オリンピック選考レースでもあるカヌースラローム今年の世界選手権大会も大詰めになってきました。
女子カヤック１人乗りの準決勝と決勝レースの結果です。
女子 カヤック 一人乗り 準決勝 K1W SEMI-FINAL
表示は準決勝結果。決勝進出は１０位まで。
日本女子選手で唯一準決勝に進んだ矢澤 亜季 やざわあき選手 Aki Yazawaですが、残念ながら決勝へは進めませんでした。
ランを見ましたが、全部すっとんでいるようで、バウラダーや流水面でのランの操法もできていませんでした。予選時たまたま出したパドル操作がそうだったのかも・・・。
RIOオリンピックへの出場権は？
この大会での、カヤック女子一人乗りの選抜基準は国別１５名となっていますので、スペイン、オーストラリア、ドイツ、チェコ、イギリス、スロバキア、ニュージーランド、中国、ブラジル、オーストリア、フランス、ロシア、スロベニア、ポーランド、日本が国別出場権獲得。
そのため順位は２５位の矢澤選手ですが、出場権は獲得となりました。
おめでとう。
女子カヤック１人乗り 決勝 K1W Final
決勝レースは面白いレースだった。いつもは日本人選手を追いかけてみることはまずないので、決勝を見直すとレベルの高いレースと言えるエモーションがあった。
ゲートタッチで表彰台が離れて行ってしまうだけに、タッチの場合の追い込みとセーフティのラインぎりぎりの攻防があり、後半のランナーが現在のトップを脅かせる存在であることがこのショーのシステムの神髄で、それが生きていることが、レースショーを成立させている。ファイナルの初見ラン実況を書きたい気分になった。
地元GB選手３人が決勝に残ったレースで、６番手スタートのKimberley WOODS選手がまさかの１８番不通過となってしまったことでファンがっかりのため息が会場に漏れる。
７番手のKUDEJOVA選手が一気にトップに立つ１０５ポイント想定と思われたが、そこを大きく下回ってきたベストラン。（ポイントが低い方が順位が上）つづく同郷ドイツのFUNK選手も攻めながらもノーペナルティで２位に
期待の声援も大きかったFOX選手は出だしでボートバウがタッチしてしまう。ハードに攻めるも攻めきれず表彰台を逃す。最終ランナーのCHOURRAUT選手もタイムギリギリ表彰台に乗れるかと言うところで１７番ゲートにタッチしてしまった。最終的にベストタイムのKUDEJOVA選手が優勝を獲得したのでした。
右上優勝KUDEJOVA選手、下左銀FUNK選手、下右銅PFEIFER選手
銅メダルのファイファー選手
「準決勝は結構よかったんだけど、決勝はもっといいランをしようと思ってたことができたわ」
「先週ちょっと大変な病気になっていたけど、まさか今回メダルが取れるなんてとってもうれしい。」
「今回とってもハードなレースだったし、コースもハードなコースだったけど、私はこういうハードなコースが好み、ゲートとか色々な事を考えて集中するのが好きなの。」
「今回銅メダルを獲得できたんだけど、ここ２年で２つのメダルを獲得できるなんて自分を誇りに思います。 長く険しい道を貫けば成し遂げられる（こんな感じのことわざ）」
銀メダル獲得のファンク選手
「私が世界選手権のメダルを獲得できたなんて、しんじられないわ」
「本当に、難しいコースだったし、終始集中し続けたの、いくつかのミスはありましたが、ハードにプッシュすることが重要だったけど、中盤に大トラブルがあった」
「コースに出る前にTV中継を見て、他の人のプレイからいくつかのヒントをつかみました」
「今シーズンヨーロッパ選手権で２位だったのですが、今回はキャリア最高の日って言える」
「金と銀と銅それぞれメダルを持っている事はドイツチームにとっても素晴らしい事でしょう、私たちは明日何が起きるのかが明らかになりますし」
「私はオリンピックに行ったことが無いのでそこへ行くことは私の夢で、厳しいものになるでしょうが、私は自分のベストを尽くせると思っています。とにかく明日明らかになるでしょう。」
金メダル獲得のカテリーナ選手
「私は、決勝に出れただけでうれしかった、さらに今、もっと喜びが打ち寄せています。」
「とても難しいコースだったけど、決勝に進んだことで自身に満ち溢れていました、そして完璧だった、５番は注意していたけど失敗は無かった。結果を見てやったと思いました。」
質問省略：翻訳：fochmag.tokyo
