シート周りのフィッティング 競技カヌー編

前回はホワイトウォーター用のカヤックのショートボートについて、フィッティングを書きましたが、今回はカヌーです。かなり色々なやり方があるので、基本的なものについて。


VAJDA系はフォームでポジションを作る方向のようですが、GALASPORTはカーボンでフィッティングをするスタイルもあります。
■VAJDA
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VAJDA系オリンピックメダリストの選手のシート
canoe setteing - シート周りのフィッティング 競技カヌー編・下が前
競技艇の(カナディアンカヌー日本)カヌー艇にはデッキが張られています。密封空間の中での膝立ちを支えるために、腿のあたりをロックするための当てベルトをつけることになります。
あてのベルトは様々で、これ以上のフィッティングをする人もいます。またフリースタイルでは完全にホールドするために膝の先までチューブ型に覆うフィッティングをする人もいます。
こちらのスタイルはスキルが無いと、かなり危険のリスクを伴います。固定型でのリリースが2段階になることは、復帰へのチャンスモーメントを削ることになることもプレイヤーの、心の奥底のどこかでプレッシャになるものと考えられます。
もう一つは、完全固定の為に、サイズが違う人への乗り換えの対応ができないこともあり、個人艇でのものと考えるか、ベルトのロック位置をいくつかできるようにして対応します。
膝をつくので、正座イスのような補助具をつけて姿勢を安定させます。
これのボートへの付け方は別な機会に書こうと思います。
vahda npmodel - シート周りのフィッティング 競技カヌー編


■GALASPORT
トニーエスタンゲメダリストやそのほか幾人かの選手はカーボンスタイル
c1 seat - シート周りのフィッティング 競技カヌー編
セッティングはそのままフィットさせる位置で固定です。
このスタイルのがどう考えても安全です。
カーボンなので足のサイズが太くなったりするとキツキツになります。
とにかく、キャプサイズドリルは必須という事ですね。


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