2017年6月23日~25日までドイツでカヌーカヤックスラロームのワールドカップ第2戦が行われています。
初日金曜日は予選の日。日本選手の結果の速報です。
出場 日本選手 予選結果
JPN
種目 | 選手名(敬称略) | レース名 | レース結果 順位/出場者数 |
ペナ | 総合点 | トップとの差 |
Canoe Single (C1)
|
Aki YAZAWA 矢澤 亜季 |
予選1 予選2 |
26/43 12/23 |
8 2 |
133.39 133.48 |
+18.17 +17.71 |
Airi YAGI 八木 愛莉 |
予選1 予選2 |
37/43 15/23 |
58 2 |
196.71 138.52 |
+81.49 +22.75 |
|
Kayak (K1)
|
Yutaro SAEKI 佐伯 雄太郎 |
予選1 予選2 |
54/79 35/48 |
4 4 |
109.93 109.41 |
+16.65 +14.57 |
Taku YOSHIDA 吉田 拓 |
予選1 予選2 |
39/79 19/48 |
2 4 |
100.33 101.12 |
+7.05 +6.28 |
|
Kazuya ADACHI 足立 和也 予選通過 |
予選1 予選2 |
32/79 8/48 |
2 4 |
97.79 98.28 |
+4.51 +3.44 |
|
Kayak (K1)
|
Yoshika ITO 伊藤 由佳 |
予選1 予選2 |
50/65 30/45 |
6 0 |
130.69 119.52 |
+27.50 +12.82 |
Yuriko TAKESHITA 竹下 百合子 |
予選1 予選2 |
40/65 39/45 |
4 58 |
117.98 168.24 |
+14.79 +61.54 |
|
Aki YAZAWA 矢澤 亜季 |
予選1 予選2 |
58/65 21/45 |
56 4 |
167.63 114.91 |
+64.44 +8.21 |
|
Canoe Single (C1)
|
Shota SASAKI 佐々木 将汰 |
予選1 予選2 |
39/63 34/43 |
4 56 |
111.94 162.11 |
+12.24 +59.11 |
Takuya HANEDA 羽根田 卓也 予選通過 |
予選1 | 12/63 | 0 | 102.91 | +3.21 | |
高レベル設備の壁
このレースでは、参加国全ての国の中で人工コースを持っていない国では対処できない事は、新たに参加した国などは痛感した事でしょう。
河川のちゃんとしたコースを作ってある国なら、このような人口設定を何度が練習すれば読めてくるものですが、日本の河川コース自体も、国際トップレベルからみたら、かなりグレードダウンしてしまいます。
東京オリンピック直前に葛西にコースができたからといって日本選手が決勝に進めることにはとうてい繋がりません。
人工コースに慣れるまでにかなりの時間を費やすことになります。
もちろん選手として不足した事があらわになり、トレーニング1,2年ではとうてい追いつかないでしょう。
たとえ直進水流を早めて日本チームの弱点を補おうとしても、それはその部分の差を小さくしただけであって、根本的な差を埋めている事にはなりません。
こういうレース自体を見ないJOCやスポーツ庁など、学校教育スポーツからオリンピックへなど本当に頭が動いていない人の戯言にしか感じません。
まず、日本がやらなければならないことは、高レベルと静水を並べたホワイトウォーターパークの建設が必要で、これは河川工事の延長で~(めんどくさいので呼ばれたら説明します。)
海外のヨーロッパ以外の国でこのレベルのスラロームは、カヌー教育のある国の高校生レベル以下の選手がワールドカップに出ているのを見せられているのが残念でなりません。
やはり、スキルによるクラス分けは必要に感じます。
数十年のオリンピックの歴史でも、EU圏以外のスポーツ普及がなされなかったこと自体ICFの戦略ミスであることは間違いありません。
スポーツが国の代理戦争の時代から、エンターテイメントに変わるとは思わなかったのでしょう。
今になっても、初めてカヌーカヤックを始める国があることは、普及のために良いと考えるなら、実際30年後にその結果がでるのでしょう。また想像もしていない、スポーツの見方になっているかもしれませんが・・・。