.85  +22.72
 武藤 裕亮 予選1 +8.77 +16.44 +112.79 #6#11(4) 112.79 +28.75
予選2 +2.08 +3.31 94.98 #11(2) 96.98  +6.85
 齋藤 康祐 予選1  +6.13 +12.84 +108.72 #3#11(4) 112.72 +24.68
予選2 +5.90 +15.17 109.14 #8#11(4) 113.14  +23.01
 三島 廉 予選1 +9.53 +19.62 114.86 0 114.86 +22.98
予選2 +6.36 +14.98 118.95 #12#21#23(6)#22(50) 174.95 +69.21
岡崎 遥海 予選1 +9.50 +29.76 130.52 #9#14(4) 134.52 +42.64
予選2 +4.14 +10.91 123.18 #15#19#21(6) 129.18 +23.44
都田  輝夏 予選1 +15.44 +29.27 123.96 #8#15#17#23(8) 131.96 +40.08
予選2 +23.68 +40.50 162.24 #11#22(4) 166.24 +60.50
八木 優芽 予選1 +12.44 +35.08 146.78 #3#5#6#11#15#22(12) 158.78 +57.00
予選2 +24.78 +36.51 148.64 #11#23(4)#6(50) 202.64 95.43
福馬 つばさ 予選1  +10.85 +24.54 121.99 #11#22#23(6)#15#21(100) 227.99 +126.21
予選2 +19.31 +26.78 133.49 #11#12(4)#21#22#23(150) 287.49 +180.28

wch jru23 yagiyume - 予選速報ジュニアアンダー23スラローム世界選手権2017

予選1の八木ゆめ選手 未来はこれから、まだまだ頑張ってね。
ボートの挙動ばかり気にせずに、そしてゲート間の繋ぎをカレント任せにしないでもっとアグレッシブに漕ぎましょう。

はっきり言うと、
この人の周りの大人が駄目で
用具の知識、ダウンリバー基礎が全く感じられない。

解説 この解説対象は選手本人ではないので注意

#2DGリバースバウスィープで通過。きれいに通過したように見えるが、この時点でロスオブタイムを作り出してしまっている。パドリングからのバウドローコンビネーションで通常は抜けることで直線的なラインが高いスピードを保つ。
このスィープを入れさせてた時点で私が試験官でコーチテストだったら低レベルコーチの認定でナショナルチームコーチなら失格させる。
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#5(UPG)の詳細をH2のランに関して言うと、写真ゲートのインポールへの執拗な意識は間違いで、次のゲートを考えるラインはゲートより体が出てからの動作となるが、インポールからの間違ったラインを意識するあまりバウラダーを入れてしまうが効果は無い。結果意味がないロスオブタイムを追加しただけ。まずパドリングで前進してラインのターニングポイントへ運ぶことが優先されるが、パワー自体もないためロスを重ねてしまう。その場合インではなくループのリカバリーが直前まで来ている事を見いだしてアウトへサイドウェイ気味にBACした方が早く抜けられる。(この部分わかりやすいようにイメージできるように書いているが実際の動作はもっと斜行する)そこからのループラインからハイクロスへのラインに入るべきなのです。
選手としては右パドルが0に近い効果は修正しよう。

#6手前での転覆の理由
トラベルゼをバランスのみで対応しようとした結果スタンディングウォールにボートが負けて横向きにさせられた。つまりバランスはパワーと相殺させる事を知らないため(ほとんどの今までの男女全ての日本選手がこれを理解していない。そのためコーチになってもコーチングがおかしく、同じ歴史が繰り返される。そのレベルで監督になれば確定してしまう)

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予選1の福馬選手(写上)ボトムセクションでゲートを落とし続けてしまった。どんまい。

予選2に向けて、福馬選手に現場で私がコーチングするなら、彼女はターンの出口のハンドリングする前に必ずボートが止まってしまうため、エネルギーが死んでしまう。つまり再発進するには動いているボートよりも大きなエネルギーを使いそれは、アクセレーションにも体力にも関係する大きなロスを自分で作り出している。
これだけ気をつけるだけでも、10秒以上は縮まるはずである。

上記の二人とも、そもそも現場で行うコーチングではなく、基礎練習のレベルのコーチング。
練習日にコーチングできない連盟監督などの同行者は何をしに行っているのだろうと腹が立つほど。日本の練習でも簡単に見抜けるモーションの癖なのに。

ちゃんと教えてあげれば良いのにとつくづく思ってしまう。
心技体全てにおいて・・・子供達は上達したいのですがコーチが教育を持っていないと何年経っても同じ結果。コーチや監督や連盟のプライドでは選手は成長させることはできないのです。

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岡崎選手(写上)何年も前から悪い癖が修正できていないが、直そうとしている感じは伝わってきている、しかし、それを意識して行ってもタイミングが水面と合わない事は、場数と言いたいが、海外のハードウェーブコースでもそれ以外でも、練習場所での個人的なサポートがいない、または信頼関係が無い為にやれないのかもしれない。ピンチになると頭から吹っ飛んで癖が出て、思い出しての繰り返し。そのため実践で四苦八苦してしまう。なんとも、もどかしいモーションが続いてしまった。

女子K1ジュニア 予選Heat1メモ

将来がすごそうな選手としてチェコのLUCIE Nesnidalova選手は素晴らしいモノを見せてくれた。理想を現実にしたレベルになろうとしているため、高度な技術コーチングできるレベルで指導ができる。教える方も楽しいだろう。この先の精度もそうですが、体力増強他などでは、たぶんシニアでも表彰台の常連になるだろうと感じさせてくれました。

インドのJahanvi選手は#2#3と立て続けに不通過そして#6手前の障壁にボートが完璧に乗り上げてしまうという珍事。


※予選成績は以上となります。
準決勝決勝は別記事で。

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