2016年8月に行われたRIOオリンピック。スラローム競技で合理化されたデザインのレース服がありました。ユニット型の服とはなんでしょう？
今までのレースタイプの服パドリングジャケット（ダウンリバーでは一般でも使う人も多いドライコンボと呼ばれるドライトップ（防水タイプの上着）とスプレイスカート（艇内防水カバー）を一体化させたものがあります。
今回のRIOで見られたのは、さらにPFDもくっつけてしまったたタイプで、PFDが薄い為に外見がスマートな感じになっています。
ブリティッシュカヌーとメーカーがコラボしたレース服だったのです。
GBチームのメダルを取ったこの選手達が着用していました。
K1M 金メダル Joseph Clarke
C2M 銀メダル David Florence ＆ Richard Hounslow
一般に市販されているPFDとの違い
競技規定のPFDは浮力体が４～５ｃｍと厚めなのに対して、このモデルは２ｃｍ以下となっています。これは、パフォーマンス向上の為に動作を優先したデザインとなっています。
そして、この3イン1タイプは長そで、半袖両方のタイプがあり、フリースタイルやサーフカヤックなどをする方にも究極のモデルとしてお勧めできるものなのです。C1,K1対応。
Racer ST
•ジャケット部：SS3 4ウェイストレッチ、内部通気あり ２０ｍ防水、２０ｋｇ水透過率防水
•PFD部：環境に優しい20ミリメートル厚スーパーソフト浮フォーム
•耐荷重のある安全なウェビングボディハーネス
•スカート部：４ｍｍ厚のスプレイデッキ用ネオブレンスカートは追加浮力を持っている。
•EU登録特許出願中のデザイン
•ISO 12402から5認定。 ICF 6.12KG承認。
カラー：黒、青、ライムまたは完全にカスタマイズ可能な色とデザインが利用できます。
サイズ：XS、 S、M、L、XL
コックピットサイズ：スラロームC1タイプ、スラロームK1タイプ、コンポジットタイプ、キーホールタイプ に対応。
現地で3万6000円ぐらい(長袖）半袖は10ポンドぐらい安い。(8月26日為替）
日本発売は不明。
GB連盟の戦略で選手を後押しし、メダルをも獲得させる一因となったこの装備品。
こういう情報もレーサーには必要です。
オリンピック金と銀メダル受賞のパフォーマンス実績をつくっただけに、今後のトレンドとなりそうです。
