千葉県浦安で カヌー遭難死亡事故 

2013年2月16日、千葉県浦安市の境川で、カヌーを出艇していた東京都足立区の男性(47)と千葉県浦安市の女性(38)が2艇で河口付近のクラブ艇庫付近から出航した。
当日はカヌー協会の練習が予定されていた。 しかし、強風による悪天候のために中止となっていた。
しかし、二人は中止せずに出艇していたため、同日午前10時ごろ、同市高洲5丁目の境川でカヌーに乗った2人をカヌー協会関係者が目撃し、練習中止になった事を伝えたとの事。
その後、当日午後9時ごろ、浦安市に住む38歳の女性の母親から「娘がカヌーの練習に行くと言って、帰ってこない」と、警察に通報。

千葉県警と千葉県海上保安庁が捜索したところ、翌日2月17日未明、河口から18キロ離れた袖ヶ浦市の岸壁で無人のカヌー2艇発見の連絡。
17日朝、カヌー発見現場より数キロメートル離れた海中より、この2人とみられる遺体が発見された。
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現在身元確認中。
銚子地方気象台によると、2月16日(土)の付近海上には強風波浪注意報が出ていた。


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NHKでもニュースに
=========以上ニュースまとめ=========
冬場の冷たい気温や風、冷水が、どれほど人間の体力を奪ってしまうのか?
今回はカヤッカーだったので救命胴衣(PFD)は着衣していたが、極寒の季節にはPFDではなく、体への保温が大切で、そのPFD下に何を着ていたのかが重要であるが、取材不足で情報不明である

憶測だが、たぶん強風にあおられて転覆し、水につかって極度に冷たく、スカートを外したが低体温症になり、動けなくなって死亡した。心臓麻痺ならスカートは外せないので、前者ではないかと思う。昨年末の千葉茨城漕艇事故も同じように動けなくなったが運よく救助された。
強風では水面に波が高く立つ。もし、転覆した場合に一発ですぐにロールできなかったときには、相当に体が冷えてしまい、高い波で揺さぶられれば起こしてもまた倒されてしまう。波は舟を波と平行にしようとする性質がある。平行になれば、舟は簡単に横転させられてしまう。大きすぎる波では、スケッグを出しても効果がなくなってしまう。海面では、波の高さは自分の座高より高くなり全く自分自身が見えなくなるほど。(揺れの波と高さのある波の角度の違いは前回のラダーの時に簡単に書いてあります。)即座に着脱しても、波が高く舟を起こし乗り込むことは、かなり至難の業になってしまう。
その数十秒で体は完全に体温を奪われ、体は動かなくなってしまう。そうすれば、戻ることは不可能。ボートのヘリにつかまっていることも無理。意識がなくなり。そのまま死亡。そして流され遭難となる。
カヌーとヨットの違いは、船底にバランスバーがついているかどうかと、カヌーでも競技以外のものでは波の荒い地域にはサイドフロートがついているものがある。そのためほぼ転覆しないが、高波過ぎれば転覆してしまう。。
今回のボートの破損を見ると、人が乗っている状態での破損ではない。搭乗者なしで打ち付けられたボートの破損に見える。
スポーツ全体が圧縮された時代になると、残念ながら正しい情報の通達も弱くなる。
いつの時代でも、身勝手で知識のない者はいるもので、どうしても事故につながるケースは多く、今回の事故も協会員が中止連絡を本人にしているのにもかかわらず、出艇していた。

協会の艇庫には、さまざまなカヌーカヤックがあり、パドルも多くの種類があった。
がなんと、遭難したボートはシーカヤックだった。
練習が中止になったので遊び??
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邪魔になると薄着で、自分たちの力量を過大評価していたのだろうか、経験があれば中止できただろう、軽い気持ちで安易に海や川をなめてしまったことが、たいていの原因なのだ。
数か月前に千葉は漕艇での事故を出したばかり、カヌーカヤック協会側がエンジン付きのボートを出して彼らを回収するべきだったのかも知れない。
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きっちりとした手順を踏むべき
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ボートを出す前に、人を集めたら、部屋の中での、ミーティングは絶対にやるべきだろう。安全再確認講習と、本日の練習目的と練習内容等。
適当に集まって、立話して始めたりしていることが常態化しているから、こういう事故が起きてしまうのです。
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ニュースはまだ、不確定
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今回発見されたのは、シーカヤック。シーカヤックレースは基本的には民間のレース以外に行われないため。協会の公式プログラムではないはず。
それを出艇していたということは、練習会が中止になって、遊びのボートを出した可能性がある。
これを練習会と言われてニュースに流されたのでは、協会側の怒りの材料になるだけ。
現在のところ事故以外の部分は憶測ニュースとなってしまっている。
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残念ながら、亡くなってしまった彼らのご冥福を祈りいたします。


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