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スプリント練習など選手サポート用エンジン付きボート

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以前筑波大学様にカヌー カヤックに関する競技についての投稿記事をいただきましたが、この内容は「競技への安全対策」をテーマに書かれていました。
その調査の中で、ほとんどの学校はモーターボートを所有しておらず、生徒達が危険な状態になったときの救済方法に難を抱えている傾向がわかりました。

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安全対策にサポートボートをどのように考えたら良いのか

河川や湖面の岸側を漕いでの周回は行えるでしょうが、実際、ボート数が増えてきた場合や、漕艇などが練習していた場合に、かなりやりづらくなってしまいます。
岸で釣りをしている人がいれば、なおさら、スポーツでは無い魚釣りは、釣りのことしか優先できない考え方で、人命がかかった練習を行っていることすらわからないでしょう。
転覆すれば、限界運動で体力が無い人が岸までたどり着かなければならないからです。
岸まで遠ければ、おぼれ死んでしまう可能性もあります。

また季節が寒い時期ならば、強風などの転覆により、低体温症からの大きな危険にさらされてしまうことさえわからない一般の人が果てしないほど多いのです。

モーターボートは高価で予算が無い

しかし、モーターボートは高価でスプリントボートも高価。
パドルなどの用具も高価で、競技人気は激低。
予算が付くわけもありません。

これの対策として、実際にモーターボートである必要はないのです。
船舶としてのボートを購入してしまうと、運転に免許が必要であったり、ボートの船舶検査も必要であったり、保管場所や水難管理など余計な出費を強いられることになるのです。

予算があれば、何の問題もないのですが・・・、限られた予算の場合には、備品購入し、何年かで償却していくしか無いでしょう。

ICFでも救助ボートはモーターボートで無い主催レースも多い。

整備されたレガッタコースといえるのは、日本でも数少ない場所だけで、それ以外で練習している人も多いのが現状です。

整備されていれば、イベント開催時に医者を呼んだり、医務室を貸したり、緊急用車両を待機させたりはできますが、一般練習でそのようなことはできるわけもありません。
せいぜい、近隣の消防署に練習日程を伝え、もしもの時にお願いしておく、または、学校等であれば、地域と相談し、行政と掛け合っての消防見回りコースに加えてもらうなどでしょう。

しかし、事故が発生したときに、連絡したときの状況報告からの手間が減るだけで、駆けつけてくれる時間的なメリットもそれほど感じられないでしょう。
つまり現場で対応することが絶対的に必要な訳なのです。

レース用ボートではレスキューを行うにも、かなり難しいモノがあり、下手をすれば2次災害の危険さえ伴ってしまいます。

実際どのようなもので救助しているのでしょう?
ヨーロッパのスプリントレースでは、このようなボートをつかっている場合もあります。
2017年のビッグレースを例にとってみます。
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選手は限界まで漕いでいますので、腕の力も残っていない場合も多く、これだけの筋肉を持ちながらも、自力でボートに上ることすらできなくなってしまいます。
つまり、浮かんでいる、泳ぐなど、短時間でしか耐えられないのです。
筋肉量が増え体脂肪が減れば、浮かぶこともかなり大変なのです。

だからこそ、迅速な救助が必要なのです。

飛び込んで泳いで助けるなんて事はできるはずもありません。
海やプールの足のつかない場所で、友達を救助する練習や遊びがてらにやったことある人ならわかります。
パニックになっていない、水の環境で連れて行かれるとわかっていても、相手が信頼して身を預けてくれても、
人間を持って泳ぐことなど、相当な訓練をしていなければできるわけが無いことを・・・。

免許不要の条件

免許不要の船舶
平成15年6月から、次の要件の全てを満たすボートは免許が不要です。また、船舶検査を受けなくても操船することができるようになりました。

1. 長さが3メートル未満であるもの(登録長)
※注:「登録長」は、概ね「船の全長×0.9」となります。(なお、船型によって「登録長」の定義が異なりますので、詳細は運輸局等に
ご確認ください。)
2. 推進機関の出力が1.5kw(約2馬力)未満であるもの
3. 直ちにプロペラの回転を停止することができる機構を有する船舶、または、その他のプロペラによる人の身体の傷害を防止する機構を
有する船舶
例)非常停止スイッチ、キルスイッチ、遠心クラッチ、中立ギア、プロペラガード等 →これにより、例えば、上記3の機構を有する
エレキモーター(出力1.5kw未満に限る)のみを使用して3メートル未満の船を利用する場合には、免許は不要になります。

(※1.5kw未満のエレキモーターのみでも船の長さが3メートル以上である場合は免許が必要となります。)

3mという長さは和室6畳の長い壁より30cmぐらい短いサイズ(3.3m)に0.9を掛けるので登録長はそのぐらいを想像してください。
結構大きい。
国土交通省海事http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_mn10_000006.html

ゴムボートに船外機をつける

船舶免許がいらないボートの条件として、

全長×0.9が3M未満のボート 且つ
船外機が2馬力未満のボートは、
全て小型船舶免許・船舶検査不要

となっています。
ゴムボートを購入し、船外機をつけることでレスキューボートを保持することができます。
ゴムボートはインフレータブル式のエア封入式にすれば、移動にも対応しやすくなります。

ボートとそれにつけるエンジンについて

船外機

全国で対応できるメーカーだと、スズキやホンダなどの車や舟を扱っているメーカーのモノのが手に入りやすいでしょう。
例:スズキ DF2
信頼できるメーカーで値段も少しだけお得な設定がされています。
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パワーなど知りたい方はスズキマリンの系列店で試乗会などもできるようです。
それなりにパワーがあるので、大抵の湖ならカバーできるはず。
ボートによりますがソリッド艇に付けた場合二人乗って8km/hぐらいは簡単に出るようです。
サポートのためのボートであって、併走したりするトレーニングコーチ用ボートではありません。

スクリュウタイプなので、必ず救助者の手前でプロペラを止めて水中からの引き上げの練習を行っておきましょう。
自分が転覆しては意味がありませんし、プロペラで怪我をしたら、最悪です。
生徒にも参加してもらい、危険なモノとしての取扱注意を緊張感の中で身につけてもらいましょう。
最大出力  1.49KW (2PS)/5,000rpm

スズキエンジンWEB
http://www1.suzuki.co.jp/marine/df2/

ボート インフレータブル(エア吸入式)

このボートをどのランクにするかで予算がかなり変わります。
50万円ぐらいする本格的なゴムボートから、10万円程度まで色々あるため、サイズを基に、耐久力や乗船人数など色々考慮して選択しなくてはなりません。ゴムボートでも船外機がついていれば船検を受けなければなりません。しかし、上記した、条件であれば、「船検」車でいう車検のようなものを受けなくて済みますので、その説明をしておきます。

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=船検=
船検というモノがあり、一般的なボートはこれを費用を払って受けなければなりませんが、特例があります。
エンジン付き船舶(帆船を含む)

検査が免除される船舶
(検査が必要な船舶)
・長さ12メートル未満の船舶(帆船を含む)であって、以下の要件をすべて満たすもの

(1)定員が3人以下の船舶である
(2)船外機船であって、長さ5メートル未満の船舶の場合にはその出力が3.7キロワット以下、長さ5メートル以上の船舶の場合にはその出力が7.4キロワット以下である
(3)以下に掲げる水域のみを航行する
湖(沼、池を含む)またはダム、せきなどで貯留された水域で50平方キロメートル以下の水域
告示で定める湖、海域
能取湖、屈斜路湖、風蓮湖、洞爺湖、小川原湖、十和田湖、浜名湖、宍道湖、中海、浦ノ内湾、江田島湾、羽地内

・長さ3メ-トル未満であって、エンジンの出力が1.5キロワット未満の小型船舶(いわゆるミニボート)

日本小型船舶検査機構http://www.jci.go.jp/index.html

事故から学ぼう

何年か前、茨城県と千葉県の県境の川で練習していた漕艇の選手数十人が強風にあおられ転覆し、ほとんどの選手が、低体温症で死ぬ直前までになった事故がありました。
そのとき、強化合宿であったのにもかかわらず、レスキュー体制はほとんど行われておらず、自力で川縁へたどり着いた選手ばかりでした。
連盟や合宿だったとしても、知識の無い人たちが集まっていれば生徒達は危険に犯されているのです。
このような、事件を参考に改善するには、サポート体制は万が一の確率であったとしても、それが、生徒達の命を守ったことになれば投資した意味があり、また事故が起こらなければ、リスクマネジメントを評価すべきでしょう。

意味の無いお金では無いと言うことです。

生徒が死んでしまえば、クラブも廃部になるやもしれず、また危険なスポーツの認識だけが強調されてしまうことになれば、今以上に選手が減ってしまいます。
正しいお金の使い方をすれば、衰退に進むことは避ける一つの要因であるため、連盟などの補助などの改善策などどのように行ってるのか日本カヌー連盟のホームページで確認した方が良いでしょう。
この記述が無ければ、単なる補助金詐取をする者の集まりということかもしれませんね。オリンピックに向けて毎年何億もの予算がつけられていますので。

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