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競技で勧めている規格EN393やISO12402-5とは

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EN1385とか、ISO~とかなんのことでしょうか?
これらは、ヘルメットやPFD(救命胴衣)の国際的な審査基準を満たしているグッズとして、商品メーカーが基準テスト審査に合格している事で、「安全性の高いもの」と言う事を購買者に知らせているのですが、実際規格番号など小さくてどこに書いてあるのかよくわからなかったり、書いてない物も出回っているので、国内海外販売品のガイドをまとめて載せてみます。

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PFDとはパーソナルフローティングデバイスの略で、救命胴衣の事を指しています。
カヤックを始めたい人や競技プレイヤーでより性能の高い物を選びたいときに、どれを選んだらよいのでしょうか?

選手として始めたいなら、最初から規格品を購入しておきたいものですが、なかなか今の時代、装備のガイドが無い為分かりません。

国内商品では、船舶救命胴衣以外の、レクレーション用に向けて販売されている製造品では、ほぼISO規格にのっとった良いものがありません。
海外のプレイヤー人口が多い国では、小さなメーカーでもハイクオリティな商品が日本と同じような価格で販売されています。
どのようなメーカーがあるのかを紹介します。

PFD
ヨーロッパでは一般的な基準のEN393-1993ライフジャケットは50N
これは下記にあるタイプ2または3に該当します。
日本で取り扱っている会社もあります。
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ルールなどでISO12402-5は?

エクストリームスポーツカヤックでは、参加者はこの基準の指定装備品の使用を書面で約束します。

ICF国際カヌー連盟のカヌースラローム競技でも指定されています(ルール19.2.1)
19.2.1
A buoyancy jacket must comply with the current industry standard that is, ISO 12402-5 (Level 50) or any national standard that meets the same requirements and be ICF registered. At a competition the buoyancy jacket’s uplift will be tested using a 6.12 Kg calibrated stainless steel weight or its equivalent in other metals. The buoyancy jacket manufacturer markings and identification must comply with the ISO standard(or equivalent national standard) to allow the control of equipment by ICF Officials. This applies to all sizes of buoyancy jacket regardless of body weight.
Testing process at ICF competitions:
1. The buoyancy jacket must be on the ICF equipment register.
2. The buoyancy jacket must not be modified in any way.
ICF Canoe Slalom Competition Rules28
3. The buoyancy jacket must be ISO 12402-5 ( Level 50 ) (or equivalent national standard) approved and carry the appropriate labeling.
4. The buoyancy jacket must float the 6.12kg calibrated stainless steel weight.
スラロームではPFD,(ライフジャケット、救命胴衣)に「iSO 12402-5」または、相当するその国の安全基準値が表示されている必要があります。6.12kg以上の浮力が必要。
https://www.iso.org/obp/ui/#iso:std:iso:12402:-5:ed-1:v1:en

その国の基準 例オーストラリア

レベル オーストラリアではAS規格となりAS4858となると タイプ
レベル 150  –PFDの新しいレベルで、波のあるところでは必要
レベル 100 – PFD Type 1 と同等 AS 1512—1996。
波のあるところでは最低でもこれ以上のものを使用しよう。
タイプ1
EN 399-1993Lifejackets – 275N(ニュートン)
EN 396-1993Lifejackets – 150N
EN 395-1993Lifejackets – 100N
レベル 50 – PFD Type 2と同等 タイプ2
EN 393-1993Lifejackets – 50N、
AS 1499—1996
レベル 50S (特目的)  – PFD Type 3と同等 タイプ3
EN 393-1993Lifejackets – 50N、
AS 2260—1996

ニュートンは年配の人だとなじんでいない言葉ですが、1ニュートンは約9.8kgf(昔は「キログラム重」と言っていたが1992年から変わりました。今は、公式にニュートン表記以外は使えません。)
なので、ニュートンをキログラムfにするには9.8で割る
50N ÷ 9.8 = 5.1kgf(目安は10で割っちゃう)

ISO取得の意味は?

ISOを取得するのは、商品の製造の手順管理がなされて安心な商品としてだけでなく、企業としても安全などへの意識の高さ(明確化された製造工程)を知らしめているというもの。
分かりやすく言えば、中国でこんな感じだろうと真似て物だけ作る。それを輸入して日本で販売すると、中国の粗悪な商品と言う感じになります。
それが日本企業が指導したらもう少しましな物が出来上がってくる。しかし、どういうものが本当に使われているのか?例えば縫製でちゃんとほつれないように縫えているのか?素材はちゃんとしたものか?さえ表示を信じていいものかのあいまいな物。
だから競技などで使用するには真実性が無いと言う事に繋がります。
・ISO12402-5
http://www.iso.org/iso/catalogue_detail.htm?csnumber=41382

日本のカヌーカヤック装備品取扱い会社

・日本のモンベル社の商品にはこのISOマークの付いたカヤック向けのPFDを見たことがありません。(カタログを見るとレクレーション用だから規格品じゃないみたいな逃げ口上が書かれていた)私も持っているが、この会社の品はそれなり程度。大きくなる会社の商品は大抵、質をおとして利益性が高い。

・日本のTAKASHINA(高階救命器具株式会社)のPFDにはISO規格取得のマークがあるPFD商品(Palm社)がある。

競技プレイヤーやより信頼できるものを使いたい人は、他の会社のカタログにも記載はなかったので、上記の表のメーカーを取り扱っている販売店で見てみましょう。規格はPFDの内側に印刷されていたりする。ヘルメットの後ろまたは内部に規格シールが貼ってあるので、それをチェックしてみましょう。
それにしても、日本の会社のカタログヤWEBにも、大事なこと書いていないね~っ。
知らないのか?それとも客にはわからないよ、今の時代そういう本も出ていないし・・・みたいでガッカリさせられる。


ヘルメット(キャスケット)
EN1385(国基準相当品)は、ICF国際カヌー連盟のカヌースラローム競技でも指定されています(ルール19.2.2)
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安全基準値の指標のある物を使用するのは、流れのある場所では世界の多くの国で進められています。
そして上流エリアのホワイトウォーターゾーンでのプレイは、エアバッグをつける必要があります。
隔壁(ボート内部に浮揚エリアの為に仕切ってボートを浮かばせるための部分)があっても、片側だけの機種が多いので、フロート用エアバッグは必ず前後に入れておきましょう。

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