カヌー・カヤックを車に積んで移動するときに、積み込みやすく降ろしやすいような専用のキャリアが販売されています。どんなタイプがあるのでしょう。
外天井に積む
車本体の天井部分に横バーの一般的なキャリアをつけます。
そのバーにアタッチメントをつけることで、積み込みやすくすることができます。
もちろん、バーだけでも積み込むことは可能ですし、実際私もアタッチメントは付けていません。
アタッチメントをつけると何が良いのかというと、ボートの固定度が高いので高速道路の利用でもぐらつきずらいメリットがあります。
ただし、横バー自体が風にあおられた抵抗に耐えられないと、車からバーごと吹っ飛んでしまいますので、くれぐれも天井を意識しながら、安全運転を心がけましょう。
カヌーでは、キャリアをつけずに、クッションだけで積み込めるものもあります。
スーリー社THULE。日本でも販売されているスエーデンのメーカーでカヤックカヌー用のアタッチメントも何種類も出ています。
・U型のブランコ風に動作するタイプ
このU型をボートの底に合わせておくことになります。コックピットは空がわ。
U型をおこして積込みなど行うスタイルです。
・J型ブランコ風に動作するタイプ
Jの文字のような形をしています。これをロックする位置まで起こしてから、横向きにボートを乗せるタイプとなります。
・カヌー ロック型
通常のキャリアにカヌーを乗る面を下側にして載せます。その片側にずれ防止用のロックキットを固定させて、付属のベルトを回して締めるタイプです。
・乗せやすいようにガイド補助するタイプ
ボートを担ぐパワーがない女性や、背の高い車などに、ボートを乗せやすい様にするガイドバー。
自動で載せてくれるわけでも、ワンタッチのわけでもありません。
カヤックを背の高い車に積み込もうとすると、キャリアに乗せられずにバウを当てて乗せようとすると、ボートがずるずるとずれて落ちてしまったりと、危険な状態になる事も有るので、そのために、キャリアに角充てをつけてそれを利用してずれないようにするためのガイド。
・ロックタイプ
薄型のボート向けに使用したほうが良いタイプ。ロックするプロテクターと呼ぶ部分でカヤックをぎりぎりまで挟んで、ワンタッチロックさせる。
もちろん前後を車につないでおくことは必要。
・L型増設可能タイプ
横向きに積み込むことになるL型ですが、このキャリアにボートを止める部分を増やすことで、3艇4艇とキャリア幅まで設置ができる可能性を持っています。
ショップなどのカヤックをまとめて移動する場合数が少ないとこういうタイプに乗せて移動したりする事もあるため、見たことがある人もいるかもしれません。
これ以上の艇数を積む場合はトラックを使う事になります。
TERZO
見た感じではサーフボードや自転車はキャリアがありましたがカヌーカヤック関係は見当たりませんでした。
ベースになるバー
図のベースとなるバーの幅をカタログなどで確認し、安全な幅の広さで取り付ける必要があります。できる限り広めにとった方が安定しますが、ボートのコックピット前後より広い方がいい。
2本でなく3本つければベスト。
カヌーカヤックのデッキ部分が丸みを帯びていなければ、ボート乗り口を下にしたキャリア積みが行えます。
安全のために、ボートの前後それぞれにレッカー用のガイドとグラブループをつなげて固定したほうが良いのです。
詳細はメーカーサイトでご確認ください。
これ以外にも販売しているメーカーがあるかもしれません。
ゴムのロープで留める場合。
トラックなどに使うトラック用のゴムロープをつかいます。経年劣化と紫外線劣化は起きますので、使う前に必ず強度チェックをして切れないか確認しましょう。
私はこれを使っているのですが、ボート自体が軽いので、一周ぐるっと巻いてからバーに固定すると滑らず簡単なので、重宝してます。ホームセンターで売っています。
前後止め用に使うには、金具は付けずに噛ませる大き目のカラビナを取れないように固定することで、車のレッカー用の穴にさくっとワンタッチではめ込むことができて便利。