2017年2月第3週に行われたオーストラリアオープン2017のセミファイナル・ファイナルのゲート設定メモです
コースのゲート設定位置のメモだけ書いています。コース取りやプランについては書きませんのでよろしくです。
スタート
スタートからのロングベロのシュート。エッジを使ったディアゴナルなコース取りから1番へむかうが、かなりスタンディングが続くため、最初から穏やかではない。
1番D、2番D,3番U
最初のシュート手前のトライアングル構成のゲーツ。
シュートを降りながらのバックフェリーへ移行し2番からハイクロスで3番へ。
注意点はシュートを降りているパドルオンサイドポジションからオフサイドへのラダーチェンジ。これが進行方向にあるポールにタッチしてしまわないように確実にこなしたい。
簡単なコースゲート設定解説メモ
4番D,5番D,6番U
4番カレントへの「く」の字切り返し。ウェーブのトップから降りてくる位置のゲートでの姿勢が、タイムを求めるほど厳しいものになってくる。
5番手前のウォールが4番からの姿勢次第でゲート自体が見えづらくなるので、練習時に要チェック。
そのままカレントをトラベルゼしながらの右エディの6番アップに。6番からの立ち上がりのパワーランでタイム差が出るポイント。アクセレーションしながら、やや距離のあるカルティエ7番へ。
8番D,9番
7番を抜けてすぐガクンッと落差のある仕掛け。スタンディングでありながらまたもバックフェリーで抜ける9番へ。相当なパワープレーヤでなければフェリーなしで抜けるのはキツいので、女子ではバックフェリーが基本的に使われる。パドルのスイッチは2番同じ系統。パラレルな10番へ早めに目視確認してのポジション取りが必要。
10番U,11番d
10番を抜けるとスタンディングが続く。ペンリスは水量でかなり高いスタンディングができるので、決勝設定だとボートがはねてしまう。
そして落差のあるシュートを降りすぐ左の高い縁の後ろのエディが完全にスタックしている10番。ここのスラックウォーターがゲートを回ったときの速度を落とさせ11番手前の高いウォーターウォールを難しくさせている。ボートがぶっ飛ばされながらもカレントにとどまるテクニックが必要となる。そうなれば11番をロスオブタイムを減らした通過が可能。
そしてトラベルゼし12番へ
12番D,13番U、14番D,15番D
12番からのクルージングはカレントがディアゴナル。13番アップもカレントにかかる位置のゲート設置となっている。
そこからスタッガーとなりプールへ向かう
16番D,17番D,18番U
16番通過後シュートから大きなプール。平たく水量が強くなったところに長いベロがあり、そのベロの下部に17番が設置されている。
そして、ベロの下にコースブロックが設置されているため流れが急激に変えられる。それを乗りこなしての急旋回な左18番アップ。
そしフィニッシュまで長めのランとなる。
簡単なコース解説です。
さすがカヌー強国のスラローム場は面白く作ってありますね~。