カヤック走行の邪魔になる外来種とは カヌーカヤック上級者への道

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2025年4月7日国交省によって河川の外来植物のハンドブックが公表されました。
カヌー教育の一環として地域環境を知ることが求められています。国際的なカヤック界の常識ですが、日本ではまだまだ啓発が必要な状態です。指導者が教えるだけで無く、自身で調べることによってカヤック乗船の自然との対話が出来るレベルに繋がることになりますので、カヤック初心者脱却のために知識を知るための道しるべを示しておきます。

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この国交省のツールは、カヤッカーだけでなく、多くの自然環境維持のために活動している方や、ボランティア活動をしているかたなどに、国内の自然環境を守るための、一つのツールとして活用して欲しいというものです。文字は多めですが、難しすぎないようにはなっています。小中学生のかたなどには大人の方が説明してあげた方が良いかもしれません。

特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律というものが約20年前に施行され、そのご注目度も大きくなり、外来生物の駆除活動が広がり、tv番組などにもなっています。現在は外来生物の侵入と定着を50%削減させようという目標が生まれています。
カヤック活動の地域とかぶる「水際」「湿地」「海辺」「礫河原等」などに映える外来草などがハンドブックには記載されています。
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例として「ボタンウキクサ」はウォーターレタスと言われるほど形が似ていますが、葉っぱがちぎれたものであってもそこから増えてしまうクローン型であり、水面一体を覆ってしまいます。その場所は水面下の酸素が欠乏し水生生物の成育に悪影響が出てしまうのです。
水門近くなどにも浮いており、カヌーカヤックの航行を阻害する邪魔な存在にもなります。

この様な外来種の植物が沢山記載されていますので、一度目を通してみて、なんとなくでも知っておきましょう。

駆除活動の取り扱いの注意事項など
・栽培や飼育、枯死していない(⽣きた)状態で運搬しない。
・抜いたり刈り取ったりした場合は、種⼦などが⾶散しないように注意する。
・ 植えたり、種をまいたりしない。

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地域と連携した河川における外来植物対策ハンドブック(案)令和7年度増補版 令和7年4⽉ 国⼟交通省 河川環境課
こちらから https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/kankyo/gairai/pdf/handbook.pdf