2016年7月13日(水)~17日(日)までポーランドのKrakowクラクフやクラコウでICF Junior & U23 Canoe Slalom World Championships ジュニア アンダー23歳カヌーカヤックのスラローム世界選手権大会が行われています。予選の結果が分かったものだけ先に公開します。
・日本参加選手
カテゴリ | 種目 | 選手名(敬称略) | レース | 結果順位/参加 ペナルティ 合計 |
U23 23歳以下 |
男子 カヤック 1人乗り |
佐伯 雄太郎 | K1M予選1 予選2 |
71位/75 ペナ50点 138.62 19位/45 ペナ0点 88.75 |
小島 大地 | K1M予選1 予選2 |
49位/75 ペナ0点 90.84 28位/45 ペナ6点 101.85 |
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山本 嶺 Ryo YAMAMOTO |
K1M予選1 予選2 |
74位/75 ぺナ58点 158.43 41位/45 ペナ62点 152.88 |
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女子カヤック 1人乗り |
三島 廉 | 26 | 14日9:30~K1W予選1 | |
女子カヌー 1人乗り |
八木 愛莉 | C1W予選1 | 26位/39 ペナ4点 129.72 9位/24 ペナ4点 124.52 |
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佐藤 彩乃 | C1W予選1 | 31位/39 ペナ14点 167.99 16位/24 ペナ20点 162.92 |
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ジュニア | 男子カヤック 1人乗り |
瀧口 将矢 | K1M予選1 準決勝 |
30位/79 ペナ4点 99.91 予選通過 |
武藤 裕亮 | K1M予選1 予選2 |
43位/79 ペナ10点 104.99 19位/50 ペナ8点 100.33 |
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森田 涼太 | K1M予選1 予選2 |
49位/79 ペナ8点 109.99 20位/50 ペナ2点 100.70 |
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女子カヤック 1人乗り |
岡﨑 遥海 | 11 | 14日13:00~K1W予選1 | |
福馬 つばさ | 28 | 14日13:00~K1W予選1 |
予選方式 2015ICFスラローム・プログレルール
予選1通過者は予選2のランを行わない。
カヤックK1M-U23 予選1は30名通過、予選2は10名通過
カヌーC1W-U23 予選1は15名通過、予選2は5名通過
U23
カヤック1人乗り男子 全員予選敗退となりました。
カヌー1人乗り女子 全員予選敗退となりました。
ジュニア
カヤック1人乗り男子 予選1は30名通過、予選2は10名通過。
瀧口 将矢選手だけが、今のところ準決勝進出が決定しています。
・ハイレベルなU23スラロームは見どころ満載
U23といえども、世界ではチャンピオンになったり、ワールドカップで何度も優勝したりする選手が幾人もおりますので、トップランキングの選手のレースは面白いものとなっていますが、その分、技術不足な面々にはゲート不通過など多くのペナルティが付加されてしまっている選手も多く見られています。
・コース所感
予選はゲーツ20(5,8,12,15,16,19)U23のシニア大会でも勝てるK1男子だと70秒台中盤~のタイム、ジュニアで82秒~が出る設定。
この辺は基礎なので当たり前な事をきっちりやっていかないと詰まらないペナルティを受けてしまう、体力不足による、集中力欠落と奔雑なパドル動作・・・。コース取りが雑な選手は確実にポールにあたる。慣性位置決めターンぐせのある人も緩い一体感のミスも・・同じ、ゲートを通過する前に次のゲートへ意識が行き過ぎている人も同じ。
うまいゲーツセッティングだと思う。
ここのストリームは一見ストリームなのですが、実は@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@つながりを見極めないと、ボートが進んだと思っても、流れと一緒に乗ってこない。
つまり、ライン取りやターンシーケンス以外に、とても重要なテーマがあって、それも行わないと通常のランにならない。見抜けない世界各地の選手は同じミスを犯している。
・日本選手ラン所感
武藤選手のH2のラン良かったがミドルセクションで体力切れ。ゲート前にもう1発づつコントロールとアクセル用のパドルが入っていなかっただけにもったいない。コース戦略もパワープレイしないスタイルできっちりボートの落とし場所へ持っていくのはいい感じ。MS,BSでは、いらないペナルティだった。でも、このスタイルじゃ上のステージで抜けられない。
森田選手は一生懸命さは伝わってきましたが、雑すぎる。がむしゃらに力の限り出しながらライン取りをしたいようですが、パドルが水の目に入っていない。しかし、周りはこういうスタイルを直しちゃいけない。そのうち成長すれば治るだろう、パワーはもっと出していい。もっと、もっと、もっと出せるようにがんばって。
上記の二人は予選落ちしました。ポイントはコンマ以下の差でほぼ同じですが、別なタイプのプレーヤー。どちらがグレードの高い選手になるかときかれたら、きっかけ次第で森田選手と答えるかも。武藤選手はコンスタントな国内成績は残せる。どちらも指導次第・・・。
それにしても外国人のメンタルの弱さは若年層になるほど目立つね。
全部は見ていませんが、日本選手が映ったものは見ました。ライブ初見で気が付いたものだけ書いています。
14日のレース結果も、ここに追記する予定。
追記:14日のレース結果別記事にしました。