夏のレジャー用具として、カヌーカヤックを楽しもうと検討している人は多いと思います。
前回、このオルカヤックVSフォールディングカヤックVSリバーボートの準備前の心構え的な比較をしましたが、今回は、スペックについて考えてみたいと思います。
■カヌー型か、カヤック型か?
カヌーは乗員人数が基本2名。カヤックは1人ですが、カヌーも1人用のタイプもありますし、カヤックもタンデム艇(2人)乗りがあります。
カヌーとカヤックでは見た目もそうですが、ややスタイルが、違います。
■フォールディングカヤック
組立て型のボートのことです。
オルカヤックもこのカテゴリーに入るでしょう。
テントのような桟を組み合わせてスキン(周りの化繊布)を張るタイプと、
オルカヤックのようなスキン部分を折り曲げて組み立て、接合してボートにするタイプ。
サイズや価格比較などなど
オルカヤックは日本で2タイプ出ています
フォールディング(組み立て)タイプのボート比較
ボート名 | オルカヤック ビーチ |
オルカヤック ベイ |
ボイジャー 2人乗り |
X-16 2人乗り |
Aerius490 |
スタイル | カヤック 1人乗り |
カヤック 1人乗り |
カヌー系だが ニューリーバーボート |
カヤック タンデム |
カヤック シングル |
価格 消費税込価格 8% |
¥169000 ¥182520 |
¥195000 ¥204750 |
¥235000 ¥253800 |
¥228000 ¥246240 |
定価(税込) ¥568000 |
サイズ | 370cm 71cm |
370cm 63cm |
460cm 77cm |
485cm 66cm |
490cm 72cm |
重量 | 12kg | 12kg | 20kg | 20,9kg | 29kg カーボン23kg |
耐荷重 | 136kg | 290kg | 210kg | 360kg | |
収納したサイズ | 80cm、 30cm 76cm |
81cm 33cm 71cm |
90cm 40cm 33cm |
75cm 38cm 38cm |
以前記事に書きましたが、ちょっと違うタイプの組立て |
その他 | フットブレイスあり | 調節可能なフットブレイス フロート可 スプレーカバー可 |
担げるように作られた収納バッグ | 剛性力を上げた | 軍も利用するほどの信頼力 |
気軽に始めたい人がターゲット
オルカヤックを日本で一番最初に紹介したのは、このカヌーカヤックネットマガジンなのですが、その後テレビなどの海外クラウドファウンディングのニュースで問い合わせがあったり、ネット販売を軸にORUは進行していましたが、日本のモンベル社が代理店になりました。
おしゃれっぽい格好が好きな人向けですね。、おもさも12kgと競技艇並みに軽いので、パドルなどを足しても小学校入学前の子供が肩にぶら下がっているぐらいの重さは、同じフォールディングタイプの中では持って移動する事だけでなく、水上操作においてもメリット感が高い。
オルカヤックの素材自体の紫外線照射の耐久実験結果などの公開は、新しいスタイルのボートだけに、長く使いたい人には必要な情報だと思います。新商品の為に10年後も使えるのかはわからないので、購入時に訊いてみてください。
ボイジャーもモンベル社
青木カヌーのX-16:
見た感じで思うのはボートの底面のエッジがきっちりしているように見えるために、直線走行のしやすさは、初心者でも扱いやすいレベルで、安定性をデザインに入れ込んだ。
内部のフレーム自体の素材の作り方を変えたようで剛性力を上げてしっかりさせ、フォールディングに良くある「ぐにゃぐにゃ」な感じを受けずらいようにしたようです。(初心者ではたぶんわからない)
アオキは良いボートを販売しているが、広告への会社アピールの方法など爺臭いのがおしい。
実際には、フォールディングはソリッド(出来合い)とちがうので、ボートの強さを比べたら虚弱と言わざるを得ませんが、静水面で楽しく遊ぶには十分な強度といえるでしょう。
流れのあるところや、波があるところに行けるかどうかについては、行けるでしょうが、それは下流域であったり、波がほとんど立たない、または波のフェイスが長いようなところなら利用可能といいたいです。
あくまでも組み立て式なので、パワープレイすればボートも弱いし、プレイヤーにそれだけリスクが上がってしまうのです。(そのレベルの人は使わないですが・・・。)
強力最強KLEPPER
以前、日本でKLEPPERをやるよとドイツ系の人から連絡いただきました。
組立てカヤック界最強で、組立のカヌータイプもカヤックタイプもどちらもプロダクトメニューにあります。
この組立てボートの前には、全てのフォールデングカヤックはひれ伏すような存在であることは間違いないと言えるかもしれません。たしかに高級だし、手作りだし、木製フレームの伝統感も伝わるしと、本物の一品、バイクを買う値段とほぼ同じだが、一度本物を見たいと言う人は見学や試乗会もやっているので、問い合わせてみてはいかがでしょう。
難点は日本販売の代表責任者が中国人?のようなので、取引がものすごく怖いと言う方は、(こちらでは一切責任は取らないので、個人でお考えください)個人で海外で買って持ち帰る方法もあります。旅行代金も含めて考える必要があると思いますが、このクラスを買う方なら、お金の事よりも、海外で上手く見つけて購入する冒険心のほうが経験として盛り上がるかもしれませんし、買ったいきさつなども話ネタになるので、100万ぐらい出費しても、買うのから楽しみたいという人は海外購入遠征もありかもしれません。
KLEPPER社のボートはスラローム競技でも昔は使われていました。ホワイトウォーターゾーン用のモデルもあったほど。現在のモデルとはやや違います。ボートより個人の操法のスキルを占める割合が多くなるのがホワイトウォーターゾーンなのです。
=ソリッド タイプ=
ボートが強力で、ツーリングにも行けるモデルや、ダウンリバーもそのうちやってみたいな、と思うなら、ソリッドタイプを選ぶのがベストな選択。
長いボートのツーリーング系シーカヤックともいうモデルの選択や、ダウンリバーモデル、シットオンなど、タイプは様々。
シットオンは人気がありますが、プレイボートでフィッシングなどをしたい方は特にお勧めできます。
釣りよりも、漕ぎたい人にはシットイン(中に座るタイプ)が使いやすいでしょう。
カヌーカヤックでアクティブな方向にのめり込むほど、ソリッド型を使う割合が増えてきます。
それでも保管場所の問題が解決できない場合は、組立型の中から選択するか、艇庫を借りるしかありませんが・・・。
かなり記事が長くなってしまったので、ソリッドタイプはまた次回に・・・。
自然環境でやるスポーツの鉄則は?
ボートは自己責任の世界なので、危険と思ったら自分でやめる、このサイトに書いてあるからやったというのはお門違いなのです。自然の環境の中では、桟が折れたり、スキンが破れたりなどあって当たり前、そのときどうするのかを対応できるレベルが、自分が漕げるエリアを広げていくのです。
スキルが無いうちに、レベルの高い場所へ行けば、厳しいことになってしまうので注意しましょう。
自然を相手にするスポーツは自己責任100%という厳しいものなのです。
買ってほしさに、大丈夫楽しいですよー。とか表っ面のことだけ言わないのが、このカヌーカヤックサイトの親心???。
自分のスキルにあった場所でプレイすれば楽しいのです。
買う前に、試乗会など行くのがグッドなステップ。
または、史上最強ハンドブックを読んで、妄想してみるのはベストですが、読みたい人だけでいいですよジャパン史上最強なので。
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