２０１５年インドネシアのパレンバンで行われているＲＩＯオリンピックの最終出場枠１つをかけた戦いでもある、アジアンチャンピオンシップが１１月４日～おこなわれています。
2015 Asian Canoe Sprint Championships
全く持って不思議な大会で、なんの大会情報さえ発信されていない隠密行動のような大会ですが、なんとか情報を仕入れましたので紹介します。
Ｃ１－５００ｍ 銅 Lim Yuan Yin（シンガポール）
シンガポールではＫ２Ｗｏｍｅｎ２００ｍで２００３年に獲得して以来のメダルとなりました。
リム選手「私はこのような大会でメダルなんて期待して無く、自分自身へのテストだと思って挑戦していただけなのです。」
「多くのワールドクラスの選手達の中では私なんて何のアドバンテージも無い存在でしたのでダビテとゴリテアの神話の物語のように思っていました。」
リム選手のワンチャオナショナルコーチ「私は彼女の堅いレーススタイルに希望を持っていたので１０％ぐらいはチャンスがあると予想していました。」
「メダルを獲得できましたが、これによってシンガポールが世界と戦える希望が湧いてきました。もっと多くの努力をしていかなければならず、アジアで覇権を取れるように頑張っていこうと思う」
「リム選手にはカヌーのテクニックや運動能力をより改善しパフォーマンスを上げれば世界のトップクラスに手が届く可能性をみせたのです。」
オリンピックの予選はシンガポールと大陸の国達とのギャップを縮めたことを見せたリム選手。シンガポールの未来への道は険しいが、より高い位置に目標を持つことができるようになりました。
Ｋ４－５００ｍではジェラルディン・リー、アナベルン、サラ・チェン、シー選手らで４位フィニッシュと決め着実に近年のレベルを維持しています。
翻訳 Ｆｏｃｈｍａｇ．ｃｏｍ
一時的にエデュケーションが無くても個人の素質でこのような選手が出ることは日本の北本選手の時でもそうでしたが、これが国のカヌーの実力と勘違いしてしまっている記事と感じられます。この勘違いを連盟がしてしまうと未来へのドアを開いていないのに、ドアの前で浮かれあがって扉があかないことでがっかりしてしまう（つまりオリンピック出場や世界選手権の決勝に行けない）
シンガポールでは、あらたなコーチなどを探してあらたなステージに進もうとしていますが、今回のイベントはオリンピックに繋がる大会だけに、より強力的な姿勢とＩＣＦとのタッグ関係の強化を見せ、情報の発信などを自国の成績と関係なく手配し予算を使ってほしかった。
