ufockcoach kasen - 山の雨水が海に流れるまでの時間

山の雨水が海に流れるまでの時間

その他 アウトドア
CKNM オリジナル Tシャツ新作続々登場です
title1117pr600px 1 - 山の雨水が海に流れるまでの時間

こちらから→ banner2021cknm - 山の雨水が海に流れるまでの時間 banner2020cknm - 山の雨水が海に流れるまでの時間

カヌーカヤックを河川でプレイしたいが、雨が降っているので、水量がおおく、また、鉄砲水などの恐れもあり、怖くて行けないと考えている人も多いでしょう。
ではいったいどのぐらいの時間で水が移動しているのか考えてみましょう。

pub kanunohon02 - 山の雨水が海に流れるまでの時間

例えば、関東の利根川が一番長い川として有名ですが、いくつかの県をまたがっています。
昨日の大雨で氾濫注意の情報がでて、いつまで続くのかも心配でしょう。

利根川の源流からの下流に向かっていくつかのダムが設置されています。
そこをチェックポイントとして考えてみましょう。

川の流れは上流は狭く急こう配のために早い流れになっています。
大雨になれば水量が増し、通常の川の流れではない場所に広がって進みます。
その時に、地形の弱い場所を削っていきます。また強い川のエネルギーが動かないような大きな石さえも動かしてしまいます。

形状がかわってしまうので、このような大雨の後の川下りを行うには、再調査が必要ですし、ストレーナーが増えていますので、危険度があがります。

土石流など、地盤が弱くなれば、川の流れ以外に川沿いの山々が川に崩れ落ちてきます。
扇状地と呼ばれる山地からの三角に広がる土地では、このような危険ことが起きる可能性のある地域であることは、歴史が物語っています。
tonegawa - 山の雨水が海に流れるまでの時間
大雨時の予想
水上あたりの藤原ダムまで約60km  毎秒4m 約4時間10分
藤原ダム~栗橋浄水場まで約140km 毎秒3m 約13時間
栗橋~銚子まで130km 毎秒2m 約18時間
合計約330km 約35時間(一日半ぐらい)
(川幅が広がるほど流れは遅くなる、毎秒はあくまで想定数値)

何もない状態で一日半かかりますが、水は一気に全て山から流れてきません。森の木や土などに含まれ、時間差で川に辿り着いて来たり、地下水となって川へ湧水として合流したりします。
通用の雨でも3日~7日程度は、近場の川を見ても増水が続いているように感じます。

また、上流では、水が堰き止められていた状態が、何かでいきなり大量の水が発生する場合がありますので、地割れ、強風、地響きや不穏な音がしたら、即座に川から避難しましょう。それでも間に合わないかもしれません。

今回のような大雨の場合は、その後の天気の状態にもよりますが、1週間半程度は様子を見た方が良いでしょう。

先に書いたスカウティングでの地形の形状の変化などによる、流れなどにも注意が必要です。
川へボートを運ぶ道の、ぬかるみやすべり、川の石などの不安定な状態などにも注意しておきましょう。

b3330b31e37ec7263946610dc7db3e9b - 山の雨水が海に流れるまでの時間
puv cknm0012 - 山の雨水が海に流れるまでの時間
canoekayakbooks - 山の雨水が海に流れるまでの時間 banner t note - 山の雨水が海に流れるまでの時間