昨日の事故情報 *1、カヌーという情報は、実は漕艇だった。漕艇選手の全国大会への出場を目されるレベルの選手たちやオリンピック選手であった。
漕艇とは通常のボートを漕ぐ競技で進行方向は背中方面に進んでいく直線レース競技。*2 転覆した艇は18艇も。 あたりまえと言えばあたりまえだが、漕艇選手たちはPFDを身に着けていなかった。漕艇で転覆するのは本当の初心者が、立って乗り込むなど、アホなまねをしない限り普通は転覆しない競技。 |
関係者や選手などの話によると原因は突風によるものらしい。かなり突風が吹き続け、落ちたボートから乗り込みなおすことができなかった模様。ボートにつかまり、岸へたどり着く選手もいたという。しかし何人かはそのまま流されてしまうことになったが、なんとか救出できたことは不幸中の幸いであった。
そして、事故後はやはり、低体温症などに陥って、病院へ治療のために運ばれていた。
ボート協会の指導員がいながらも、この事故が起きたことは、昨今の異常気象についてなにも、考えていなかったことである。ボートなど、自然を相手にするスポーツは天候調査はとても大きな問題であるのは、前回も書いたが、第1歩目に考えて運営していくものであるからです。
ともかく、全員無事であったことが良かった。
この練習会に参加していたオリンピック選手とは、武田選手、1996年のアトランタ五輪以降、5回連続で五輪に出場。ロンドン五輪では男子軽量級ダブルスカル(二人漕ぎ)で12位。
漕艇選手ならば、PFDをつけていなかったことは、一般的なのだろう。昭和後期には、木製の重たいボートだったし(カヌー競技もオープンタイプの立ちこぎ していた)、もちろんその時代にライフジャケットを身に着けている選手はいなかった。なぜなら、ボートは公園のボートに果てしなく似ているもので、直進漕 艇だけに安定感はあり、転覆することなどまずありえないものだからです。
==追記=2013年
平成25年1月9日の千葉県教育委員会議事録の中に、漕艇事故に対する質疑応答ありPDF
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/soumu/iinkai/kekka/h24/documents/24kaigiroku13.pdf
ちなみに、漕艇を英語ではROWING(ローイング)と言います。
漕艇で思い出した、この映画。涙があふれました。
ちなみに、この作品どれをとっても評価が高い。