ＩＣＦカヌースラローム競技も全５戦を終えました。
最終的なポイントの割り振りもおこなわれて、今年度のランキングが発表されました。
実際ワールドカップは出場しなければならないわけではないので、強い選手でも出ない場合があります。そのため、前半ポイントを獲得して後半でない選手もいます。もちろん怪我などの都合もあり、また選手によっては出場するための予算を獲得できずに見合わせている場合もあります。
男子カヤック１人乗り部門
World Cup 1, Prague (CZE)、World Cup 2, Krakow (POL)、World Cup 3, Liptovsky Mikulas (SVK)、World Cup 4, La Seu d’Urgell (ESP)、World Cup 5 Final, Pau (FRA)
チャンピオン スロベニア Ｐｅｔｅｒ Ｋａｕｚｅｒ選手
最終戦のＰＡＵのカヤックソロ男子決勝のポイントはものすごかった。
1 5 KAUZER Peter SLO 94.20 2 96.20 0.00
2 17 DOBY Mathieu BEL 96.21 0 96.21 +0.01
3 8 DELFOUR Lucien AUS 96.22 0 96.22 +0.02
4 2 SCHUBERT Sebastian GER 97.16 0 97.16 +0.96
5 20 BERSINGER Thomas ARG 97.39 0 97.39 +1.19
6 28 MOLMENTI Daniele ITA 95.49 2 97.49 +1.29
０．０１ポイント差で優勝したＫａｕｚｅｒ選手だが、１ポイント以内に４名、０，０２ポイントまで３人がいるという前代未聞のタイトすぎるレースでした。
優勝した彼もあまりコメントも無く、３歳になる娘の事ばかり頭にあるようでした。第５戦が終わってもすぐに次のレースの為の準備をするというスケジュールを率先して行っています。
１９８３年９月８日生まれ１７７ｃｍ７０ｋｇ２００５年からインターナショナルなレースで表彰台にコンスタントに乗り、ワールドカップでは優勝８回、世界選手権は優勝２回。上海・ロンドンオリンピック代表選手。３０歳手前がピークと言われていたが、今年強豪をおしのけてランク１位になることができた。まさにタイミングを逃さない男。インタビューで同じ質問ばかりされることでイライラしてしまう。ＲＩＯオリンピックの代表も決定した。ダブルでおめでとう。
第２位Lucien DELFO オーストリア
ワールドカップで総合第２位となったがＲＩＯオリンピックは出場しないという、オリンピックの変なシステムの犠牲者となってしまった。
第３位Ondřej Tunka チェコ
１９９０年９月２９日生まれ、彼もＲＩＯオリンピックに出場しない。
未来を託せるＪＩＲＩ選手が出場することになった。
最終戦はポイント２倍システムです。
