スプリントも含めてパドリングを行った時に、情報が錯そうして何が正しいのかわからなくなってしまわないために。
Q.先日、ランニングのムービーのランの分析をリアルタイムで表示しているようなものがあったのですが、思っていたのと角度などが違うのです。
これはなんなのでしょうか?
A.ランのスタイルによりますが、一般的にスプリントでの本気で行うパワーランと、俗にながす操法としてイージーランが考えられます。
イージーなものとして、ファートレックのインターバルなどで行うスローな操法は、パドルのアングル自体が低くなります。またロングランのツーリングなどにも利用されたり、サーフスキーなどマラソン系でも使われたりするタイプでしょう。
このイージーな操法は、サポートブックなどに書かれた角度よりかなり低く大抵42度~45度のアングルで漕いでいます。
ランとしてはスピードの出るものではなく、体力温存の操法といえるでしょう。
ムービー自体の背景が無いので環境がわかりませんが、スプリントの本気のランではないことは言えます。
分析ムービーと言っても、アピールだけのマニファクチャーのアイキャッチや興味を引く目的で作られたものなどもありますので、そのようなものに真実性を求めない方が良いと思われます。
このムービーは有名ボート系OOOO社のものですが、ちょっとひどい。正しい理論を知らない人が見たら勘違いしてしまいます。
これとは別に、パドルメーカーのこだわりで、間違った思想をしているメーカーがあります。自分の考えを正当化したいために物理的理論さえでたらめな事を言っているよく知られているメーカーもあるので、うのみにしないほうが良い場合もありますよ。