川の流れ 基本編

岩場の多い川に行くと、白瀬(ホワイトウォーター)があちこちに見ることができます。この白瀬の状態から、川の底の状態を予測することができます。
これを、見極めて安全なルートで川下りをしたり、またこれを利用して、ボート操作量を減らしたり、色々なテクニックを使うことも可能になります。
川の流れの白瀬について、これの簡単な基本的な説明をいたします。
kawasirase - 川の流れ 基本編


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 川の流れが川底の岩に当たった時の、川の表面の状態
 川底に岩があった場合に、水量が多い場合には、岩にあたった水の力よりも流れの干渉が強い場合には、水面は持ち上がらない。
同じ流れの速さであれば、水量が減ったとき、または岩の大きさが水面に近い場合に、流れの表面が盛り上がる。
kawaiwa ooi - 川の流れ 基本編
川の横断面図
 川の水量が減った場合に、岩にぶつかった流れで水面は盛り上がり、流れは反動で盛り上がりの後ろはへこむ。
さらに流れが強くなると、へこみの後ろに波が立つ。
kawaiwa suku - 川の流れ 基本編
川の横断面図
 さらに、波が立った場合に、流れが強い場合には立ち上がった波が高く、崩れ落ち白波となる、
 
kawaiwa naname01 - 川の流れ 基本編
川の横断面図
 川の深さが深くなり、岩の大きさが大きくなって、上記のような現象が起きた時に、水量が多いためにバックウォッシュ(帰り波)が起きる。
・ストッパーアップストリーム
このバックウォッシュまたは下記の弱いホールにはスラローム競技の登りゲート(赤)が設定されている。
kawaiwa naname024 - 川の流れ 基本編
川の断面図
 さらに、深くなり流れの量が強く大きく、岩が大きくなったとき、干渉は大きなものとなり、渦を巻くいわゆるホールができる。
ホールの中心部ほど流れは速くなり岩肌、川底はそれよりも遅くなる。
流れが強くなるほど白瀬は長くなる。
エネルギーの大きいホールに入ってしまうと、カヌーカヤックは抜け出せなくなってしまう。
抜け出せるパワーのホールは格好のカヤッカーの遊び場となっています。
kawaiwa naname035 - 川の流れ 基本編
川の横断面図
上から見た図
直線の川の流れのスピードは、川の中心部は速く、川岸は遅くなる。
カーブしている場合は、カーブの外側が速く、内側は流れが遅い。
 
kawaiwa nagare 02 - 川の流れ 基本編
 右は断面図
流れは水面と川底よりも、中心部が速い。
これを知らないと、川の表面の流れが遅いと思って歩くと足を取られる場合がある。
kawaiwa nagare01 - 川の流れ 基本編

第1弾なので、基本的なものを書きました。
複合消波系のもの(例えば岩で遮られているが、両側から白瀬が合流してしまう場所)は別の機会に書きます。
こうい言う場所にもゲートがついている場合もあります。
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カヌーカヤックジャパン史上最強ハンドブック 126ページ~ に載っています。



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偏光サングラスを使うと、反射した水面などが見やすくなりますので、朝方や夕方の反射だけでなく、昼間にも水面の凸凹が見やすくなるでしょう。
コンタクトをしている方は、紛失防止に役立ちそうです。
ツーリングにはとても便利なグッズですね。
左は水に浮くタイプ。

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